岩本沙弓のレビュー一覧

  • アメリカは日本の消費税を許さない 通貨戦争で読み解く世界経済

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    著者の研究により、消費税と為替が通商問題で繋がっている事を見いだし、そのその内容を章を追うごとに読み解いている。
    背景には膨大なデーター及び公文書があり、正に岩本沙弓の渾身の1冊だと思う。
    著者の本を全冊読んでいるが、その中でも難しさは一番か…。
    内容がいいから誰にでも薦めたいが、この難しさは相手を選んでしまうなあ。弱者の為の内容なのに、そこがジレンマですね。
    暫く筆をおくそうだが、私は岩本沙弓の復活を待ってます!

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    2014年01月31日
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ

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    消費税がビッグな輸出業者にとってはメリットが大きいとか。
    輸出還付金とやらがあるそうだ。初めて知った。
    消費税の税率があがれば尚更濡れ手で粟状態だ。
    道理で早く上げろと経済界からプッシュがくるはずだ。
    そのおかげで中小企業が搾取されてしまう。

    円安時にアメリカは借金をして、
    円高時に借金を棒引きしてしまう。
    今は円安に向かってるから日本の国富がアメリカに流れてる。
    そのうちバブルがはじけて円高に向かう。

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    2013年09月12日
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ

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    この本に書かれてるくらいのことを、有権者が知っているべきだと信じる。そうなっていないとしたら、それは国民に行き渡るべき情報が遮断されているのだ。
    木の葉を隠す森のように無益な情報が溢れ、必要な情報が隠されているなら、情報統制されている独裁国家と変わらない。

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    2013年08月22日
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”

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     表だけしか見れない日本国民と裏の存在を見て見ぬふりをするマスコミ連中。やらねばならない何事かを詳しく解説された一冊。

     あまりう期待していなかったけれど過去の同様な本に比べ自分の欲しい情報がふんだんにちりばめられている。

     裏とか陰謀となると世の中はその話を違った見方で解釈するしかし、B面という言われ方をするとまた感じ方は違うだろう。日本の経済が悪いままなのは中国でも韓国でもましては北朝鮮でもないだろう少なからず関与しているかもしれないが大きく関与しているのはアメリカなのだとはっきり言える人が本当の政治家にならなければいけない。

     日本が所有するアメリカ国債、日本有利に処分できる政治家

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    2013年07月30日
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ

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    新書にしておくのは勿体ない位の内容の濃さ。
    今国民の死角になっている、もしくは知らないが故に騙されている?ことを一次データから読み解く。著者もあとがきに書かれているが、それを時系列に並べているので、半期分の大学の講義のようで大変勉強になる。
    そして、著者の目的は社会的弱者である国民一人一人の幸せというのがいいよね。
    「消費税増税」「時価会計」「為替介入」に疑問を持ったら、ぜひ読んで欲しい。

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    2013年06月14日
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”

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    経済に関してあまり知識がなかったので読むのには辞書を用いたりと少々苦労した。

    しかし用語の説明を要所要所で入れてくれたので勉強になった。また図を用いて客観的な分析も説得力があった。

    新聞や雑誌などでも国際情勢を読んでいるが筆者の視点は非常に考え方を広げてくれた。

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    2011年01月05日
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”

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    『ブラックスワン』の裏。(逆裏対偶の意味で)

    この世は偶然でまったく予期できない=ブラックスワン
    この世には陰謀が存在する=本書

    どっちが正しいか軍配を上げる気はない。

    ここずっとAERAに連載中のぐっちーさんのブログを見ている。そろそろ有料配信会員にもなろうかと考えているところだ。


    円高は善か・悪か。ぐっちーさんの意見では円高は、円に対する評価の高さであるし、輸入国である日本にとっては歓迎すべきことで、悪戯に円高、円高と騒ぐことには一貫して反対している。
    私もその意見には大いに頷かされるところがある。数字的根拠もしっかりしているのが、さすがと思うところだ。

    もちろん日本は加工貿易

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    2011年08月24日
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ

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    ネタバレ

    バブルの死角
    日本人が損するカラクリ

    日本の国富がかすめ取られる仕組みの解説は面白かったです。
    1.消費税からの輸出企業への還付金
    2.為替介入による損出
    それから、日本を含め中間層の没落と貧困化による一部の富裕層への富の集中に関しての考察もためになりました。
    バブルのサイクルとアメリカの金融政策の関連。バブルを起こしてその破綻との差によるアメリカの貿易赤字の消し方も参考になります。
    これから起こるのではないかと予言している、シェールガスバブルとその破綻に関しては???
    でも、激しく同意なのは、バブルとその破綻の規模がグローバルになることによって、だんだん大きく、サイクルが短くなってきている

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    2025年10月19日
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”

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    レーガン政権では、ミルトン・フリードマンが非公式な経済顧問を務めて、小さな政府を推進した。それが中曽根政権に受け継がれて、NTT、日本たばこ、JRが民営化された。

    金兌換が停止された1971年からユーロが誕生した1999年までは、原油価格とドルの相関関係があり、マルクは逆相関関係にあったが、ユーロ誕生後は原油価格とユーロが相関するようになり、ドルは逆相関となった。イラク、OPEC、ロシア、イランが原油決済を変更する動きを見せるたびに、ユーロが動いていた。

    基軸通貨であっても、自国通貨高に誘導するのは難しいが、自国通貨安を仕掛けるのはやさしい。サブプライム危機後、輸出増加を目指してユーロ安に

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    2018年10月31日
  • アメリカは日本の消費税を許さない 通貨戦争で読み解く世界経済

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    アベノミクスは海外で評価されているという報道を耳にしていたので、当然アメリカは、消費税増税も支持していると思っていました。

    アメリカから見て、消費税の増税というのは許せない政策である、ということが、この本の著者である岩本女史によって解説されています。

    消費税増税が予定通り実施された場合には、TPPをはじめとする報復にでるであろうことを、今までの報復の歴史(規制緩和、為替など)を引き合いにして述べられています。

    消費税が2段階で10%にまで上がるかどうかは現時点では不明ですが、今後の消費税の税率と、アメリカ等の動きに注意を払っていきたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

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    2014年02月08日
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ

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    ボクが岩本沙弓さんを知ったのはいつだったろうか。記憶が定かではないけど、経済一辺倒の世の中に違和感を感じて、でも、TVや新聞のニュースで言っていることが分からず、いろんな本を読んで自分なりにもがいていたときに出会ったと思う。そのとき読んだ本は、確か、『経済は「お金の流れ」でよくわかる』。この本は、自分なりに腑に落ちた。

    岩本沙弓さんは、ボクの中では信用できる経済分野の一人。結局、巷にはいろいろな情報が溢れているけど、信用できる人を自分なりに選んでいくということが大切だというのがボクなりの実感。もちろん、100%信用しきってはいけないのだけど、やはり手すりは必要。その手すりを助けに、自分の理解

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    2013年12月31日
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ

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    先日(2013.5.24)少し下落しましたが、昨年末の自民党が総選挙で勝利して以来、日本の株は上がり続けています。この状態が続くのは、消費税増税の判断根拠となる4-6月のGDP速報値が出て、参議院選挙が終わるころ迄と思っています。

    消費税は、晴れて社会人となった平成元年4月に導入されたのですが、なぜ導入時に見られた大きな反対が今は起きないのか、欧州と比較して比率が低い理由を探してきましたが、この本を読むことで理解できました。

    特に、輸出をする大企業に有利な「輸出還付金」は問題がある制度と思いましたが、CM媒体に多くの費用を投じている彼等を敵に回すようなことは今のマスコミには無理でしょうね。

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    2013年05月26日
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ

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    欧州で消費税率が高いことの意味、株主至上主義の企業経営が企業にもたらすメリットなど、全く考えたこともなかった為、非常に新鮮だった。米国が新興国であったころに遡るところも。

    ただ所謂大企業の一つに身を置いているためか、大企業が利益を過剰に搾取している論調には同調できないところもあった。

    海外市場で勝たなければ、、、という考えであったが、国内市場を健全に回し基盤とすることの重要性について考えさせられた。

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    2013年05月24日
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”

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    ネタバレ

    どうして日本がデフレなのか、ゆうちょの民営化はどうゆう意味があるのか、現在起きているギリシャ問題もわかりやすかったです。どの本を読んでも、日本はアメリカの言いなりで犠牲を払っている構図が書かれていますが、これも金融面からどのようにアメリカにお金が渡っているか書かれています。テレビや新聞で言われていることを鵜呑みにせず、本当の問題は何か、何が問題なのか見極める力が必要ですね。

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    2012年02月19日
  • マネーの動きで見抜く国際情勢 経済メカニズムの“ウラ・オモテ”

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    グローバル経済に影響を与える世界情勢の様々な事件について、マスメディアでの表面的な報道に惑わされず、誰がどんな思惑で仕掛けて、どんな得をしたのか、という裏側を探る本。自分が今まで物事の表面しか見ていなかったことを痛感させられる。これからの日本の進むべき道についても考えさせられる。

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    2011年03月06日
  • アメリカは日本の消費税を許さない 通貨戦争で読み解く世界経済

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    【由来】
    ・文春のメルマガ。

    【期待したもの】
    ・タイトルが理解できなかったので。何で日本の消費税をアメリカが嫌がるのか。

    【要約】


    【ノート】
    ・ニーモシネ

    ・消費税はつまり間接税。日本やヨーロッパはこれだけど、アメリカでは直接税のみ。しかも法人税減税とセットになることが多く、これはアメリカにとっては大いなる非関税障壁。


    ・さらに、何とかって制度で、輸出した製品については還付金が交付される。これは二重課税にならないようということらしいのだが、これにより、間接税を採用していないアメリカからすれば間接税は障壁になるということ。

    ・第1章しか読めてない。

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    2018年10月28日
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ

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    日本政府の為替介入は、2000年までの累積が40兆円、小泉政権の間に42.2兆円、民主党政権の間に16.4兆円の規模で実施された。

    2012年秋以降のドル高の動きは、アメリカの新たな投資先が現れたと考える方が妥当であるとして、それはシェール・オイルであると推測する。

    レーガン、クリントン、ブッシュの2期務めた大統領在任期間では、1期目と2期目で為替政策が反転している。このパターンがオバマ政権でも起こるならば、2013〜2015年にバブルが形成され、2016年の任期終了前後に破裂する可能性がある。

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    2018年10月31日
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ

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    Every man has his own reason.(人は皆それぞれの理屈を持っているものだ)Give the devil his due.(悪魔にも権利は与えよ)
    付加価値(消費)税、輸出還付金を採らないアメリカ。グローバル展開する日本企業は円/ドル建てを上手に使い分ける。為替介入はアメリカファイナンスの補助。日本の低金利が海外バブルの遠因。トリクルダウン理論(trickle-down theory)は、「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透(トリクルダウン)する」とする経済理論。日本の輸出依存度は40位くらい。シンガポール、香港(いずれも150%オーバー)、マレーシア(95%

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    2013年11月19日
  • バブルの死角 日本人が損するカラクリ

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    日本経済に埋め込まれた国民の富が強者に流れてしまうルール。消費税の1/4が輸出大企業に還付される。時価会計導入で賃金カット、高配当。為替介入はアメリカへの貢ぎ物。

    搾取というより、吸い取られていることを気づかない巧妙なカラクリ。よくぞ指摘してくれました。

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    2014年04月04日