神崎亮平のレビュー一覧

  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う

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    大変わかりやすく、科学に興味を持った高校生あたりが読むとちょうどいいレベル。用語の説明も丁寧。一方、ベテラン教員や少し専門をかじったことのある人には内容が薄い。この本を索引代わりに他の本や論文にあたるといいかも。

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    2023年09月22日
  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う

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    カイコガ(絹の蛾)を使い、脳をシュミレーションする。フェロモンを嗅ぎ付けてたどり着く過程を、1.カイコガが操操縦するロボット、2.カイコガの脳の指令を受け取るサイボーグ、3.カイコガの脳の動きをコンピュータでシュミレーションして動くロボットと進化させながら、脳の働きを研究している。人間の脳の動きをシュミレーションするのはまだまだ、先になるようだが、その先鞭をつけるという意味では意義ある研究だと思う。

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    2014年11月15日
  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う

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    脳をつくるためのデータ収集に昆虫を利用する手法の可能性をテーマとした本。

    実際、カイコガの脳を用いその脳により制御されるロボットを製作した。カイコガの脳を利用した理由はニューロン数が人に比べずっと少ないため。少ないニューロンによりそのしくみを理解する研究を行った。

    カイコガの脳を用いたロボットをサイボーグ昆虫と呼ぶ。サイボーグ昆虫による実際の脳のニューロンの神経活動とつくりあげた神経回路モデルによる神経活動とを比較することにより、サイボーグ昆虫の脳内で起こっている活動の様子がリアルタイムで見えてくると考えているとの事。

    サイボーグ昆虫を製作するため昆虫の脳に伝わる信号として、眼、鼻などの

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    2014年10月20日
  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う

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    「これをサイボーグ昆虫と呼んでいる。」

    カイコガの脳をコンピューターで再構築しようする本。
    フェロモンを追う仕組みを参考に、ニューロンの働きを観察する。

    すべてが機械でできた自立したサイボーグ生物の誕生の日も近いのでは。

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    2014年09月08日
  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う

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    ここでいうサイボーグ昆虫とはカイコガをつかった実験により、昆虫の脳、神経によってロボットを制御するという試みが書かれている。メスのおしりから出ているフェロモンをオスがセンサーにより察知し、そこにたどり着こうとする性質を利用している。100ページほどの本。

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    2019年06月27日
  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う

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    2017年夏に、この本の著者の神崎先生による子供向けのワークショップに息子を参加させた。
    ちょうどその春学校でカイコを飼育したところだったので、カイコを題材とした4時間も予定されたイベントの内容に期待しすぎないように自分を戒めながら参加したら、期待以上の内容だったので、感銘。その場で一緒に紹介された、「昆虫ロボットのゆめ」は既にみてみたけれど、こちらの本も一応読んでみたいかな。

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    2017年09月08日
  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う

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    ネタバレ

    昆虫の脳/神経は人間などよりもシンプルな構造なのだが、本質的には似ている研究対象となる。
    そのシンプルな脳神経から単純な行動の組み合わせにより、昆虫は行動していると考えられて来たが、外部からの刺激によって行動を調整していることも分って来た。この本では実験の道具が紹介されており、
    首を切り離したカイコガを神経に反応するモーターと車輪に取り付けたサイボーグカイコガを作って、実際の羽、足があった際の反応とずれたアウトプットをモーターに送るとそれに合わせて信号を調整し、餌やフェロモンに適切な方向で向かうことが出来る。

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    2014年11月29日
  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う

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    100ページと少しのボリュームなのであっという間に読み終えた。
    正確にいえば、途中の難しいところは飛ばして、ということなのだけれど。

    サイボーグ昆虫が登場するのは最後のほうだけれど、図を見てびっくり。
    まさに、サイボーグ。
    モデルが、カイコガだというのがミソではあるけれど、これはすごい。

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    2014年10月05日
  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う

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    魅惑的なタイトル。岩波科学ライブラリーは当たりが多いからな。楽しみである。



    ところが(って、最近こればっかり)。



    しばらく、虫の環世界(本書では、環境世界と記している)の話が続く。好きな話だが、サイボーグは?

    けれど怒らないし諦めない。なぜって、まえがきで覚悟ができていたから。そして「おそらくみなさんが、まったく考えもしなかった昆虫の話である」と。いつかその話が出てくる。楽しみにページを捲るのである。

    環境世界からフェロモンのしくみ、虫の各種センサーに。ちょっとずつ盛り上がってきた。そしてキタ!「脳をつくってロボットを動かす」。



    数ミリしかない昆虫の脳に電極を刺してニュー

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    2022年06月01日