山野良一のレビュー一覧

  • 子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会におよぶ諸影響~
    一定程度の所得の底上げをすれば、所得による子どもの学力の差を減らすことができるという指摘が興味深かった。長期的な目で見れば、教育をはじめとした子どもの生活環境を整えることが国にとって大きな利益になり、怠れば損失を招くことは自明の理。ましてや資源の乏しい日本にとって人材が全てといっても過言ではないだろ...続きを読む
  • 子どもの人権をまもるために
    子どもの人権をまもるというテーマに沿って……かな? けっこうそうそうたる人々が稿を寄せている。宮田雄吾(大阪共立病院・大村椿の森学園)、山野良一(名寄市立大学・専門社会調査士)、駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表)、仁藤夢乃(一般社団法人Colabo代表)、熊谷晋一郎(東京大学・当事者研究)、...続きを読む
  • 子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会におよぶ諸影響~
    こういう話題なのに「可哀想な子ども」の描写は控えめでたまに効果的に使われているだけ。統計データをとにかく多用して、主張をきっちり裏打ちしています。
    漏斗の底という表現が印象的でした。
  • 子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会におよぶ諸影響~
     最新の本じゃないから、目新しいものはあまりなかった。でも、貧困が子どもに与える影響の深刻さを改めて実感した。引用される話の中には、信じられないようなひどいものもある。貧困は子どもの未来に影を落とす。子どもに全く責任はないのに…。
  • 子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会におよぶ諸影響~
    自分が似たような環境だっただけに共感できた一冊だった。

    デフレスパイラルというか、
    どうしても世代間で連鎖しがちな問題なだけに、ぜひこの書に当てはまる人々に読んでもらってその事実に気がついてほしい。

    いくら貧しくとも、昔に比べて、学業の面、生活の面で支援を受けられる機会は遥かに広がっているわけだ...続きを読む
  • 子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会におよぶ諸影響~
    ●未読
    「週刊ダイヤモンド」2009.03.21号 「あなたの知らない貧困」p.40〜41「貧困本」×16冊 2-4
  • 子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会におよぶ諸影響~
    仕事をしている貧困家庭より、仕事をしていない貧困家庭のほうが、子どもの教育発育もろもろを基準にすると変数を見ると低いそうだ。
    帯には「7人に一人は貧困児童」とか、「ひとり親家庭はOECDで最貧困」とか、センセーショナルに書いてあるけれど、そんな統計値よりも、
    実質ひとりでも多くの子どもに今日より...続きを読む