Posted by ブクログ
2022年04月10日
先日『アイデンティティー』を読んで、ミステリー等の殺人シーンのある物語を読む気になれなくなったので、気分を変えるために「いかりや長介」の『だめだこりゃ』を読みました。
「いかりや長介」が「荒井注」、「ジミー時田」の死をきっかけに半生と秘話を綴ったエッセイ風の自伝です。
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音楽は四流、笑いは素人。
でも、それが「ドリフターズ」だった。
東京の下町に生まれ、米軍キャンプやジャズ喫茶でのバンドマン生活を経て、「ドリフターズ」に加わったいきさつ。
最長不倒のお化け番組「全員集合」の陰でネタ作りに追われた日々と、メンバーの知られざる素顔。
そして、俳優に転進してから「踊る大捜査線」の大ヒットまで。
豪快半生と秘話の数々を綴る、「いかりや長介」自伝。
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若い人にとって「いかりや長介」は『踊る大捜査線』の「和久指導員」のイメージが強いかもしれませんが、、、
私にとって「いかりや長介」といえば「ザ・ドリフターズ」、「ザ・ドリフターズ」といえば『8時だヨ!全員集合』なんですね。
子どもの頃、土曜日8時は必ず観てましたから、強く印象に残ってます。
当時、好きだったネタ、、、
「荒井注」の"ディス・イズ・ア・ペン"、
「加藤茶」の"ちょっとだけよ"、
「仲本工事」の"体操ネタ"、
「高木ブー」の"雷様"、
「志村けん」の"東村山音頭"、"カラスの勝手でしょ"、
等々のコント誕生秘話や、
芸名を酔った「ハナ肇」に命名されたこと、
等々、色んな裏話が明かされていて楽しく読めましたね。
それにしても、「ビートルズ」日本公演の前座が「ザ・ドリフターズ」で、日本武道館で初めて演奏したミュージシャンが「ザ・ドリフターズ」だなんて、驚きましたねぇ。
女にもてたいがためにバンドを始め、
バンドで笑いをとるのが好きになりコメディアンになり、
コメディアンの延長で役者になり、
そしてアカデミー賞最優秀助演男優賞の受賞ですからね、運命って、本当にわからないものです。
それにしても、、、
当時、『8時だヨ!全員集合』って、最盛期は視聴率が40%~50%だったらしいですから、本当に化け物番組ですよねぇ。
それも基本は公開生放送だったんだから、出演者の努力や緊張感は並々ならぬモノがあったでしょうね。
久しぶりに『8時だヨ!全員集合』のコントを観たくなりました。