加藤重広のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前半には 身近に見られる引っかかりを感じる言葉遣いを例にあげながら、どの様に意思疎通の失敗が起こるのかを解説。
後半は筆者の専門領域である語用論に踏み込み、前半の様な誤解が起こる仕組みを、ロゴスとパトス、「空気を読む」などと言われる話者や場の了解事項などの枠組みで捉え直し、どうやって気持ちを害さず言いたいことを的確に伝えられるのかを検討している。
敬語の誤用に対する筆者の立場は非常に大らかで、巷の言語系クイズ番組にも批判的。
ちょっとした言葉のアヤで関係がこじれがちな仕事に携わる者として、誤解や不快感をできる限り回避しようとする、言葉の危機管理の方策は参考になった。