すえばしけんのレビュー一覧
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日本と異世界が繋がってしまった世界。かつて異世界を勇者として救った久住晴夏。彼は日本に戻って来てからは平穏と安定を求めて市役所の仕事に就く。それは異世界からやって来た新人冒険者の少女たちのサポート役だった。
異世界ものも円熟の味を呈していますね。様々なパターンが出ているわけで、世界を救った勇者のその後の物語もあれこれとあるわけです。
勇者ともなった身ですから謂わばレベルマックス。はじめから最強。そこで様々な味付けがなされ物語展開となるのですが、ここでは経歴を隠した元勇者が新人冒険者のサポートにつくのです。
若者向け小説の醍醐味は「成長」です。どんどん強くなること。でも主人公は既にゴールに達しているような身。そこで新人冒険者たちを登場させて、彼女らの成長を描くというのが面白いところ。
新人冒険者の3人のそれぞれの過去が、彼女らの行動理念ともなっており、単に色分けしましたというのでないのです。
勇者が悪を倒しました、めでたしめでたしの後の世界にも人が生きている。戦乱によって痛めつけられた世界が復興するのには何が必要なのか。そのために自分ができることは何なのか。戦乱時の価値観がなくなった後、自分の価値はどこにあるのか。日々を生きて行くための糧をどうやって得るのか。彼女らは戦乱後の自分の身の置き方を模索するのです。そしてそのことに疑問を持ったものが動き出す。
ファンタジー作品はそれぞれの「魔法」的なものの扱い(設定)が面白く、ここでも神具の扱いが鍵となりそれが世界観となります。その世界観にもっとどっぷりと浸っていたい、そう思わされる物語でした。
あちこちに物語のタネが散りばめられていました。まだまだこの物語を楽しめそうです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ吸血鬼子ちゃんが怖いです.
1巻で重度のヤンデレだったのは判明してたんだけど
2巻,3巻でそんなそぶりは見せなかったというか
そもそも出番がそんなに無かったから忘れてたけど
着実にヤンデレをこじらせてってたわけですね.
ヤンデレ怖いヤンデレ怖いヤンデレ怖いヤンデレ怖い.
そして最後に熱いお茶が怖い.
今回は今までに出番の少なかったあいつが大活躍?
そして担任の正体とかその嫁とかイロイロ.
今回の話では珍しく天斗が大怪我をしていない.
どういうことですかこれは.
まぁ,別にそれはそれでいいけども.
そこそこ面白かったよ.
不死者子ちゃんが怖いけど. -
Posted by ブクログ
ネタバレ神様たちの調停者?なアパート面々の手伝いをすることになった半天使の少年.
彼は今日も銀の長髪のカツラを被り,黒のロングコートとブーツを纏い
悪をくじくために戦うのだ.
「我こそは《紫電の堕天使》牙龍院煌夜!
邪悪なるイドに心を乗っ取られし,
愚かにして哀れな人間たち,我が浄化の拳を受けるがいい!」
はい,というわけで厨二病になってました(?).
で,今回は戦姫姉妹が大活躍.
そこそこ面白かったよ.
しかしこの牙龍院煌夜は痛いなぁ….
鳳凰院凶真とか魔竜院光牙くらい痛いなぁ….
なんで厨二病キャラって「○○院○○」って名前になるんだろう?
いや,違う場合ももちろんあるんだろうけどなんかこういうネーミングセンスじゃない?
最初の「○○院○○」ってのはなんだろう,と考えたらなぜか
伊集院光が浮かんだんだけど,彼は別に厨二病じゃないよな?
ううむ.
謎だ. -
Posted by ブクログ
新キャラ卯滝唯里登場!!…んが、なんかすごい影が薄い気がした(汗。一応15歳で巨乳で優秀な魔法士…てことらしいが、あんまりそういった「キャラクター」を発揮しておらず残念。月子派なうちにはあまり関係無いけども。一花を追って頑張ってきたという立ち位置的に昔の十郎と重なる部分があるので、そういう意味では重要なキャラかもしれません。初めて実戦を経験して腰が抜ける、現実を知るっていう描写もリアルで良かったけど、まったく役に立ってねぇ!(笑
また一つ、姉・一花に近づく情報をゲット。こりゃ普通に生きてますね。ひょっとしたら十郎と敵対する場面が出てくるかもしれない。十郎一人じゃマルチキャスティング能力に勝てるとは思えないけど、月子他の仲間たちと協力して…っていう流れが何となく見えてしまう。何処で何やってるのかが楽しみです。っつか中東派遣組の8人が全員生きていたとすれば、今回で既に2人出てきているので、姉を除く残り5人とも戦うことになるのかな。皆こぞって現在の社会体制に異を唱えるモノ達ばっかりだから、仲間になってくれる…という期待はかなり薄いのだけども。今回出てきたマクスウェル社が黒幕なのか、他にも色々出てくるのか…。
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Posted by ブクログ
ここ最近読んだラノベの中では一番面白かった。あとがきを先に読むと「年の差カップルを書く」とか書いてあって「ぇぇΣ」とか思ったんだけども、うん、これは年齢的に犯罪だ!(爆 別にえ○ちな事をしてるわけでもなく、一方的にヒロイン(雛咲月子、10代前半、学生)が赴任してきた教師(椎葉十郎、20代、おっさん系)に好かれるって話なんだけども…いや十郎もまんざらでも無いのか。
あらすじは面倒だから裏表紙に書いてるのそのまま。魔法を使える人間”魔法士”が国家財産として保護されている世界。魔法士のエリート機関「内閣府特別対策局」に所属する椎葉十郎は、とある事情で魔法士育成校へ教官として派遣されるが、そこで出会った少女・雛咲月子の扱いに四苦八苦する。そんな中、反魔法主義を掲げるテロ組織が学校を襲撃!十郎は生徒達を守り切ることができるのか!?
何が良いのかってーと、まず主人公である十郎が完璧な人間じゃない部分。性格はもとより、魔法士としての能力も高くない。そんな人がどうしてエリート機関に所属できるようになったのか、様々なエリート魔法士を相手にどうやって戦っていくのか。その辺が凄い熱いわけです。最近大抵の「戦記モノ」ってのは主人公が完璧な人間で、結局最後には主人公が完膚なきまでに悪を叩きのめすパターンが多かったりするけども、こういう「出来損ない」な主人公が自分の能力の中でいかに上手くやっていくかっていう部類の作品の出来は、著者の力量によって最高になるか最低になるか両極端な気がします。その点この作品は良い方向に向いてると思うんですよね。色々困難があっても圧倒的な力でねじ伏せる展開を描くのは簡単なのだ。ガ○ダム種のように。
ヒロインは主人公と違って非常に優秀な女の子です。彼女は能力の問題よりも家庭やクラスメイトといった環境の事情が複雑。それが十郎の出現で少しずつ解消されていく感じ。既にだいぶ成長を遂げてしまったので、次回作でどういった面に焦点が当たるのかは見物だと思います。
そして伏線。十郎の姉はどうなったのか、十郎が今まで真実として受け止めてきた事実が実は嘘だった? そんな描写があちこちに出てきます。あからさまに続編に期待せよ!的な書き方なので、そりゃ期待したくもなるわけですよ。まだ世界観のほんの一部しか描かれていない状況なので、これからどんな形で膨らんでいくのかは楽しみで仕方がありません。