岩本沙弓のレビュー一覧

  • アメリカは日本の消費税を許さない 通貨戦争で読み解く世界経済
    著者の研究により、消費税と為替が通商問題で繋がっている事を見いだし、そのその内容を章を追うごとに読み解いている。
    背景には膨大なデーター及び公文書があり、正に岩本沙弓の渾身の1冊だと思う。
    著者の本を全冊読んでいるが、その中でも難しさは一番か…。
    内容がいいから誰にでも薦めたいが、この難しさは相手を...続きを読む
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ
    消費税がビッグな輸出業者にとってはメリットが大きいとか。
    輸出還付金とやらがあるそうだ。初めて知った。
    消費税の税率があがれば尚更濡れ手で粟状態だ。
    道理で早く上げろと経済界からプッシュがくるはずだ。
    そのおかげで中小企業が搾取されてしまう。

    円安時にアメリカは借金をして、
    円高時に借金を棒引きし...続きを読む
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ
    この本に書かれてるくらいのことを、有権者が知っているべきだと信じる。そうなっていないとしたら、それは国民に行き渡るべき情報が遮断されているのだ。
    木の葉を隠す森のように無益な情報が溢れ、必要な情報が隠されているなら、情報統制されている独裁国家と変わらない。
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”
     表だけしか見れない日本国民と裏の存在を見て見ぬふりをするマスコミ連中。やらねばならない何事かを詳しく解説された一冊。

     あまりう期待していなかったけれど過去の同様な本に比べ自分の欲しい情報がふんだんにちりばめられている。

     裏とか陰謀となると世の中はその話を違った見方で解釈するしかし、B面とい...続きを読む
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ
    新書にしておくのは勿体ない位の内容の濃さ。
    今国民の死角になっている、もしくは知らないが故に騙されている?ことを一次データから読み解く。著者もあとがきに書かれているが、それを時系列に並べているので、半期分の大学の講義のようで大変勉強になる。
    そして、著者の目的は社会的弱者である国民一人一人の幸せとい...続きを読む
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”
    経済に関してあまり知識がなかったので読むのには辞書を用いたりと少々苦労した。

    しかし用語の説明を要所要所で入れてくれたので勉強になった。また図を用いて客観的な分析も説得力があった。

    新聞や雑誌などでも国際情勢を読んでいるが筆者の視点は非常に考え方を広げてくれた。
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”
    『ブラックスワン』の裏。(逆裏対偶の意味で)

    この世は偶然でまったく予期できない=ブラックスワン
    この世には陰謀が存在する=本書

    どっちが正しいか軍配を上げる気はない。

    ここずっとAERAに連載中のぐっちーさんのブログを見ている。そろそろ有料配信会員にもなろうかと考えているところだ。


    円高...続きを読む
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”
    レーガン政権では、ミルトン・フリードマンが非公式な経済顧問を務めて、小さな政府を推進した。それが中曽根政権に受け継がれて、NTT、日本たばこ、JRが民営化された。

    金兌換が停止された1971年からユーロが誕生した1999年までは、原油価格とドルの相関関係があり、マルクは逆相関関係にあったが、ユーロ...続きを読む
  • アメリカは日本の消費税を許さない 通貨戦争で読み解く世界経済
    アベノミクスは海外で評価されているという報道を耳にしていたので、当然アメリカは、消費税増税も支持していると思っていました。

    アメリカから見て、消費税の増税というのは許せない政策である、ということが、この本の著者である岩本女史によって解説されています。

    消費税増税が予定通り実施された場合には、TP...続きを読む
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ
    ボクが岩本沙弓さんを知ったのはいつだったろうか。記憶が定かではないけど、経済一辺倒の世の中に違和感を感じて、でも、TVや新聞のニュースで言っていることが分からず、いろんな本を読んで自分なりにもがいていたときに出会ったと思う。そのとき読んだ本は、確か、『経済は「お金の流れ」でよくわかる』。この本は、自...続きを読む
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ
    先日(2013.5.24)少し下落しましたが、昨年末の自民党が総選挙で勝利して以来、日本の株は上がり続けています。この状態が続くのは、消費税増税の判断根拠となる4-6月のGDP速報値が出て、参議院選挙が終わるころ迄と思っています。

    消費税は、晴れて社会人となった平成元年4月に導入されたのですが、な...続きを読む
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ
    欧州で消費税率が高いことの意味、株主至上主義の企業経営が企業にもたらすメリットなど、全く考えたこともなかった為、非常に新鮮だった。米国が新興国であったころに遡るところも。

    ただ所謂大企業の一つに身を置いているためか、大企業が利益を過剰に搾取している論調には同調できないところもあった。

    海外市場で...続きを読む
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”
    どうして日本がデフレなのか、ゆうちょの民営化はどうゆう意味があるのか、現在起きているギリシャ問題もわかりやすかったです。どの本を読んでも、日本はアメリカの言いなりで犠牲を払っている構図が書かれていますが、これも金融面からどのようにアメリカにお金が渡っているか書かれています。テレビや新聞で言われている...続きを読む
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”
    グローバル経済に影響を与える世界情勢の様々な事件について、マスメディアでの表面的な報道に惑わされず、誰がどんな思惑で仕掛けて、どんな得をしたのか、という裏側を探る本。自分が今まで物事の表面しか見ていなかったことを痛感させられる。これからの日本の進むべき道についても考えさせられる。
  • アメリカは日本の消費税を許さない 通貨戦争で読み解く世界経済
    【由来】
    ・文春のメルマガ。

    【期待したもの】
    ・タイトルが理解できなかったので。何で日本の消費税をアメリカが嫌がるのか。

    【要約】


    【ノート】
    ・ニーモシネ

    ・消費税はつまり間接税。日本やヨーロッパはこれだけど、アメリカでは直接税のみ。しかも法人税減税とセットになることが多く、これはア...続きを読む
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ
    日本政府の為替介入は、2000年までの累積が40兆円、小泉政権の間に42.2兆円、民主党政権の間に16.4兆円の規模で実施された。

    2012年秋以降のドル高の動きは、アメリカの新たな投資先が現れたと考える方が妥当であるとして、それはシェール・オイルであると推測する。

    レーガン、クリントン、ブッシ...続きを読む
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ
    Every man has his own reason.(人は皆それぞれの理屈を持っているものだ)Give the devil his due.(悪魔にも権利は与えよ)
    付加価値(消費)税、輸出還付金を採らないアメリカ。グローバル展開する日本企業は円/ドル建てを上手に使い分ける。為替介入はアメリカ...続きを読む
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ
    日本経済に埋め込まれた国民の富が強者に流れてしまうルール。消費税の1/4が輸出大企業に還付される。時価会計導入で賃金カット、高配当。為替介入はアメリカへの貢ぎ物。

    搾取というより、吸い取られていることを気づかない巧妙なカラクリ。よくぞ指摘してくれました。