中村伊知哉のレビュー一覧

  • コンテンツと国家戦略 ソフトパワーと日本再興

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    日本の知財計画に関わる中村氏が、国における現在までの活動報告書的な内容であった。

    毎年変わるトレンド、また突如として発生した震災復興、度重なる首相交代、財政投融資特別会計から500億円を出してつくったクールジャパン推進機構についてなど、興味ある話題が記されている。

    特に、世界における日本のポジショニングに関する記載や、市場の変化によるボーンデジタル化、ポップコンテンツ、パッケージ&ノンパッケージコンテンツ等について、触れられている。

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    2014年02月07日
  • 中村伊知哉の「新世紀ITビジネス進化論」

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    日本の電子書籍の市場はアメリカの市場規模の2倍あるそうだ。(2010年)

    また、世界中のブログで最も多く使われている言語は日本語なんだそうだ。


    これらに共通するポイントは何か?


    それは「女子高生」である。


    電子書籍市場の75%は漫画で、そのほとんどがBLである。
    女子高生がケータイでブログを書くことも当たり前となっている。



    日本のIT産業におけるキーポイントは女子高生なのだ。つかマジで凄いのな、JK!


    電子書籍だけではなく、デジタルサイネージやユーストリーム、mixiのi未来像やスマートテレビなどなど

    「ITを融合させて何ができるのか?」

    という命題を、有識者との対

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    2012年01月22日
  • 中村伊知哉の「新世紀ITビジネス進化論」

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    ネタバレ

    前半の通信と放送の融合について、
    既にライブドア事件あたりから議論しつくされている内容なので、
    今更的な話題・・・・で読むのが少し苦痛。

    中盤の対談式で書かれているクロストークでは
    夏野剛さんや佐々木俊尚さんが登場して、俄然面白くサクサク読む。

    最終章(part5)のクールジャパン。

    part1-4 で問題定義を投げかけるが、
    結局、日本の新ITビジネスはどうなの?
    どの分野でも世界には遅れてるし、どこで勝負していいのかわからないよね。

    この part5 のクールジャパンで、
    マンガ、アニメ、ゲーム 等のクールジャパンコンテンツこそ、世界に立ち向かえる望みのコンテンツ。
    最後が一番ワク

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    2012年01月18日
  • 中村伊知哉の「新世紀ITビジネス進化論」

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    IT業界の近年の動向を、放送と通信の融合、デジタルサイネージ、電子教科書、ソーシャルメディア、クールジャパンなどの切り口から解説。IT業界で起きている様々な出来事が相互にどのようにつながり、どんな方向に向かっているのかを俯瞰的にとらえることができる。

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    2012年01月05日
  • 中村伊知哉の「新世紀ITビジネス進化論」

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    通信と放送の融合、ソーシャルメディア、スマートフォン、電子書籍、デジタル教科書、デジタルサイネージにクールジャパンと総花的。だけど単純に面白かったな。各分野に面白いネタがあるのに、それぞれ阻害要因があって大きく育たない。。。そんな次世代のITビジネスをどうやって大きくして“モノ”にしていくかを考えるヒントを与えてくれる。

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    2011年12月20日
  • 中村伊知哉の「新世紀ITビジネス進化論」

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    慶大中村先生の新刊なので購入。最新のIT業界の最新キーワードを包括的に取り扱い、それぞれに対して中村先生のいつものわかりやすい論調の解説に加え、中村先生のラジオ番組「This is IT」の放送内容、それぞれの回で業界の有識者を招待して対談した内容を掲載している。番組はいろいろ聞き逃したので、こういう再編は助かる。
    内容は、「通信/放送の融合」「ソーシャルメディア」「サイネージとクラウド」「デジタル教科書」「クールジャパン」とここ数年中村先生を追いかけてる人はおおむね既知の内容だが、このあたりのキーワードがあやしいという人はきっかけとして触れてみるにはいい内容である。ただし包括的に書いてある分

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    2011年12月18日
  • デジタルのおもちゃ箱 : MITメディアラボから見た日本

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    どこからどう感想を書いたらいいのか困る。盛りだくさんなうえに、とにかくつぎつぎと人物やキーワードが登場して、題名の通りおもちゃ箱状態。ぐっちゃぐちゃになったおもちゃ箱に手を突っ込んで、おもしろそうなものを手当たり次第引っ張りだしているようなそんな感じです。

    そしてその雑多な感じは”MITメディアラボ”それ自体の性質をよく表しています。ニコラス・ネグロポンテを筆頭に、アラン・ケイ、石井裕、ジョン前田、マービン・ミンスキー……と、研究者としてもアーティストとしても思想家としてもスーパースタークラスが入り乱れて研究を進める世界の最先端。名前の通り”メディア”についての学際的な研究を行うのですが、映

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    2010年09月10日
  • コンテンツと国家戦略 ソフトパワーと日本再興

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    メンバーとして参加されている知的財産戦略本部などの会議内容はなかなか知り得ない情報だと思い興味深かった。

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    2018年01月09日
  • 中村伊知哉の「新世紀ITビジネス進化論」

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    端末、伝送路、サービスの三点で同時進行するメディアの変化と、今後のITのあり方についてIT分野を代表する方々との対談で考える。2012年時点の本で、読んだのが2017年だが、ネットワークやインフラ環境の整備に伴い本書で語られているメディアビジネスの進化が本格化するかもしれない。

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    2018年01月09日
  • コンテンツと国家戦略 ソフトパワーと日本再興

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    冒頭の筆者の和服で通ったなどの文面は何を言いたいのかわからなかったが、本書は政府内での知的コンテンツの戦略会議で検討された内容を、委員の名前ととともに紹介するということが目的である。

    内容としては、方向性や可能性、著作権問題、クラウド時代やクールジャパンのコンテンツをどのようにするかなど多岐にわたっている。

    実際どのようになるのかは歴史が証明するところが大きいとは思うが、その方向性をかいまみえたような気がした。ただし文面は解説というよりは引用が多いので、個人的には読みにくかった。

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    2014年02月06日
  • コンテンツと国家戦略 ソフトパワーと日本再興

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    コンテンツ振興政策の4年間の歩みを振り返ると共にポップカルチャーを含む日本のクリエイティブ力の現状を分析し、著作権、クラウド、海外展開などの課題を踏まえこれからの日本の知的財産立国としての行方を展望、内容が散漫に思えるのは問題が複雑で多岐に渡っているからだろうか。
    「コンテンツを売る」のではなく「コンテンツで売る」はとても納得、ちなみにインドで放送されている「インド版巨人の星」では、花形満は颯爽と「スズキ」の車に乗って登場するとのことです。

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    2014年01月05日
  • 中村伊知哉の「新世紀ITビジネス進化論」

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    やたらデジタルやらITやら頻繁に叫ばれるようになったが、通信と放送、ソーシャルメディア、サイネージ・クラウド、電子教科書など日本の現場を綴った一冊。「これから来そう」となんとなく思っているものの実態が見える。また、各側面で今後日本はどう世界に出ていけばいいのか、ということまで踏み込んでいるため、大変興味深かった。

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    2012年02月19日