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  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─
    4.0
    1巻693円 (税込)
    初めて手首を切ったのは、中学一年のときでした――。渋谷、ゲーセン、援交、カラオケ。青春を謳歌しているイマドキの女子高生かと思いきや、実は重度のリストカット症候群にしてクスリマニアだった南条あやの死に至るまでの三ヶ月間の日記。行間から孤独と憂鬱の叫びが溢れ出る、同じ悩みを抱える十代のバイブル書。

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ユーザーレビュー

  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

    匿名

    購入済み

    マイバイブル

    この本と出会ったのは中学生の時でした。
    鬱々とした内容なはずなのにポップに書かれていてすぐに読み終えたのを覚えてます。
    あたしもリストカットをしてて共感できることも多くて。
    手元に紙の本を置いているのですがさっと読みたい時に読めるようにと電子の方も購入しました。
    きっと誰かの救いになる本だと思うので気になる方は読んでみていただけたら嬉しいです。

    #タメになる #切ない #笑える

    0
    2024年09月29日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

    Posted by ブクログ

    すごく良かった。
    私も彼女と同じ、学校に通えてなくて、うつになり始めた18歳の頃にこの本を読み始めて、読み終えた今では19歳になってしまったけど、依然としてうつ病で、リストカット癖があって、精神科に通ってて、文章を読んだり日記を書いたりするインターネットと夜更かしが大好きなサブカル系の女の子だ。

    彼女はそこにいた。まるで友達みたいに。

    読み始めたときは彼女の自傷と自嘲がとにかく悲しくて、なんて痛々しいんだろうと思って胸が苦しかったけど、合間合間に挟まれるユニークな言い回しと普通の女の子の日常にそれらの毒々しさが飲み込まれていってスルスル読んでしまう、過激ながらも楽しい文章だった。
    本筋とは

    0
    2024年02月23日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

    Posted by ブクログ

    私のことを
    私が消えて
    私のことを思い出す人は
    何人いるのだろう
    数えてみた

    問題は人数じゃなくて
    思い出す深さ
    そんなことも分からない
    私は莫迦
    鈍い痛みが
    身体中を駆け巡る (P.15)
    怖いのです。何にもなれない自分が、情けなくて申し訳なくて五体満足の身体を持て余していて、どうしようもない存在だということに気付いて存在価値が分からなくなりました。ー所属する何かがないと、私はダメになってしまうようです。(P.298)
    手首を切ったり、薬を飲んで自分を保っていたあやさん。それが彼女の生きやすさであり、ステータスであったのかもしれない。誰かに見捨てられる、見放されることに恐怖を感じ

    0
    2023年06月13日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

    Posted by ブクログ

    大好きな本の仲間入り。
    彼女の苦しみ、リスカを楽しみながらするところや、クスリマニア。とても自分に近いと感じました。
    あんなに明るく綴っているけれど深い闇を感じる内容。

    0
    2022年08月24日
  • 卒業式まで死にません─女子高生南条あやの日記─

    Posted by ブクログ

    好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、私は他人の日常を読むのが好きなので、この手の日記系文章は大好物です。
    インターネットがまだ普及していない時代に生きた1人の女子高生、南条あやさん。
    彼女が抱える心の闇を、内臓まで絞り出したかのように赤裸々に文章にしてあります。

    2005年くらいに初めて読み、何十回と読み返している本作品。大好きです。

    ※メンタルヘルスに理解のない方は読まないほうがいいかもしれません。

    0
    2021年06月11日

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