市川力のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子育てをするようになり、何が子どもにとって好いことで何が悪影響を与えるのかというのも気になるようになったが、自分の幼少時代とは全く異なるこの先の世界において、この子が迷ったり辛い思いをしたりすることが少しでも無くなるようにするには、どのように子供と向き合っていけばいいのだろうか、と考えるようになった。
そんな中で出会った本書。著者は「深く考え、自ら創造し、行動する人になるために必要なスキル」として、Content(読み書き計算)、Collaboration(仲間とアイデアを出し合う)、Communication(発見をまとめる)、Critical Thinking(冷静な見極め)、Creat -
Posted by ブクログ
こ、これは… 子どもに早い時期から英語を学ばせようという親御さん、そして現地で子育てをする駐在員必読です。
市川さんの説く内容は、理屈じゃなく、ご自身が実際にアメリカで日本人のお子さん向けの塾を開き、1000人以上のお子さんの「実例」を見てきたことがベースにあるだけに説得力があります。
帯には「早期教育は、英語も母語もダメにする」とありますが、「必ず」ダメにするということではなく、「安易に行うと」ダメにする、という意味です。内容的には。
では、ダメにしないためにはどういう意識・行動(親の接し方、言語環境の与え方)が必要か?についても説かれており、私自身子どもの英語教育についてはまさに悩みど -
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この本を読んで,これまでいろいろ誤解していたなあ,と反省しています。
これまでも安易に子どもに英語を教えるより,日本語をきちんとして,と訴えてきました。とにかく自分の国語を大切にすることだと。英語を話せると確かにかっこいいし,外国人と話をして得をすることもあるでしょう。しかし,それよりも中身が大切だよ,と。
でも,この本では,それだけではない面を見ました。たぶん多くの人はぼくと同じように誤解をしているのではないでしょうか。
● わが子に英語を習わせたいと考える親のほとんどが、自分が英語嫌いになったり、英語力を身につけられなかったりした原因は、自分の受けた学校英語教育にあったと考え、 -
Posted by ブクログ
帰国子女だったら、インターナショナルスクールに通ったら英語がペラペラになるんだろうな、子どももそうさせようかな、となんとなく思っていたけれど、「自然にバイリンガルになる子はいない、そんなのは幻想だ」という著者の主張に驚かされた。
確かに、帰国というだけで英語力を期待されるプレッシャー、日本語がおろそかになるセミリンガルになる可能性だってある。
そもそも、英語がペラペラとは何か?
大切なのはその中身だと、当たり前のことを再認識させられた。
周りが続々と英語教材を導入しているのをみて少し焦りを感じていたが、流されて始める必要はないと思い直した。
ただ、幼少期からの方がリスニング力は身に付くよ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
英語も日本語も身に付かない「帰国生」を数多く指導した経験をふまえ、著者は早期教育の現場をルポし、警鐘を鳴らす。
国際社会を生き抜くために必要な力を問い、それを養う方策を提案。
[ 目次 ]
第1章 在米日本人子女と過ごした一三年
第2章 セミリンガル化する子どもたち―母語喪失の危機
第3章 バイリンガル幻想を検証する
第4章 日本で進む早期英語教育の実態
第5章 外国人との「対決」が育む国際感覚
終章 親が留意すべき10のポイント
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