梶山季之のレビュー一覧

  • せどり男爵数奇譚

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    古書にまつわる話。せどりとは背取り、古書を安く仕入れて高く売る手法のこと。(販売組合?にその名が由来があるとか)。和本には、背に書名が書いていないので、当てはまらない。セドリー・カクテルなるものがでてくる。
    オール読物に連載されたものをまとめた。1から6月に連載され季節と麻雀役を組み合わせた題名は面白い。

    1色模様一気通貫
    和本、浮世絵との出会いがある。一冊の本を入手するためにには、童貞をささげる?
    2半狂乱三色同順
    「ふらんす物語」発禁本、3冊、蔵書表には謎が
    3春朧夜嶺上開花
    韓国に古書を求めに行くが、ない。コインを縁として、古書を譲り受け
    4桜満開十三不塔
    米国の愛書家、フォリオ(シェ

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    2013年07月06日
  • 愛人たちの昼と夜

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    エロティック・ミステリーと行ったらこのお方。
    テーマは愛人というこれまたエロス。

    割とソフトなものが多い中、
    ひとつだけ異色な作品があります。
    それは、最後に出てくる「これにて一件落着」
    でしょう。

    これはフェティシズムの極致のジャンルが
    出てくるのでかなりのハードです。
    それがすべての鍵なのですがね。

    人の欲を絡めて書いている
    ちょっと特殊な作品です。
    面白いけれども苦手な人は多いかと。

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    2012年11月13日
  • せどり男爵数奇譚

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    「ビブリア古書・・・」の元ネタとなっている本、と本屋さんで紹介されていたので思わず購入(ビブリア…は未読)。

    一年経ってやっと読む気になった。
    昭和のにおいがプンプンするけれど、ホラーの要素も含んでいるけれど、嫌いではないのは何故だろうか。
    たんたんと書かれているからか。
    大人読み物、という感じ。
    解説も良かった。

    そして、この物語自体も、版元をいくつも渡り合っているのが面白い運命で、味をそえている。
    ただ値段が高い。

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    2013年05月07日
  • 暗闇の女

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    怖い女達が一杯。
    むやみに女性は怒らせるものでは
    ありませんね。

    傑作は利用した男と女を
    とっちめる「青い蛾」
    女はどこまでもねに持つのが
    よくわかる作品になっています。

    基本だまされるのは男…
    利用されて青くなる最後を見ると
    ぞっとさえします。

    女を敵に回すなかれ。

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    2010年07月06日
  • 狙われた密会

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    少し性描写があります。
    読む際には気をつけてください。

    さまざまな欲望が渦巻くミステリーです。
    そう、独占欲やら…

    特に怖いのは表題作です。
    無実の罪の男が最後に見せる
    思わぬ復讐…

    鳥肌ものです。

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    2010年06月21日
  • 犯罪日誌

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    まさに色と金と復讐の話ばかりが9編。
    昭和の頃の小説なので、現代からみるとオヤ……と思うような言動や、聞いたことのない単語なども出てくるが、当時はこうだったんだろうなぁと思うから気にはならないし逆に初めて知れることもあってよかったのかもしれない。

    話としてはちゃんとしたトリックがあるミステリーというわけではなく、サクッと読めるサスペンスという感じ。

    表題作「犯罪日誌」が一番好きかも。
    「四本目の鍵」も、早々にオチがわかるなぁと思いながら読んでいたら最後にもう一捻りあって、こういうオチは私としては好きなところではあるのだけど、ちょっと無理矢理とってつけた感もあって少し惜しいような気もした。

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    2026年04月23日
  • せどり男爵数奇譚

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    架空の紳士「せどり男爵」と著者が色んな場所で偶然に出会い、「ちょっと一杯どうですか?」的な流れで男爵の体験が語られるというのが基本パターンなのだが(そんなに都合よく同じ人間とばかり出会うかね?)、この男爵というのが戦前に爵位を受けた家系の嫡男であるはずなのに「〜でげすな」等と幇間のような喋り方で、どうもキャラクターに一貫性がない。ビブリオマニアの男爵が直接間接に出会う異様なマニア達の生態も章を数えるにつれどんどんとえげつなさを増し、最後の方は書物自体は添え物ではないかとすら思えてくる。
    梶山は当時相当な売れっ子作家だったのだろうが、忙しい、連載多い、儲かってます!的なマウントが鼻につく(笑)。

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    2025年05月24日
  • せどり男爵数奇譚

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    古書に魅入られたせどり男爵が、時には騙し合いであったり、偶然が重なった奇跡であったり、あるいは狂気に満ちた人間になってしまったり。そんな古書にまつわる逸話を筆者に語るミステリ短編集。

    ビブリア古書堂にちらりと出てきていた本が、古書店のレジ横に並んでいて胸が踊った。
    なにかに取り憑かれた人たちは魅力的でもあり、恐ろしくもあり、特に最後の短編は読みながらゾッとした。
    たった1冊の古書のためにここまでのことができる人々を理解できないうちは、わたしはただの読書好きだなあ。

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    2020年03月14日
  • せどり男爵数奇譚

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    話とは関係ないところに気が散っちゃって。
    昔の日本の本はジェンダーがどうしても気になる。
    本当に細部にばかりこだわってしまうので、
    これだと僕は日本の昔の本を読めないな。
    気にならない人は読めば楽しいはず。

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    2018年10月25日
  • せどり男爵数奇譚

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    ネタバレ

    「ビブリア〜」を読んで興味を持ったので読みました。本に、古書に狂った人間の話。最初はミステリーのような本だったけど、後半になるにつれておどろおどろしいというか・・・。「ビブリア〜」で笠井菊哉の名前を騙る人物を警戒するのもわかる。最終章は怖すぎる。

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    2016年10月18日
  • せどり男爵数奇譚

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    あー、古本って…古書ってこういう感じですよね!俗っぽくて偏執的で裏っぽいというか。
    ビブリオ古書堂シリーズよりこっちのが好きかも。
    特に最後の装丁話はえげつなくて好き。

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    2016年10月16日
  • せどり男爵数奇譚

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    ビブリオ古書堂で目にした単語だ、と思って手にしたら、その本だった。
    好きが高じると、ここまでなるものか......と恐ろしいものの、同時に甘美さも感じてしまう。

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    2015年01月24日
  • せどり男爵数奇譚

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    他の人と同じく、『ビブリア古書堂』に触発され読んだ。

    お話自体は面白いが、やはり古いかな。せどり男爵自身の人間的魅力が少し弱い。
    ということで、

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    2013年11月23日
  • せどり男爵数奇譚

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    『せどり』とは古書業界で掘り出しものを安く買って他の古書店に高く転売する人のこと。
    『せどり男爵』と呼ばれている笠井菊哉が出会った様々な事件とは・・・

    『ビブリア古書堂』で出てきたので(私は未読ですが・・・)、手に取ってみました。
    時代設定が今より昔なのでちょっと読みにくかったかも。

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    2013年05月19日
  • せどり男爵数奇譚

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    ネタバレ

    本を愛しすぎた笠井さんの話
    ここまでして、手に入れるの??って読みながら感心しちゃいました。最後の話は、狂気ですね。
    読みやすくって すらすらいっちゃいました。

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    2014年03月07日