手塚正己のレビュー一覧

  • 警備員日記
    社会からこぼれた大人たちのリアルな日常。底辺に片足を突っ込んだ時のその独特の感覚。副業で警備員をやったことがある人間なら共感に絶えない。
  • 海軍の男たち 士官と下士官兵の物語
    とても読みやすかった。
    杉野司令と東館長のやりとりが感動的だった。
    杉野司令が、あの日露戦争の「杉野はいずこ?」の杉野の息子さんだったとは…!
  • 警備員日記
    この本、いい。
    実際に警備員を経験した著者だからこそ描けるリアリティ。
    何気なく眺めていた工事現場の警備員さんにも、こんな苦労があったんだぁと確認。
    クセある同僚、厳しい労働環境…そんな中で出会う矜持を持つ仕事人の姿。
    堅苦しくなく読めて、読む前と後で、なんとな~く周囲を見る目が変わる面白い本だ。
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  • 警備員日記
    私は生活費を稼ぐため、警備員になった。作家と警備員の二足のわらじを履きながら、慣れない仕事に悪戦苦闘の日々が続く。どこか常識の欠落した警 備の仲間たちに振り回され、仕事を辞めようかという矢先、私の前に「師匠」が現れた――。

    傑作『軍艦武藏』の著者が、自身の経験をもとに書き下ろした警備員小説です。
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  • 警備員日記
    作家である著者が、五十歳半ばで生活のために警備員になった。
    はじめは慣れないきつい労働と環境、そしてまともに思えない同僚たちにうんざりしていたのだけれど、ある日プロフェッショナルかつ人間的に尊敬できる「師匠」に出会う…。
    なかなか渋くて面白い小説だった。
    警備員の仕事についてこんなに詳細を知ったのは...続きを読む
  • 警備員日記
    実体験をもとにした、ノンフィクション風小説。
    警備員の職務についてもさることながら、現場および支社内の人間模様がとても面白いです。私は「人間ドラマ」だと思いますし、帯にもそう書いてありますが、ドライバーとして片側交互通行を経験した人は、また違った楽しみ方ができるかもしれません。
  • 警備員日記
    サラッと読み終えたけど長く記憶に残る物語。
    著者は1946年生まれで今は73歳。警備員をやってたのは五十代半ばの頃だそうだから15年くらい前、大体2004年頃の話か。

    日々あちこちで見掛ける警備員も過酷な仕事で、氷雨の中でも傘はおろかフードも被れないから首筋からの雨の侵入で身体の冷えとか、夏の酷暑...続きを読む
  • 警備員日記
    大昔後楽園球場前の道路工事の現場で夜中の交通整理の警備員のバイトをやったことがあったので買ってみた。そのときも思ったが新聞の専業販売員や警備員の方達には結構ユニークな方達が多いのだが、著者も執筆業が本業なのだが分け合って警備員となる。本を書き上げ警備員をやめるまでの日々の出来事を綴っただけのお話なの...続きを読む
  • 警備員日記
    ノンフィクションだと思いました。なので、タイトルだけ見て購入し
    ました。「日記」とついているだけで衝動買いする癖があります。
    へへ、人様の生活の盗み見だぁ~なんて喜んでました。

    読んでみたら小説でした。なので、今月の「月に1冊小説を読む」の
    ノルマが達成出来ました。笑。

    作家である著者が収入を補...続きを読む
  • 警備員日記
    外出すれば、工事現場で警備をする人を見かける。いままで気にかけたことはなかったが・・。
    そうか、人間の仕事は幅広い。そして警備員を2年間体験したからこそ表現することのできた警備員の実態。ノンフィクション小説として構成も落としどころもさすがです。ねっちりと書き上げた作品に満足。これからは警備員を見る目...続きを読む