渡辺俊介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミスターサブマリン、渡辺俊介のアンダースロー論。
個人的にアンダースローのピッチャーが好きなので、面白そうだなと
何となく手にとって読んでみたけど凄く良かった。
はぁ~とかへぇ~とか思わず頷いてしまう(私は投げれないけど)
地上スレスレで投げる球とか、あのフォームってすごく独特で
思わず惚れ惚れしてしまう。何故かは分からないけども。
中学生の頃、途中でピッチングフォームを変えて
その後もすっごい苦労してるのに弱音も吐かず。
色んな人にも意見をもらいに行き、学ぶ姿勢が素晴らしいなと心から思う。
まさに球界の「ミスターサブマリン」
今もアンダースローの投手はもちろんいるけど
やっぱり希少だと思うの -
Posted by ブクログ
4年くらい前に読んだ本を,久しぶりに手にとったので再読.
かなり赤裸々に2006年当時の渡辺俊介の投球ノウハウが凝縮されていて面白い.ストレートを投げるときの握りを外角と内角で替えるとか,体重移動のエッセンスとか,かなり詳細に書かれている.
この本が出版されたのが2006年.当時の渡辺俊介,30歳.38歳となる2014年からは米球界に挑戦するわけだが,今の彼の野球観も気になるところ.特に,当時は先発の柱として活躍しており,本書では先発投手としての調整について書かれているが,中継ぎ投手となった渡辺俊介は何に悩み,どう対応しているのか,とか書かれた「続・アンダースロー論」が出来たとしたら,かなり面 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
なぜ、90キロのボールが打てないのか?
世界一低いから可能な常識を覆す投球論。
[ 目次 ]
第1章 本格派から技巧派への決断―スピードへのこだわりが消えた日
第2章 アンダースローの技術―「前後の距離感」で打者を翻弄する
第3章 勝つための工夫と実践―最高の投球をするため、実践していること
第4章 WBCで経験した世界の野球―アンダースローだから、あの場所にいられた
第5章 プロ野球・投手の葛藤―シーズンを通して続く、試行錯誤の追求
第6章 アンダースロー・渡辺俊介ができるまで―幸運な出会い、多くの恩人によっていまの僕がある
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆ -
Posted by ブクログ
アンダースロー渡辺俊介の書いた本。現役選手がこれだけ書くのは珍しい気がしますが、その分彼の実直な性格が伝わってきてファンになりました。
話としては彼が意識しているプロとして生きていくために大切にしていること、と貴重な存在のアンダースローの投手としてのあり方が書かれてあり、貴重な存在でプロの本人の声が聞けるというのは価値があると思います。
実際、他の本では知れない「アンダースローの投手とはこういうものなんか」というのが伝わってきました。あと結構みんなぶっちゃけた関係者や他の選手のインタビューも良かったです。
本当にプロになるなんて考えられないような選手がアンダースローであったことからプロになった -
Posted by ブクログ
★技術は面白い。かけひきにもうひと味を★アンダースローのボールの握り方が通常と異なることに感心したが、それに確信を持てたのがプロに入って先輩に確認した3年目だったというのにさらに驚いた。それほどまでにアンダースローには基本マニュアルが整備されていないのか。打者との勝負はタイミングをずらせるかがカギで、そのために半身の姿勢を保ったまま打者に近付く体重異動を強調する。読んでいると思わず自分の身体で試してしまう。意外に打たれないハンカチ王子もその類いか。打者との心理面のかけひきをもう少し深く彫ってくれるとさらに読みごたえがある。もう少し時間がかかるか。