河本敏浩のレビュー一覧

  • 名ばかり大学生~日本型教育制度の終焉~

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    [ 内容 ]
    21世紀の大学生は、70年代の暴走族レベル?
    入試問題や教育関連の統計データの分析から、新たな視点で教育問題に対する処方箋を提示する。

    [ 目次 ]
    1章 学力は本当に低下しているのか?(学力の現状;大学生の増員と少子化;二一世紀の大学生は、七〇年代の暴走族レベル;定員を絞ればいい?)
    2章 競争の激化は何をもたらすか(狭き門の問題;管理教育;荒れる女子高生;いびつな競争のかたち)
    3章 「学ぶ意欲」を奪うシステム(受験の現代史;絶望的な学力格差)
    4章 学力日本一・秋田の大学進学実績はなぜ伸びないのか?(秋田は成功事例なのか;勉強をやめる高校生;難しい試験の意義は?;奇妙な論

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    2011年04月12日
  • 名ばかり大学生~日本型教育制度の終焉~

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    タイトルを見たときに、近頃の大学生を嘆き、大学までの教育
    (小、中、高)について批判する本なのかと思いました。

    しかし、筆者は大学や社会の変化に名ばかり大学生を生む原因があるとし、大学入試制度が変われば、高校、中学、小学校などが変わっていくとしています。

    ちょっと言いすぎだな~と思う部分もありますが、勉強になりました。

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    2011年03月24日
  • 名ばかり大学生~日本型教育制度の終焉~

    Posted by ブクログ

    現代の大学を取り巻く問題についての本。

    日本の上位大学は確かに入るのに比べて出るのは楽に感じる。

    下位大学は入るのも出るのも楽らしい。

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    2010年02月20日
  • 名ばかり大学生~日本型教育制度の終焉~

    Posted by ブクログ

    今まで読んできた「学力低下」関連本とは異なる視点。

    日本の大学は、入るのが一番難しく、中での勉強と出るのは簡単、という統計データは見たことがあるが、これを人口の変化や女子進学率の上昇などと組みあわせて、大学の入試制度と大学教育の問題だと論じている。

    大学関係者からは反論もあるだろうが、考え方としては非常に参考になった。

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    2010年01月11日