いがわうみこのレビュー一覧

虹の娘

いがわうみこ

好きなのは「虹の娘」「阿部くんと吽野さん」。落とし所がいいなと思えた２作品。絵柄は好みがありますが、、

ちぇみと三兄弟（２）

いがわうみこ

完結寂しい。。
最後駆足だったし、もっとこの三兄弟とちえみの物語が読みたかったなぁ。

これはどの作品もなんだけど、いがわうみこさんの描くキャラクターの、うわべだけの笑顔とか、低体温の人と人の関わりが感じられるコマが本当すき。

１１

いがわうみこ

ビレバンで見かけて表紙買いした本。なかなか面白かった。
人生には人との関わりが欠かせないし、自分のことを見ては苦しみを悲しんだり、幸せを喜んだりしてくれる他人が存在することが、ある意味での救いなのかもしれない。

１１

いがわうみこ

表紙の男の子「春義くん」をめぐる連作。
春義くんは義母に虐待されていた団地住まいの男の子。
春義くんはモテる。彼の育った環境、そのバックグラウンドが多かれ少なかれまわりの女性たちを惹きつけている（顔が良いってのももちろんあるけど）。
でも最後、ほぼ強制的に春義くんをハッピーエンドにぶん投げるのは、春義くんの過去なんて何にも知らないあーぱーな子なんだよね。それが本当にそうだよな、って思う。
春義くんのことが気になったり心配だったり、彼の過去を自分のことのように思い悩んだりするような人は、彼の本当の救いにはなり得ないだろうな、って。トラウマに囚われている自分のことなんて、考えもしない子が春義くんを救う。彼女といれば、春義くんは過去を生き直さないでもいい。純粋に未来に生きればいい。春義くんを解放してくれるのはそういう人だって、彼のことをずっと気にかけていたみっちゃんもそう思ったんだろうな。

ちぇみと三兄弟（１）

いがわうみこ

まぁみんながみんな訳ありな兄弟達ってことですよ。
ちえみはそんな訳ありな家族（兄弟）に引き取られたわけですが、よかったのか悪かったのか
でも、なんだかんだと言が守ってくれそうですからね。
結局は、あの鬼婆（懐知）がミソなんですが、こいつが変すぎることがこの物語の面白さなんでしょう。
そして、こんな性悪に惚れてしまってる見も、そばでみている言も聞も、生みの親、育ての親どっちにしても過去の母親の話につながってきそうな雰囲気ですね。
それはちえみの母のことも関係してくるのかな？
まだまだ１巻は序章なわけで、２巻以降の話に期待。

あれがいいこれがいい

いがわうみこ

なんだろう？この作者の描くマイルドヤンキーにはすごくリアリティがある…。ファッションとか、アホな会話とか。学校では殆ど交流のなかった人種だけど、毎日楽しそうにしてたなぁ。
お堅い臨時教諭だったスイさんがだんだん可愛らしく乙女になってくるのが素敵でした。
少しひねった感じの『さよならまたこんど』よりも素直なハッピーエンドのこの作品の方が好きです。

あれがいいこれがいい

いがわうみこ

高校の担任かつご近所さんのスイちゃんに片思いをするアマノ。ふたりの恋の行く末と、それを取り巻くいくつかの恋の話。

トーンが低体温で好みのマンガでした。
高校時代の文化がちょっとヤンキーっぽいのも萌え。笑

あれがいいこれがいい

いがわうみこ

ひとつの「恋」のお話にはじまって、
それに関わる人々の暮らしと視点をぐるりとひとめぐり。
それぞれの想いがあって生き方があって、
ものごとは一つではないんだなぁ、
一人ひとりそれぞれが主人公なんだなぁと感じます。

個人的には『虹の娘』より好きだった。

あれがいいこれがいい

いがわうみこ

スイの弟は好きになれなかったけれど、タイ米ちゃんが気に入ったので良しとする。
ギャップや二面性というと大げさだけども、外面と内面がこんなに違うんか人間って！
普段ふたをして見えない部分に焦点を当てるのがうまいなぁと思った。

ちぇみと三兄弟（２）

いがわうみこ

[jun]

え？これで終わり？？

途中までめっちゃ面白かったのに、終り方が唐突すぎてビビりました。
連載打ち切りだったとか…とにかく、終わりが残念過ぎました。

さよならまたこんど

いがわうみこ

　友達への劣等感と嫉妬心に突き動かされる男や友達に対して優越感に浸って見下して何とか自分を保つ女が出てくるけど、それでも表面上仲良しで問題が顕在化しないのが寒々しくてリアル。ひたすらにモヤモヤが募る苦いラブストーリーで私は好き。

１１

いがわうみこ

養母からＤＶを受けた少年～青年を中心に据えて、時系列シャッフル、いろいろな人の視点から描かれる。
特に印象深かったのは、５２，５３ページ。
「響子さん帰ってこないね」
「……はい」
「よかったね」
二者の表情。

トラウマとは全然関係ないぱっぱらぱーな女の子が最後に来るのも、いい。

あれがいいこれがいい

いがわうみこ

担任の女教師で幼馴染のスイに恋している男子高生アマノ。しかし、告白にも大人ぶった揺さぶりにも彼女は動じてくれない。彼らを中心にじわじわと熱たかまる９編を載せた、ラブストーリー。

さよならまたこんど

いがわうみこ

これといった特徴のない普通の子・るるか。
友達も多いし、恋もしている普通の楽しい高校時代。特にやりたいこともなく普通にモラトリアムな大学時代。採用されたところにとりあえず入社し、社会人の辛さを実感する普通のOL時代。
高校時代に好きだった彼は中身がクズで、良い男友達だった彼の方が実は好きでしたというドラマはあるけど、あまり引っかかる所なく読み終えてしまいました。そこらへんがリアル…なのか？

あれがいいこれがいい

いがわうみこ

なかなか。若者（高校生〜20代前半）の単純だけど当人には深刻なあれやこれや。この年代の悩みの多くは異性に関わることがらなわけだけど、そういうのは掃いて捨てるほどあって珍しくもなんともない。でも、当事者にとって彼らの直面する悩みや出来事は一回的なもの。「あれがいい これがいい」というタイトルを含め、そういう感じがよく出ている。

虹の娘

いがわうみこ

最新（たぶん）の短編、「あれがいいこれがいい」「さよならまたこんど」から絵が上手くなっててびっくりしました。

虹の娘

いがわうみこ

いがわうみこさん初読み。
うーん、絵、特に目の平べったさは気になるかなぁ。
でも、ほどよいほっぽり出された感と、
身近で共感できる雰囲気は心地よい感じ。
（結構痛い人も出てくるんだけど）

別の作品も読んでみたくなる作家さんです。

虹の娘

いがわうみこ

表紙の絵と帯のいくえみ綾推薦！に惹かれて購入。
ストーリーそれぞれ面白いと思うけど、強く惹かれた作品はなかったかな。今後作家さんのの成長が楽しみ。

虹の娘

いがわうみこ

[サージュ]

私に合わなかったみたい

昔に買った様子だけど話が覚えなくて再読。話の雰囲気はだいたい淡々、良くも悪くも。面白いアイデアはちらほらいるんだけど展開はあんまり心に響いてなかった。絵柄も成長の余裕あり…目のひたすら開いたおっかない印象で集中できなかったかも。