京極しんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ数巻にわたって伏線を張ってきた大祓の回。
オールキャスト総出演で、ノリは最終回。
でも、最終回じゃなかった(笑)
大祓は、なんたってすべての妖を浄化し関係者を消し去るというとんでもない災難。
それを知ったイタチさんが、自分が消えてしまう前に真一になんでもして欲しいことを言ってと涙の訴えをする場面は、こちらもドキドキと泣きそうになった。
いや、もう、イタチさんがかわいすぎるです!(そっち?)
でも決戦場面は、いつもの「ほうかご」らしく、それほど悲壮感もなく、けっこう余裕で見てしまった。
だって、今までもなんとかしてきたしね!
そして、新井さんと奈良山の告白場面。
周りの反応に笑いつつ、な -
Posted by ブクログ
今回でシリーズは終了。もう1回だけ短編集をまとめた本が出るようだが、振り返っても最初の想像に比べれば期待を超えるものだったと思う。正直ガツンと脳に焼きつくようなすごいキャラクタはいなかったと思う。真一の裏がなさすぎる発言も悪く言えば若干の違和感を感じていた。
妖怪など伝承をよく調べているなと感心することは少なくなく、ぬらりひょんの話などは水木先生をディスってるのかと思うほど正確に記述されているのは作品のひとつの魅力だったんだなと今更ながら思う。
最終回にしてはイマイチ大きな盛り上がりはなかったし、なんとなくオチが見えてて、まあまあというところ。とはいえ、しっかり終わらせた内容になってるの -
Posted by ブクログ
第14回電撃小説大賞<大賞>受賞作。人によっては激しく好き嫌いが分かれそうな作品。
妖怪退治物に分類されるだろうけど、従来の作品とは少々趣向が違い登場する妖怪たちに危険性のあるものが少ないという事で武力により押さえつけるのではなく、妖怪が信条としている行為やキーワードをぶつけることによって穏便に解決を図ろうとする手法。一応イタチがそれなりの戦力を有しているもののそれを前面に出しているような印象はない。こういった手法は主人公を天才系にして読者の意表をつくことを狙った作品に見られるような気もするのだが、本作の主人公は凡人タイプなのである意味特殊なタイプの作品ともいえる。
基本的に30~6 -
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