【感想・ネタバレ】中村伊知哉の「新世紀ITビジネス進化論」のレビュー

あらすじ

日本からアップルやGoogle、Facebookが生まれる日はくるのか?!
人気ラジオ番組「中村伊知哉のThis is IT」待望の書籍化

日本のメディアを動かす10人とのクロストーク収録!
大多亮(フジテレビ執行役員)
藤勝之(エフエム東京取締役)
夏野剛(慶應義塾大学特別招聘教授)
笠原健治(ミクシィ代表取締役社長)
佐々木俊尚(ジャーナリスト)
中川具隆(Ustream Asia代表取締役社長)
小林雅一(KDDI総研リサーチフェロー)
辻村清行(NTTドコモ副社長)
杉山知之(デジタルハリウッド大学学長)
角川歴彦(角川グループホールディングス取締役会長)

スマートフォン、タブレット、電子書籍リーダー、デジタルサイネージ……。
テレビ、PC、ケータイに続く「第4のメディア」が普及し、マルチデバイス環境が到来する。
ブロードバンドの全国化と地デジ整備が完成し、通信・放送融合網ができあがる。そのうえを走るサービスもコンテンツから「ソーシャル」へと軸が移動し、コミュニケーションの形も様変わりする。
2012年、こうしてマルチメディアの次のステージが始まろうとしている。
ブロードバンド大国、日本。誰もがケータイを持ち、ブログやツイッターは急ピッチで普及したが、医療や教育の分野や企業幹部のIT知識となると遅れが目立つ。
企業や日本を変えるために、我々はITとどう付き合うべきか。
分野を代表する第一人者10人と討論を広げながら、日本のITビジネスのこれからについて考える一冊。

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Posted by ブクログ

日本の電子書籍の市場はアメリカの市場規模の2倍あるそうだ。(2010年)

また、世界中のブログで最も多く使われている言語は日本語なんだそうだ。


これらに共通するポイントは何か?


それは「女子高生」である。


電子書籍市場の75%は漫画で、そのほとんどがBLである。
女子高生がケータイでブログを書くことも当たり前となっている。



日本のIT産業におけるキーポイントは女子高生なのだ。つかマジで凄いのな、JK!


電子書籍だけではなく、デジタルサイネージやユーストリーム、mixiのi未来像やスマートテレビなどなど

「ITを融合させて何ができるのか?」

という命題を、有識者との対談形式で幅広く書かれています。

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2012年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半の通信と放送の融合について、
既にライブドア事件あたりから議論しつくされている内容なので、
今更的な話題・・・・で読むのが少し苦痛。

中盤の対談式で書かれているクロストークでは
夏野剛さんや佐々木俊尚さんが登場して、俄然面白くサクサク読む。

最終章(part5)のクールジャパン。

part1-4 で問題定義を投げかけるが、
結局、日本の新ITビジネスはどうなの?
どの分野でも世界には遅れてるし、どこで勝負していいのかわからないよね。

この part5 のクールジャパンで、
マンガ、アニメ、ゲーム 等のクールジャパンコンテンツこそ、世界に立ち向かえる望みのコンテンツ。
最後が一番ワクワクしました。

前半乗り切ると、あとはサラっと読めるので、
時間ない時でも読める良本でした。

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2012年01月18日

Posted by ブクログ

IT業界の近年の動向を、放送と通信の融合、デジタルサイネージ、電子教科書、ソーシャルメディア、クールジャパンなどの切り口から解説。IT業界で起きている様々な出来事が相互にどのようにつながり、どんな方向に向かっているのかを俯瞰的にとらえることができる。

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2012年01月05日

Posted by ブクログ

通信と放送の融合、ソーシャルメディア、スマートフォン、電子書籍、デジタル教科書、デジタルサイネージにクールジャパンと総花的。だけど単純に面白かったな。各分野に面白いネタがあるのに、それぞれ阻害要因があって大きく育たない。。。そんな次世代のITビジネスをどうやって大きくして“モノ”にしていくかを考えるヒントを与えてくれる。

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2011年12月20日

Posted by ブクログ

慶大中村先生の新刊なので購入。最新のIT業界の最新キーワードを包括的に取り扱い、それぞれに対して中村先生のいつものわかりやすい論調の解説に加え、中村先生のラジオ番組「This is IT」の放送内容、それぞれの回で業界の有識者を招待して対談した内容を掲載している。番組はいろいろ聞き逃したので、こういう再編は助かる。
内容は、「通信/放送の融合」「ソーシャルメディア」「サイネージとクラウド」「デジタル教科書」「クールジャパン」とここ数年中村先生を追いかけてる人はおおむね既知の内容だが、このあたりのキーワードがあやしいという人はきっかけとして触れてみるにはいい内容である。ただし包括的に書いてある分詳細までは踏み込んでおらず、この本をきっかけに興味を持ったら別の文献を読むという使い方が良いかと思う。ということで、これを一冊読めば最新動向がわかった気になれるという良書。内容を知っている人も、とりあえず一回読もう。

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2011年12月18日

Posted by ブクログ

端末、伝送路、サービスの三点で同時進行するメディアの変化と、今後のITのあり方についてIT分野を代表する方々との対談で考える。2012年時点の本で、読んだのが2017年だが、ネットワークやインフラ環境の整備に伴い本書で語られているメディアビジネスの進化が本格化するかもしれない。

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2018年01月09日

Posted by ブクログ

やたらデジタルやらITやら頻繁に叫ばれるようになったが、通信と放送、ソーシャルメディア、サイネージ・クラウド、電子教科書など日本の現場を綴った一冊。「これから来そう」となんとなく思っているものの実態が見える。また、各側面で今後日本はどう世界に出ていけばいいのか、ということまで踏み込んでいるため、大変興味深かった。

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2012年02月19日

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