瀬川松子のレビュー一覧

  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    中学受験の失敗学 志望校全滅には理由(わけ)がある
    瀬川松子氏による著作。
    2008年11月20日初版第1刷発行。
    著者は1977年東京生まれ。
    お茶の水女子大学大学院博士後期課程に在籍中(専門は社会学ではない)。
    1990年代より、四谷大塚系列の塾で中学受験生を指導。
    その後、複数の家庭教師会社に登録し、多くの中学受験家庭に派遣されるが、
    過剰な利益追求への疑問から、現在は個人で活動している。
    『中学受験の失敗学』(光文社新書、2008年)では、
    中学受験に取り憑かれ、暴走の末疲れ果てる親を 「ツカレ親」と名付け、大きな反響を呼んだ。尊敬する人は正岡子規。

    著者は恐らく大学院後期課程は既に

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    2023年06月13日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    私立中高一貫校の人気は相変わらず高く、中学受験の本や雑誌を読むと、成績の良い子は進学校に、そうでない子も「お買い得校」や「バリュー校」に入れないと損と思ってしまう。
    そういう思いに取り付かれて、なりふり構わない親の振る舞いの事例を多く見聞きしてきた著者が、親の意気込みとは裏腹に不合格の山を築く原因を解き明かしてくれる。
    ここで紹介された貴重な失敗例を他山の石とする保護者が一人でも多く出ることを祈りたい。
    著者は、この分野に関して「亡国の中学受験」も上梓しており、切り口は異なるが、もっと中学受験を客観的に、冷静に考えようという視点で共通しており、何よりも、どちらも非常に面白かった。

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    2015年07月27日
  • 亡国の中学受験~公立不信ビジネスの実態~

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    中学受験ブームは、少子化を生き残るために私立学校と受験塾が手を組んだプロパガンダによるものであり、ゆとり教育やいじめ問題をことさらに取り上げて親の不安をあおったり、データをゆがめて比較対象とならない部分で公立と私立を比較するなど不当表示まがいであるので、その点をよくよく注意して、子供を私立中高一貫校に入れれば安心といった誤解をしないよう親もよく考えるべし、という内容の本。
    著者がかつて受験産業の内側にいたこともあり、極めて説得力がある。塾と学校に高い授業料を払うのだから、本当に気をつけないと。ただ、情報の非対称性があって、どれだけ注意できるか、気付けるかは分からないが。

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    2015年07月25日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    自分も中学受験をした身ですが、うちの親はこの本でいう「ツカレ親」の正反対だったなぁと今更ながら感謝しました。ツカレ親のエピソードを読むだけでもネタになって面白いので、中学受験とは無縁の人も楽しく読めると思います。私自身家庭教師や塾講師をしたことがあるのでなんとなく分かりますが、この筆者の言っていることは実際ほとんど正しいと思います。

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    2010年09月02日
  • 亡国の中学受験~公立不信ビジネスの実態~

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    10年以上前から受験業界はさほど変わっていないのだなと感じさせられました。一方で過剰な競争や受験を煽ることに対してこうした警鐘を鳴らすような本があることも知れて良かったです。
    子供は投資の対象ではない。この事は自分の胸にも刻んでおきたいです。

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    2025年05月15日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    中学受験をすすめるにあたり、親が陥るトラップについて書かれた、ある意味警鐘本である。

    受験の主体はあくまで子供。それ自体は当り前ではあるが、親の考え違いや見栄などが入ってくると途端におかしくなり、誰も幸せにならない結果が待ち受けている。

    また、塾などを「産業」としてとらえた時の見方などもあり、やはり親としてはある程度必要な知識なのではないかと思う。

    中学受験を考えている場合、結果として不幸にならないためにも読んでおくことを強くお勧めしたい。

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    2020年01月18日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    中学受験の負の部分に目を当てた良書。

    私立中学も塾も当然ながらビジネスでやっているので、ビジネス=悪ではないものの、売上を上げるためには、必要以上に講座を取らせようとすることもある。

    問題は、親がそれが本当に必要なのか、単に保険のセールストークなのかを見抜けないこと。

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    2018年10月12日
  • 亡国の中学受験~公立不信ビジネスの実態~

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    塾はビジネス、私立学校だってビジネス、という当たり前のことを忘れないようにしようという教訓は得られるものの、序盤はあまり面白くなく、これは前著のほうが良かったなぁと思っていたのだが、最後の数章が素晴らしかった。

    本当に理解するということはどういうことか、勉強を作業だと思って無駄な時間を使っていないか、というのは、まさにその通り。だけど、多くの子供たちはそういう勉強をしているのではないだろうか?

    (108)

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    2018年10月12日
  • 亡国の中学受験~公立不信ビジネスの実態~

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    前著「中学受験の失敗学」が面白かったので手に取りました。1.8歳児を持つものですが、マイノリティな側の意見として受験という本質を自分なりの解を出すために非常に参考になりました。特に塾はわんこそばのようにカリキュラムを進める一方、子供が基礎ができていない場合は一向にその後の講座が分からなくなる「つまづきの飽和」は頷くこと多かったです。塾も私学もビジネス面でアクションを進めることはある意味当然であり、色々な事情を知った上で最適解を模索続けなければならなさそうです。

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    2013年06月22日
  • 亡国の中学受験~公立不信ビジネスの実態~

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    加熱するブームとその裏にある公立不信についての本。

    今の公立学校の不信ならば、猫も杓子も私立が良いというわけでもなく、やはり中堅校以上でないと期待ほどの効果はないのだろうか。

    ともあれ、今の受験はブーム、ゲーム感覚になりすぎている感じはある。そのあたりはもう少し冷静に考えたりするべきだと思うのだが。

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    2013年04月25日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    中学受験経験者で、かつ塾講師をしていた身としては、実に面白い。わかる人にはわかる、「あるあるネタ」。

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    2013年08月14日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    [ 内容 ]
    受験雑誌に載らない、塾も教えてくれない裏事情。
    中高一貫校への幻想、無謀な学習計画、無理な目標設定…。
    失敗例から学ぶ合格のコツ。

    [ 目次 ]
    序にかえて 情報のかたよりが「ツカレ親」を生む
    第1章 止まらないツカレ親の暴走―驚愕エピソード集(「指定日までに、娘の成績上げといて」― 丸投げ&恫喝の恐怖;「子どもの暗記にまで責任持つのが塾の仕事でしょ?」―自習時間ゼロは当たり前?;「どうにかして合格に変えてもらえないんですか?」―裏口入学志願者ここにあり ほか)
    第2章 ツカレ親を分析する(ツカレ親とは;中学受験の目的がおかしい;学力をめぐる誤解 ほか)
    第3章 対策編―志望校

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    2011年04月10日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    家庭教師を長く体験した著者が、中学受験に間違った臨み方をしてしまっている「ツカレ親」の実例を紹介した体験記。具体的で読みやすい、単にインパクトのあるものを集めて呆れ笑ってやろうという趣旨ではなく、誰しもが心に留めておくべき意識・或いは行動を促すための書と感じた。

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    2011年04月02日
  • 亡国の中学受験~公立不信ビジネスの実態~

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    周りでも中学受験をする子供がいるが、何を目的にして受験するかがわかっている子供は少ない感じがある。昨今の中学受験ブームが公立不安を煽り、受験を勧める業者側の都合もあるのだとこの本から読み取れた。
    何が本当に子供たちのためになるのか、親が踊らされずに本気で考える必要があることも教えられた。

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    2010年05月04日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    結構攻めた本。書いて大丈夫なのかってところまで踏み込んでる。

    まあ、自分の成功(失敗)体験と子供の経験は別っていう当たり前の前提を忘れないのが大事よね。

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    2023年06月26日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    受験産業はあくまでもサービス業であり、教育者ではないということを認識すべきである。受験塾や家庭教師の中に、「この人は教育者だ」と思える片鱗があるかどうか、塾講師や家庭教師をそのような視点で見ていきたいと思う。全ては家庭が主体であり、決して塾や家庭教師におんぶにだっこになってはならない、依存することや妄信することが失敗の原因になる。特定の塾講師や家庭教師一人の意見を妄信することも危険。複数の意見を総合的に判断して家庭で賢く決断していくことも大事。塾を選ぶこと、塾講師を選ぶこと、家庭教師を選ぶこと、全て親の判断にかかっている。子どもを勉強させることよりも何よりも、お世話になる先生を命がけで探すこと

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    2021年11月09日
  • 亡国の中学受験~公立不信ビジネスの実態~

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    2013年6月20日
    "どうしたって優劣がつくことを目標に掲げながら、過剰な親の期待に警笛を鳴らし、無条件の肯定による子どもの自尊感情の育成を促すところに、最初から無理があるんじゃないのか?"

    "子どもの成績を伸ばすためにいくら「褒め」ても、子どもの自尊感情は育たず、むしろそんな親の「本当の期待」や「コントロール欲」を見抜かれてしまい、自尊感情とは逆の感情が育ってしまう。"

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    2022年05月19日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    「ほ、ほんまにこんな親いるんかいな」
    というオモシロバカ親カタログとして楽しめる。まあかわいそうなのは子供である。

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    2017年02月16日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    少子化とはいえ、中学受験は過熱する一方のようです。首都圏では、競争もさぞや激しいのでしょう。ただし中には、子どもの学力に見合わない志望校を掲げ、塾や家庭教師に費やした時間が勉強した時間だと勘違いのもと、どこまでも暴走を続けてしまう「ツカレ親」がいます。本書はそんなツカレ親に警鐘をならし、子どもの幸福には様々な選択肢があることを伝えたい本だと思いました。
    小学高学年ともなるとそれまでに獲得した語彙や知識にはかなりの個人差が現れてきます。歴史や国際情勢に関する知識、ことわざや四字熟語など「教養」と呼ぶべき知識を身につけている子どもとそうでない子どもの間には歴然とした差が生じます。こうした教養の差は

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    2014年08月20日
  • 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~

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    現役家庭教師による問題提起。塾に行った時間=学習ではない、は塾が隠しておきたい事実だろう。その他、低偏差値から大逆転で合格,のからくりなど、身もふたもない話が多く書かれていた。私は『プレジデントファミリー』を読んで参考にしていたが、中学受験は不合格者の方が多く、こちらの方が現実だとあらためて認識した。

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    2014年04月19日