門脇陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
TEDでみて、印象的だったブレネー・ブラウン。
前著「ネガティブな感情の魔法」(”The Gifts of Imperfection")につづく本。「本当の勇気は弱さを認めること」("Daring Greatly")
TEDで有名になって、それから生じた自分のなかの葛藤などを紹介しながら、より切実で、自分ごと化した、まさにヴァルナラビリティ(脆弱性、鎧を外し生身でいること)に苦手な自分を開示しつつ、実践していく、そんな本。
TEDの2回目のプレゼンは、ユーモアを交えながらも、しっとりと話す感じだったけど、本のほうでも、同じようなトーンかな?
結局、これって、コーアクティブ・コーチングでいうところのフルフィルメントのことなんだな。
というか、これが、コーアクティブ・コーチングそのものかもしれない。
コーチングは、しばしば、自分のありたい姿をイメージして、現状とのギャップを埋めるための行動を決めて行くもの、と捉えられ勝ちなのだけど、実は、目標を達成することより、そこに向かって進んで行くプロセス、つまり、自分らしく生きることを選択すること、「理想の状態」に達している訳ではないけど、そういう今の自分を不完全なまま、ありのままで受け入れることなんだよね。
(頭のなかで、「そんなことやったて、無駄だよ」とか、「自分にはそんな価値ないよ」みたいな声があってもね)
一見、楽に読めそうなポピュラー心理学という感じだけど、実に深いですよ。
心して、じっくり読む本。 -
Posted by ブクログ
ヴァルネラビリティ(人間の側面としての弱さや脆さ)という、日本語としてなじみない概念を解説。どのような人物も不完全であり、その事実を許容する気概、その状態が人として当然であるという意識の大切さが学べる。事例が秀逸で、耳の痛くなるような話が多い。人間関係についても多くのアドバイスをよせている。
P62.裏切りという行為は騙したり味方をしない、ほかの人を選ぶという行為だけではない。関わる意欲の喪失という裏切りはゆっくりと進行するためじわじわと痛みが広がる。さらにその原因を根本的に追及することが難しく、目に見えるような破たんの証拠もない。信頼は時間をかけ少しずつ積み上げるもの。常に互いに気にかけることが大切。
P76.チェンジラボCEOピータン・シーハンの言葉。イノベーションを生み出すことに関して、恥の意識は大きな弊害である。間違える不安、見くびられる不安などが企業の前進に必要なリスクを妨げている。適度なリスクが許容されるべきであり、そのためには上司が弱みを見せることが大切だ。
P94.恥ずかしい体験について告白されたとき、批判は恥を一層重症にする。一方で、共感は恥ずかしい思いをしたのはあなただけではないという承認のメッセージになる。共感は人を立ち直らせる力になる。
P115.自分に厳しい人は他人に厳しくなりやすい。とくに自分自身が恥を感じやすい領域で自分より劣る人を批判する傾向がある。誰かを踏み台にすることで自分の恥から背を向けるためである。 -
Posted by ブクログ
「本当の勇気は「弱さ」を認めること」 ブレネー・ブラウン ★★★☆☆
なかなか難しい本だった。翻訳のせいなのか永遠と同じことを読んでいる気分になってきた。
めんどくさいので、太字だけ読むようにすると効率的に読めるしそれで十分かも。
自分の考えと行動を一致させよ。「傷つくリスク」「生身をさらすこと」を避けてはいけないって感じ。
#引用
・自分のどこがどのようにもろいのかを意識しないと、傷つく可能性が高くなる
・もっとも信頼関係をむしばむ裏切りは「関わる意欲の喪失」だ
・勇気をもって何かに挑むには、自己肯定感が不可欠だ。
・人とのつながりは、愛や帰属意識とともに、私たちが存在する理由であり、人生に目的と意味を与えるものである。
・共感は「あなただけではない」という素朴な承認メッセージを与えてくれる。
・私たちは自分自身が恥を感じやすい領域で、自分より劣る人を批判する傾向がある。
・私たちは、自分がどう感じ、何を必要とし、何を願っているかを言葉にして伝え、開かれた心と知性で聞くことができるようにならなくてはならない。
・私たちは自分を愛するようにしか他人を愛することはできない。
・ただ批判するだけの人に価値はない。称賛に値するのは、実際に競技場に立ち、埃と汗にまみれながらも勇敢に戦う人だ。(セオドア・ルーズベルト)