南条あやのレビュー一覧

  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    これはなかなかくるものがあるな・・・。
    感情移入してずーんと重くなる感じ。
    なんで自傷行為もオーバードーズもほとんど女性特有なんだろね・・・実は血は大の苦手。
    人生の階段を駆け下りた少女が存在してたことを、忘れないようにしたいね。

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    2011年12月10日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    今、彼女は彼岸の彼方にいるけれども、彼女は一体どんなまなざしで僕のことをみているのかな。この本を読むたびにそんなことを考えている自分がいます。

    この本を最初に読んだのはもう6年近く前のことで、自分がかつて、漂泊していたころのことを思い出すし、内容も内容で、明るくは書いていますけれど、重度のリストカッター。精神科。そして数々のクスリに関する内容…。できればこの本は十代の後半、もっと具体的にいうなれば、高校生のころぐらいに読んでいただく、というのが一番妥当な線ではないか?そんなことを考えながら再読をしていました。

    作者の南条あやさんは、ネットの世界では有名な方だったようで。僕もこの本を読んで

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    2011年12月02日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    2月28日の自殺騒動のときの日記につけられた父親の注釈がひどく残念だった。

    精神疾患の患者が、病状が重いときとかに他人の意見を曲解してしまったり、こちらの話を解ってくれないとかはよくあるし、苦労もそれなりに分かる。腹立たしいときもあるっていうかむかつきます(笑)正直。

    でもあの注釈は彼女を傷つけてる。例え、フィクションが混じっていても、頼っていた父親から突き放された悲しみの叫びは本当だろうし。(うざったく感じながらも、彼女が父親に認められたい、良い関係になりたいと思っているのは日記からもうかがえるし)
    むしろ、あんなふうに注釈をつけてしまえることが、彼女の感じていた絶望のひとつだったんだろ

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    2020年02月07日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    90年代、学生の自傷行為や希死念慮は異常行動だと見なされがちとはいえ 学校にも家庭にも医療福祉、その他諸々あやちゃんを取り巻く大人たち、どこにも回収されなかったのかと思った
    ただ本人は「救われない存在だ」という自覚すら感じてないようだったし、死にたさより生き続ける意味が持てないっていうそんなような気持ちだったのかなー

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    2025年12月14日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    南条あやは私の思春期のバイブルでした。躁鬱診断前にずいぶん昔に読んだのでネットのアーカイブで見ることはできますが本は紛失してしまったので再度購入して読み返してます。南条あやの日記は情緒不安定な10代20代で影響されるものがありました。リストカットやOD、私も30代ですが今なお治っていません。彼女の文才には躁鬱に通じるものがある気がします。自虐やユーモアは躁鬱気質の特徴とも言えます。彼女が躁鬱だったとはわからないけど微かにでも躁鬱を持つ私に通じるものがありました。そして家庭ではアダルトチルドレンのような父親がいる。私の家庭もアダルトチルドレンの父親がいるのでやっぱり異性の親からの精神的影響は強い

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    2025年07月16日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    ただ文面を受け取っただけで、明らかに気分が暗くなるような印象ではない。行間に潜む苦しみが、時に文となって現れたとき、突き刺さるような苦しみを感じた。

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    2024年04月29日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    南条さんはとても聡明な人だと思いました。
    いつも心のどこかに醒めている自分がいて、はしゃいででラリっててもそれをちゃんと見て後で表現しているし。
    心が繊細で傷付きやすくて、自分を甘やかせない、というのはそうだと思います。だらだらした生活をすることと、自分を甘やかすのは違う。
    自分に甘い、というのは図太い人だと思います。わたしもかつてはODの虜だったし、今でも精神科に通っていますが、やっぱりどこか図太いのだろう。
    わかる、というところと、違う、というところ。2歳しか年齢が離れてなかったのも衝撃でした。
    南条さんも高野さんも、自ら死を選ぶ強さと絶望があったのだろうと思いました。

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    2020年03月19日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    なん年ぶりに読んだかな。懐かしい。
    この人に憧れのような気持ちをもったひとたくさんいたんだろうなと思う。

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    2018年06月30日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    書かれた当時の雰囲気が詰っていて、サブカル好きは必見。
    ただ、父親の言い訳じみたズレた文章と香山リカの解説は余計。

    「女子高生南条あや」は「南条あや」にはなれなかったんだなぁと。

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    2016年01月12日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    二十歳の原点と比較されることが多いこの作品。
    二十歳の原点は随分前に読み、今回、ようやく読むことができた。
    二十歳の原点とは180度違う空気感。二十歳の原点が重い息苦しさであれば、こちらは息苦しいからこそ、軽く描くといった感じか。
    軽いノリで描かれているけれど、息苦しい。
    薬の量がどんなものかわからないけど、薬に頼り、どうしようもない今をもがいている感じ。
    そして、途中で入った父親の注釈が苛立つ。南条あやにとっての現実と父親の現実は違うのだ。
    事実でなく、その人の現実が大事なのだ。

    最後の経歴のところで突然婚約者というのが出てきてビックリした。
    日記には出てきてなかったよな?
    ちょっと混乱し

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    2013年02月19日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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    ただの女の子の日記にしか見えないのに、確かな悲しみと、諦めのようなものを感じました。
    生きていく重圧。

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    2011年11月07日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

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     肩書き的にはただの女子高生である彼女の、亡くなる3ヶ月前からの日記。「卒業式まで死にません」というのは、彼女の口癖だったそう。

     私がネットで彼女を知った時は、すでに亡くなった後だった。彼女の文章は、内容とは裏腹にすごく明るい。しかしながら、彼女の心の闇はどんどん増幅するばかりだったのか。人間はどうして、他人と痛みを共有することが下手なのだろう。

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    2011年09月21日