南条あやのレビュー一覧
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メンヘラのバイブルです。自殺してしまうとは思えないほどポップに綴られた日記。
オーバードーズやリストカットなどを繰り返すあたりかなり病んでいたのは事実ですが…。Posted by ブクログ -
すごく良かった。
私も彼女と同じ、学校に通えてなくて、うつになり始めた18歳の頃にこの本を読み始めて、読み終えた今では19歳になってしまったけど、依然としてうつ病で、リストカット癖があって、精神科に通ってて、文章を読んだり日記を書いたりするインターネットと夜更かしが大好きなサブカル系の女の子だ。
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私のことを
私が消えて
私のことを思い出す人は
何人いるのだろう
数えてみた
…
問題は人数じゃなくて
思い出す深さ
そんなことも分からない
私は莫迦
鈍い痛みが
身体中を駆け巡る (P.15)
怖いのです。何にもなれない自分が、情けなくて申し訳なくて五体満足の身体を持て余していて、どうしよう...続きを読むPosted by ブクログ -
大好きな本の仲間入り。
彼女の苦しみ、リスカを楽しみながらするところや、クスリマニア。とても自分に近いと感じました。
あんなに明るく綴っているけれど深い闇を感じる内容。Posted by ブクログ -
好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、私は他人の日常を読むのが好きなので、この手の日記系文章は大好物です。
インターネットがまだ普及していない時代に生きた1人の女子高生、南条あやさん。
彼女が抱える心の闇を、内臓まで絞り出したかのように赤裸々に文章にしてあります。
2005年くらいに初めて読み、何...続きを読むPosted by ブクログ -
私もこの日記を書いた南条あやと同じように、自傷行為をしていた時期がありました。今でもすごく心の支えとなっています。なんとなく行き詰まったと感じた時に、「南条あやだったらどうしてたんだろう。」と考えて読むこともあります。生きることを再確認できる1冊です。Posted by ブクログ
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何度も、何度も読んでいます。
辛いときはこれを読みます。
自分より辛いだろうあやさんが、こんなに明るくがんばっている。
わたしも頑張ろう!と前向きになれる本です。Posted by ブクログ -
この本を知った時は私も人生に絶望していました。
今では、厭世主義を気取っていただけだと思うけど、その時は本気。
文章は読みやすいけど、だからこそ率直な表現力が心に響きました。
今でも私の大切なバイブルです。 -
3年振りに再読。本を丁寧に読み返すことは意外としてこなかったことなのだけど、今の自分にはどうしても必要な言葉たちだと感じての、再読。
ここにはもう一人の自分がいる。この日記を求める人とは密かにそう思っている人がたくさんいるのではないか。わたしもそうだから。だから、南条あやという女の子の痛みを直に感...続きを読むPosted by ブクログ -
学生時代に南条あやの保護室に辿り着いて好きになって買った。
私の中では、辛い時期を一緒に過ごした大切な一冊。
文章の中では明るく振る舞ってるけど、きっとリアルではそんな感じのヒトではなかったんでしょう。
無理をしてるような印象で、そこがとても痛々しい。Posted by ブクログ -
鬱病でリストカッターの少女がweb上に綴った、
彼女が自殺するまでの日記。
開けっぴろげに書かれているようで、本当の事は何も分からない。
そういう意味でとても興味深い。Posted by ブクログ -
ここにいるのは、特別な女の子ではありません。
もしかしたら自分だったかもしれない「もう一人のあなた」です。渋谷、ゲーセン、援交、カラオケ――。青春を謳歌しているイマドキの女子高生かと思いきや、実は重度のリストカット症候群にしてクスリマニア。
行間から溢れ出る孤独と憂鬱の叫びが、あなたの耳には届くでし...続きを読むPosted by ブクログ -
自分と共感するものが多すぎてびっくりした
自分もこういう気持ちになる!って思うことがあまりにも多すぎて、共感の意味で涙が止まらなかった
自分は今何とか生き長らえてはいるけれど、そんな自分と彼女との違いは一体なんだろうって考えてたPosted by ブクログ -
自身の体調が万全の時でないと、読む事はお勧めしません。ネット上でかなり有名人だった南条あやのブログをまとめた本です。ブログなので口調もかなり砕けているし、赤裸々に書かれています。リストカットを止めてくれた友達もいたし、結婚を約束している彼氏もいたのに、何で死ぬという選択肢を選んでしまったの?周りに助...続きを読むPosted by ブクログ
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はるか昔に読み終わった文庫です。24歳で精神科に通うようになって、仕事を休職して実家に帰った時、本屋で平積みにされているのを見て何かビビッと来て即買いしたものです。本能的にこの本は帰省先の親に見られてはいけないと思い本屋で「カバーをお願いします。」と言った本でもあります。
この作者、学年こそひとつ...続きを読むPosted by ブクログ -
リストカット(自傷行為)と精神安定剤の大量摂取を繰り返す女子高生あやちゃんがまだネット社会がもっと小さなコミュニティーだった頃に書いた日記の一部。ネットであやちゃんの日記はほとんど読みつくしました。本になっているところより、本になってない部分の方がおもしろかったりもします。女子高生に山のように精神の...続きを読むPosted by ブクログ
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リストカッター、向精神薬依存症、18歳で自殺したとされる南条あやの死に至る4ヶ月間の日記。
高校3年時に町田あかね(薬事ライター)のウェブサイト「町田あかねのおクスリ研究所」の「精神病と向精神薬に関する体験談募集」にメールを送ったところ、その文才が評価され、1998年5月28日〜1999年3月17日...続きを読むPosted by ブクログ -
軽快な文章で読みやすくて、文章を仕事にしていたら人気でたのではないかな。
年末くらいの日記には、良い方向に向かっている、と書いているのだけど。イヤイヤイヤ、お姉さん。年明けから服薬量がすごいことになってるからー。
この人の文章をもっと読みたかったです。
最後の日記も軽快な文章のまま。ぶっつり...続きを読むPosted by ブクログ -
リストカッターの女子高生・南条あやさんが死ぬまでの3ヶ月間、ネットに公開された日記を書籍化したものです~。
『女子高生』っていうから、もっとチャラチャラしてて「なんか生きていくのが嫌になっちゃった~」的な文なのかと思ったらドッコイ。
かなりちゃんとした文章書いてます。
内容は、「何の薬を飲んでどん...続きを読むPosted by ブクログ -
明るいようでいて、その裏側に秘められた様々な葛藤や感情。一見するととてもポップなのにそこに描かれているのは、向精神薬への執着心であったり、親とうまくいかないもどかしさだったり…。
不安定な女の子の心情が痛いぐらい、そこでは生きています。
高校生のころに何度もこれを読み返しては、宝物みたいに持ち歩...続きを読むPosted by ブクログ