いかりや長介のレビュー一覧
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明和電機の社長がTwitterで絶賛してたので読んでみた。
だから私はいかりや長介もドリフもほとんど知らない。小中学生の時にエンタの神様を見た世代だ。
それでもこの本はすごく刺激になった。いかりや長介ってカッコイイ人なんだな。
その死のわずか3年前に発売された、カリスマコメディアンの自伝。
それは戦前の隅田川近くの長屋の生まれではじまって、いかにも老人の昔語りだった。
なんだかんだ、ドリフターズの一員となり、お化け番組を持ち、そしてそれを辞め、俳優という第二の人生を歩む。そんな思い出話だ。
私の知らない時代の話だ。
それでも、こんなヤツがいた、こんなことがあったと語られるものから滲み出る -
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懐古厨って言われるかもしれないけけど。
昭和〜平成前期は、全国の老若男女、本当に誰もが知っている、大スターと呼ぶに相応しい人たちがたくさんいました。運と努力する才能がないと、ブラウン管の中にいられなかった、今みたいに誰もがカジュアルに発信する側にはなれなかった時代の話。
そんな時代に冠番組を持ち、しかも毎週生放送のコント番組という恐ろしい手法で毎週視聴率30%〜50%を叩き出していたドリフターズ。
メインの冠番組がなくなっても、メンバーがほとんど亡くなった今でも、彼らを冠した特番やドラマが作られ続けている、お化けみたいなバンドです。
2025年正月には、SnowManやKAT-TUN亀梨くん -
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この方が亡くなってからもう20年近く経っている。亡くなる前年に本書は書かれており、人生の集大成だったのかと思える。当時はかつてドリフのメンバーだった荒井注氏が亡くなって間もない頃だった。
紆余曲折あったドリフターズの結成と、地道なライブ活動からテレビで大人気になっていく過程が時に面白おかしく語られる。よく世間で言われていたように芸にはかなり厳しい人だったようだが、終始謙虚な語り口だ。
結成から半世紀以上経ったドリフターズだが、いまだに「ドリフ」の名前は見聞きする。成功の要因は長さん曰く「各メンバーの立ち位置を確立できたから」だそうだ。これからもずっと、特に「昭和」が語られる時は話題に上るこ -
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ザドリフターズのメンバーであった、いかりや長介の半生を振り返った自伝本。本人曰く、ドリフがお笑いとして成功した要因に、メンバーの位置関係を確立したことだという。実際、ドリフ結成後の途中で加わった故志村けんは、かつてメンバーの一員であった新井注の役を継ぐことなく、彼独自のネタを披露した。このように、各自に備わっている個性を生かせるための環境作りが、結果として、各メンバーの特徴を目立たせて、当時の視聴者を釘付けにしたのだろう。また、いかりや長介は、すべては成り行き、偶然だったと語る。もともと、バンドの活動から、それも女にモテたかったという理由が全ての始まりであり、その活動からコメディアンへ、その後
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先日『アイデンティティー』を読んで、ミステリー等の殺人シーンのある物語を読む気になれなくなったので、気分を変えるために「いかりや長介」の『だめだこりゃ』を読みました。
「いかりや長介」が「荒井注」、「ジミー時田」の死をきっかけに半生と秘話を綴ったエッセイ風の自伝です。
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音楽は四流、笑いは素人。
でも、それが「ドリフターズ」だった。
東京の下町に生まれ、米軍キャンプやジャズ喫茶でのバンドマン生活を経て、「ドリフターズ」に加わったいきさつ。
最長不倒のお化け番組「全員集合」の陰でネタ作りに追われた日々と、メンバーの知られざる素顔。
そして、俳優に -
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ドリフターズのメンバーだった荒井注さんが2000年2月に亡くなられたことを切欠に書かれた、いかりやさんの自伝。
あとがきが書かれたのが2003年5月。そのいかりやさんが亡くなられたのが2004年3月なので、ご自分の最期が見えていた事も自伝書こうと思うに至ったのだろうと勝手に推測する。
ドリフの結成から、荒井注さんの脱退…。『全員集合』の番組終了、そしてその後のご自身の俳優業について。
幼い頃に亡くした母親、随所に出てくる父親の影響、コントを作りあげる苦労、人間関係の悩み、等々。
「8時だョ!全員集合」を、観ていた世代であれば懐かしさと共に、当時の番組の裏側を感じられる一冊。 -
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最近、いろんな人の自伝を読みたい(堅い人も柔らかい人も)なぁと思っていて。その一環。
結構いろんな人が読んで登録しているのですね^ ^
この作品で、ドリフってめっちゃ知ってるのに、実はあまり知らなかったなって改めて気づいた。ドリフの中でのいかりやさんの立ち位置とかも初めて知ったし、志村けんが途中で入った経緯とかも、へぇぇ、って。バンドやってたこともへぇぇだし(読んで、今のメンバーの在り方を思い返してみたら、すべてすごい納得した)。
そして、なんか、やっぱこの時代の人たち、すごいなぁって思った。
いかりやさんとか、戦時中ももう結構大きくて、疎開を経験。そして、その後まだまだ洋楽器が珍しかったで -
Posted by ブクログ
【本の内容】
2005年3月で1周忌を迎えた、いかりや長介の自伝。
音楽は四流、笑いは素人。
それがドリフターズだった。
東京の下町に生まれ、バンドマン生活を経て、ドリフターズに加わったいきさつ。
お化け番組「全員集合」の陰でネタ作りに追われた日々と、メンバーの知られざる素顔。
そして、「踊る大捜査線」の大ヒットまで。
豪快半生と秘話の数々。
[ 目次 ]
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「8時だョ!全員集合」で育った世代なので、(本人が書いているかどうかはともかく)当時の裏話がとても興味深かった。
今でこそ味のあるおじさんとして認知されているが、私の中ではいまだにいばりんぼでいじめっ子