岩本沙弓のレビュー一覧
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表だけしか見れない日本国民と裏の存在を見て見ぬふりをするマスコミ連中。やらねばならない何事かを詳しく解説された一冊。
あまりう期待していなかったけれど過去の同様な本に比べ自分の欲しい情報がふんだんにちりばめられている。
裏とか陰謀となると世の中はその話を違った見方で解釈するしかし、B面という言われ方をするとまた感じ方は違うだろう。日本の経済が悪いままなのは中国でも韓国でもましては北朝鮮でもないだろう少なからず関与しているかもしれないが大きく関与しているのはアメリカなのだとはっきり言える人が本当の政治家にならなければいけない。
日本が所有するアメリカ国債、日本有利に処分できる政治家 -
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『ブラックスワン』の裏。(逆裏対偶の意味で)
この世は偶然でまったく予期できない=ブラックスワン
この世には陰謀が存在する=本書
どっちが正しいか軍配を上げる気はない。
ここずっとAERAに連載中のぐっちーさんのブログを見ている。そろそろ有料配信会員にもなろうかと考えているところだ。
円高は善か・悪か。ぐっちーさんの意見では円高は、円に対する評価の高さであるし、輸入国である日本にとっては歓迎すべきことで、悪戯に円高、円高と騒ぐことには一貫して反対している。
私もその意見には大いに頷かされるところがある。数字的根拠もしっかりしているのが、さすがと思うところだ。
もちろん日本は加工貿易 -
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ネタバレバブルの死角
日本人が損するカラクリ
日本の国富がかすめ取られる仕組みの解説は面白かったです。
1.消費税からの輸出企業への還付金
2.為替介入による損出
それから、日本を含め中間層の没落と貧困化による一部の富裕層への富の集中に関しての考察もためになりました。
バブルのサイクルとアメリカの金融政策の関連。バブルを起こしてその破綻との差によるアメリカの貿易赤字の消し方も参考になります。
これから起こるのではないかと予言している、シェールガスバブルとその破綻に関しては???
でも、激しく同意なのは、バブルとその破綻の規模がグローバルになることによって、だんだん大きく、サイクルが短くなってきている -
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レーガン政権では、ミルトン・フリードマンが非公式な経済顧問を務めて、小さな政府を推進した。それが中曽根政権に受け継がれて、NTT、日本たばこ、JRが民営化された。
金兌換が停止された1971年からユーロが誕生した1999年までは、原油価格とドルの相関関係があり、マルクは逆相関関係にあったが、ユーロ誕生後は原油価格とユーロが相関するようになり、ドルは逆相関となった。イラク、OPEC、ロシア、イランが原油決済を変更する動きを見せるたびに、ユーロが動いていた。
基軸通貨であっても、自国通貨高に誘導するのは難しいが、自国通貨安を仕掛けるのはやさしい。サブプライム危機後、輸出増加を目指してユーロ安に -
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アベノミクスは海外で評価されているという報道を耳にしていたので、当然アメリカは、消費税増税も支持していると思っていました。
アメリカから見て、消費税の増税というのは許せない政策である、ということが、この本の著者である岩本女史によって解説されています。
消費税増税が予定通り実施された場合には、TPPをはじめとする報復にでるであろうことを、今までの報復の歴史(規制緩和、為替など)を引き合いにして述べられています。
消費税が2段階で10%にまで上がるかどうかは現時点では不明ですが、今後の消費税の税率と、アメリカ等の動きに注意を払っていきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
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ボクが岩本沙弓さんを知ったのはいつだったろうか。記憶が定かではないけど、経済一辺倒の世の中に違和感を感じて、でも、TVや新聞のニュースで言っていることが分からず、いろんな本を読んで自分なりにもがいていたときに出会ったと思う。そのとき読んだ本は、確か、『経済は「お金の流れ」でよくわかる』。この本は、自分なりに腑に落ちた。
岩本沙弓さんは、ボクの中では信用できる経済分野の一人。結局、巷にはいろいろな情報が溢れているけど、信用できる人を自分なりに選んでいくということが大切だというのがボクなりの実感。もちろん、100%信用しきってはいけないのだけど、やはり手すりは必要。その手すりを助けに、自分の理解 -
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先日(2013.5.24)少し下落しましたが、昨年末の自民党が総選挙で勝利して以来、日本の株は上がり続けています。この状態が続くのは、消費税増税の判断根拠となる4-6月のGDP速報値が出て、参議院選挙が終わるころ迄と思っています。
消費税は、晴れて社会人となった平成元年4月に導入されたのですが、なぜ導入時に見られた大きな反対が今は起きないのか、欧州と比較して比率が低い理由を探してきましたが、この本を読むことで理解できました。
特に、輸出をする大企業に有利な「輸出還付金」は問題がある制度と思いましたが、CM媒体に多くの費用を投じている彼等を敵に回すようなことは今のマスコミには無理でしょうね。 -
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【由来】
・文春のメルマガ。
【期待したもの】
・タイトルが理解できなかったので。何で日本の消費税をアメリカが嫌がるのか。
【要約】
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【ノート】
・ニーモシネ
・消費税はつまり間接税。日本やヨーロッパはこれだけど、アメリカでは直接税のみ。しかも法人税減税とセットになることが多く、これはアメリカにとっては大いなる非関税障壁。
・さらに、何とかって制度で、輸出した製品については還付金が交付される。これは二重課税にならないようということらしいのだが、これにより、間接税を採用していないアメリカからすれば間接税は障壁になるということ。
・第1章しか読めてない。 -
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Every man has his own reason.(人は皆それぞれの理屈を持っているものだ)Give the devil his due.(悪魔にも権利は与えよ)
付加価値(消費)税、輸出還付金を採らないアメリカ。グローバル展開する日本企業は円/ドル建てを上手に使い分ける。為替介入はアメリカファイナンスの補助。日本の低金利が海外バブルの遠因。トリクルダウン理論(trickle-down theory)は、「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透(トリクルダウン)する」とする経済理論。日本の輸出依存度は40位くらい。シンガポール、香港(いずれも150%オーバー)、マレーシア(95%