井田真木子のレビュー一覧

  • もうひとつの青春 同性愛者たち

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    386P

    this book is good.this book`s writer is sent nonfiction award because she is good for writing.i want to refer to it when i write senntences

    Lesbian Harley

    思ったんだけど、同性愛者とかが一定数在るのは、男と女の間に存在する緩衝材みたいなもんなんじゃないかな?例えば、男と女は考えることから何から全く違うけど、その男女がきっぱりと異性愛者だけで分かれてしまえば、管理する上では楽かもしれないけど、仲がいい時はいいけど万が

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    2024年07月26日
  • プロレス少女伝説

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    まず単純に文章がうまい! 取材が綿密!
    これぞ上質のノンフィクション、最高のルポルタージュだと思いました。
    特に神取の発言はヒリヒリする。

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    2013年05月25日
  • もうひとつの青春 同性愛者たち

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    あの時代にこれだけ奥行のある同性愛者と彼らを取り巻く事情を描き出したことに感嘆。構成もうまくて、外的な人物描写が繊細で、中盤以降、何度か泣きそうになった。p.377「絶対貧困というものがないこの時代に、私たちはどうやって成熟するのでしょうね」の一文がずしりと響く。
    ただ、本当に悩んでいる10代の子たちにはオススメしません。良質のノンフィクションだし、歴史的資料としての価値もあると思うんだけど。いまの同性愛者を取り巻く状況に限ればもっと適当なのがあると思うので。

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    2012年02月22日
  • ルポ十四歳 消える少女たち

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    「プロレス少女伝説」や「同性愛者たち」を読んで、なんと類いまれなルポライターだろうかと思っていたら、2001年にあっけなく亡くなり驚きつつ惜しんだ。自分の体を売り街で生きる十代を追ったルポルタージュだ。サンフランシスコと日本で。バブル崩壊後、貧困以外の理由で街でサバイブする子供が増えているそうだ。それからまた10年、今、街で生きる子どもたちは何が原因で街をたゆたうのだろうか。「家庭も家族も、親も子供たちも、少ない例外を覗いて、ほぼ壊れたのです」そして壊したのは私たちです、と本書の終わりの項で井田は言う。それを認めて、そこから始めることしか出来ない、と。そして井田自身は8歳の時自分に起こったこと

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    2011年08月26日
  • プロレス少女伝説

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    大宅賞受賞作。子どもの頃にそういえば女子プロレスのポスターをよく見かけた。長与千種、神取しのぶ、キューティ鈴木。私は関心を抱くことなく終わったが、そのブームの中にいた当事者たちはそれをどうとらえていたのか。当時プロレス雑誌に寄稿していた彼女が、リアルタイムにそのブームを見ながら、プロレスラーとして興行主たちの型にはまらなかった神取、中国出身の天田麗文、アメリカから来たメデューサ。彼女たちの生い立ちから丁寧に聞き取りを重ねた労作。プロレスという格闘技に関心はないけれど、彼女たちが「言葉」で語るそれには心を惹かれた。

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    2009年10月04日
  • ルポ十四歳 消える少女たち

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    できることなら★をもっと沢山つけたいくらいの本。ストリートサヴァイヴァーというアメリカの言葉を手がかりに、身体を売る日本の女の子たちの言葉を引き出したルポ。彼女たち自身だけでなく、親や買う側、搾取する風俗の人間、警察、米国のシェルターの人間と実に丹念に辛抱強く聞き取っていく姿勢に敬服。急逝されてしまったことが惜しまれます。まだまだたくさん本を書いていただきたかった。

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    2009年10月04日
  • ルポ十四歳 消える少女たち

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    本当に、複雑な問題を丁寧に咀嚼し身を切るような思いに堪えながら読みやすく明瞭な文章を書ける人だったのだなあと思う。だから、とても残念。井田真木子さんの新たな文章を読む機会はもう無いのだから。

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    2018年04月17日
  • ルポ十四歳 消える少女たち

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    「時代」を読みとる
    というのは こういう視点を持つことなのでしょう
    「人」に寄り添う
    というのは こういう会話をもっことなのでしょう

    すてきな ルポライターを
    私たちは 失なってしまったものです

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    2014年07月12日
  • ルポ十四歳 消える少女たち

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    渋谷にたむろし、体を売って生活する10代の少女たち。彼女らへのインタビューを通してその姿を追ったノンフィクション。

    中でも冴矢という娘のエピソードが中心。作者は彼女をサンフランシスコまで連れて行き、現地の「ストリートサヴァイヴァー」の娘と引き合わせる。

    このように、ある意味過剰なまでに対象に入り込むのがこの作者のスタイルなのだろう。取材の数を重ねることで話を作るスタイルとは対照的だが、興味深い。亡くなってしまったことが惜しまれる。

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    2013年08月17日
  • もうひとつの青春 同性愛者たち

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    ネタバレ

    香山リカさんの「しがみつかない死に方」に井田さんの話が出ていて、
    この本のことが載っていたので読んでみました。

    早く読みたい、読まなければ、と思ったのは久しぶり。
    通勤はもとより、昼休み、帰宅後、とどんどん読みました。

    ぜひ、色んな方に読んでほしい本です。

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    2011年04月09日
  • ルポ十四歳 消える少女たち

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    八年前、街にはコギャルと呼ばれる女子中高生が闊歩し、”チーマー”なんていう若者グループが夜な夜なネオンの点滅する盛り場をうろついていたらしい。
    らしい、と書くのは、私はこの当時田舎におり、都会の若者たちの現状などまるで知らなかったからだ。ただ、そうした人種がいることはTVを通して認識していた。なぜ彼らのような人種が生まれたのか。家があるのに帰らない。毎日渋谷に入りびたり、”パパ”と称するパトロンを持ち、援助交際することにためらいを見せない彼女・彼氏ら。
    「近頃の若者はおかしい、理解できない」で切って捨てるたくさんの大人たちに送る、ノンフィクションライター・井田真木子さんのメッセージ。
    「家族は

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    2009年10月04日
  • ルポ十四歳 消える少女たち

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     副題が「消える少女たち」とある。とてもショッキングな副題なので興味津々で読んでみた。先進国の場合、売春の原因が貧困に起因しているわけではない。貧困とは食べるもの着る物が満足に得られない状態を言う。食べるに困らない者、それも強制されるでもない少女が売春に走る原因は何処にあるのだろう。

     著者のインタビューに答える少女の無軌道ぶりはその歳にしては幼稚過ぎると感じる。目の前にある現実を受け入れられない、手に出来るもので満足できない少女たちの衝動を抑えるには精神的な成長を待つしかない。

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    2014年05月22日
  • プロレス少女伝説

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    もう絶版になっていて、プロレスとか格闘技系が結構好きだと言ったら
    文春の営業さんが貸して下さいました。

    プロレスもののノンフィクションを読むのは2冊目で
    でもこれは女子プロレスに焦点を当てて書かれてる。

    色々と興味深い部分も沢山あって
    日本人じゃない選手の葛藤とか
    ショーとしてのプロレスについては他の本で
    理解済みだったけど
    それにこんなにも固執して作り上げて来た人が居たこととか
    神取忍は有名な選手なのに、
    実はこんな苦悩と葛藤とがあったとか
    ほんとに知られざる事実ばっかり。
    身体一つで戦えるわけでなく
    団体との契約があったり
    ファイトマネーであったり、縦社会であったり。

    私がプロレスと

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    2010年11月01日
  • もうひとつの青春 同性愛者たち

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    ルポタージュ。
    これは真実である。
    これが真実である。
    その言葉に息も詰まるものを感じました。

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    2009年10月04日