福田卓郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「作者が想定していた本当の仮面ライダーゴースト」
ってことなんでしょう。無理矢理な箇所はあるが、
おおよその設定には説明をつけましたという印象。
前日譚(ガンマ世界の成立過程の詳細)はともかく、
本編にまつわる設定で描写しきれなかった大部分を
小説やVシネマで説明して済まされてしまったのは、
後出しジャンケン感が強くて非常に残念。
ライダーの本編脚本は、販促の都合などがあるから
根幹の重要設定をきちんと描写することを軸に、
その他の設定は「描けたら描く」程度のスタンスで
尺的に無理だった場合はばっさり削ぎ落としても
本編の軸に大きなブレを感じさせない範囲の前振りに
留める判断が必要なのだな -
Posted by ブクログ
“「この人の能力が本物かどうか、確かめてほしいんです」
奈緒子は、パンフレットに書かれている男の肩書きを読み上げた。
「パラサイコロジーアカデミー学長・深見博昭。またインチキヤローですか?」
奈緒子は上田に聞く。それを上田は制し、続けてプロフィールを読むように促した。
「三年前にワタリゴメ」
「渡米」
「ハーバー大学で各員教授を務める傍ら、オオノウセイリガク?」
「大脳生理学」
「心理マナブ?」
「心理学」
「ノリ、ガク」
「法学!わざとだろう!?」
「……の博士号を取得したシンススムーキ…エイッの学者ぁ?」
「新進気鋭の学者!つまり、俺と同じ超一流の知識人というわけだ」
「だから何?」”