中山千夏のレビュー一覧

  • 蝶々にエノケン 私が出会った巨星たち
    '50年代後半から'60年代にかけて、名子役として一世を風靡した中山千夏が、出演した舞台やラジオ、TVのことや、その共演者の話を、著者独特の語り口で著している。
    単なる思い出話というよりも、「蝶々とエンタツ」というタイトルが表しているとおり、戦後の日本の芸能史の一部分としても興味深く読める一冊となっ...続きを読む
  • 蝶々にエノケン 私が出会った巨星たち
    そのまんま戦後昭和史になっている。
    その現場にいたからこそ
    聴くことのできた
    そして
    書くことのできた
    興味深い逸話が満載。
    ずば抜けた記憶力と平易な言葉で
    ややこしい「戦後昭和」が見事に描かれている。
  • 芸能人の帽子 アナログTV時代のタレントと芸能記事
    芸能人とは何だったか? 名子役出身でたちまち一世を風靡した中山千夏の「芸能人」時代。議員転身までの、疾風怒濤の60年後半~70年代を、自身が描かれた週刊誌・芸能誌をひもときつつ分析していく・・・作家になった著者が自身で分析、というのが興味深く、大作ながら面白く読み終えました♪
  • 主人公はきみだ
    人権について。ライツと表記しているのは、そもそも人権という日本語が当てられた経緯や、本来の意味から丁度良い日本語がないので、そして、『権利』とはニュアンスが違うので『ライツ』としている。当然のように過ごしている事、昔は当たり前だった事、でも良く考えてみたらこうだよね?など、人としての存在を定義するの...続きを読む