田中ひかるのレビュー一覧

  • 生理用品の社会史

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    韓国で脱北女性を取材したジャーナリストによると、彼女たちが「韓国にきて、最も感激するのは実は生理用品のナプキンの存在」であるそう。北朝鮮では月経時、ガーゼや着古した下着の切れ端を畳んで使い、「他人に見られないように陰干しする」。

    数十年前の日本もこのような状況だった。長い間、日陰の存在だった生理用品を急速に発展させ、今ではほとんど不自由なく過ごせるようになった。先人の努力に感謝したい。

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    2020年09月26日
  • 生理用品の社会史

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    月に一度、1週間程度お世話になる生理用品、ドラッグストアやスーパーの店頭には山と積まれて選び放題だけど、そうなったのはごく最近の話。半世紀ほど前までは生理は忌むべきもので人前で話すものではなく、女性はこっそり脱脂綿や紙でなんとかしていた。それをどうどうと広告にうちだし、一気にナプキンの市場を開拓したアンネ社の苦闘とその後の展開を描く。
    私の感覚では「アンネ」はすでにちょっと古臭い表現だったけど、月に一度のアレを憚ることなく語れるようにしたアンネ社の功績はすばらしいし、感謝の限りである。
    最後の布ナプキンについての章は必要かな?と思うけど、忌むべきものとされていた生理を普通に語り、生理用品で快適

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    2020年09月12日
  • 生理用品の社会史

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    「脱脂綿・布などは備付けのゴミ箱に捨ててください」っていうトイレの貼り紙もひっそり歴史を語っていたのだ…ということがわかる本。

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    2020年08月22日
  • 生理用品の社会史

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    映画「ツキイチ!生理ちゃん」の原作の漫画の中にも、本書を取り上げた作品がある。
    (生理用品の社会史 タブーから一大ビジネスへ ミネルヴァ書房 2013、本書は文庫化にあたって改題、改稿)

    女性にとっては毎月のことで、面倒で、辛い。
    でも、メーカーは本当に苦労してブルーデイのブルーを解消しようとしている。
    音が小さいパッケージ、テキスタイルメーカーやキャラクターとのコラボなど、ソフト面はもちろん、昼用、夜用だけでなく、長さ、薄さ、量によって好きなものを選べる。
    おかげで、大きなポーチを持ち歩かなくても、ポケットにしまって持っていくこともできるし、長時間席を立てなくても安心だ
    (でも時々自分でつ

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    2020年01月27日
  • 明治のナイチンゲール 大関和物語

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    NHK朝ドラ「風、薫る」の原案だけど、かなり違うね。全くの別物語に感じた。それは置いといて、こんな方々がおられたこと、知らなかった。素晴らしい。ただ、文章は固い

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    2026年04月13日
  • 明治のナイチンゲール 大関和物語

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    俳優の見上愛と上坂樹里が、W主演を務めるNHK連続テレビ小説『風、薫る』

    NHK朝ドラ「風、薫る」原案!

    明治時代、「カネのために汚い仕事も厭わず、命まで差し出す賤業」と見なされていた看護婦。家老の娘に生まれながら、この「賤業」につき、生涯をかけて看護婦の制度化と技能の向上に努めた大関和。和は離婚して二人の子を育てる母親でもあった。和とともに看護婦となり、彼女を支え続けた鈴木雅もまた、二人の子を持つ「寡婦」であった。これは近代日本において、看護婦という職業の礎を築いた二人のシングルマザーの物語である。

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    2026年03月30日
  • 生理用品の社会史

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     “アンネナプキン”、そういえば子どものころに聞いたことがあるなあと思い出しながら、「第三章 生理用品が変えた月経観ーアンネナプキンの登場」を読んだ。
     もともとは、発明家と企業の仲介の仕事をしていた坂井泰子さんが、寄せられた考案の中に生理用品があったことから、女性である自分が日本人に合った生理用品の商品化をした方が良いのではないかと考えて事業化を考えたことがきっかけだったそう。そして出資してくれる企業も何とか見つかり、新しい会社を立ち上げたとき、彼女は27歳。そして1961年にアンネナプキン発売。
     使用者の声を聞きつつ工夫を重ねるとともに、強力な宣伝活動や営業活動も相俟って、アンネ社は急成

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    2026年03月29日
  • 明治のナイチンゲール 大関和物語

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    強い女性たちが築いてくれた今の社会。私たちが当たり前に平和に暮らせていることは、本当に先人たちの努力があるからだと痛感する。だから歴史が大好き。

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    2026年01月25日
  • 生理用品の社会史

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    昔の女性は一生で50回しか月経がこなかったという話も、それはそれで色々思うところはあったが、生理中や出産予定の女性たちが追いやられたという「小屋」には言葉を失った。

    令和になっても、生理中の神社参拝は遠慮せよと言われるから根は深い。

    そうした月経禁忌が家父長制の導入と共に、宮中から全国へ広まったという説は興味深く読んだ。
    その後押しをしたという『血盆経』が中国で流行した時期は、考えてみれば纏足の大流行と重なっている。女性の身体を物化する風習は言うまでもなく家父長制とは切っても切れない関係にある。
    ただでさえ月経で定期的に血を流さねばならないのに、足まで血膿まみれ、その上、汚くて劣る存在だと

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    2023年05月31日
  • 生理用品の社会史

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    前半の生理用品の歴史〜中盤のアンネナプキンの話が面白かった。後半は布ナプキンや月経カップと言った知っている内容だったために少し失速した印象。
    全体としてよくまとまっていて勉強になった。

    生理になった日に親に言い出せなかった気持ちって何時までも覚えているもんだよね。
    男性も教養として読んでおくといいと思います。
    生理を快適に過ごせる今の時代で本当に良かったなと思いました。

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    2021年10月07日
  • 生理用品の社会史

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    他にない、と言う観点では超一流の本と言うべき。教養として知っておくべき内容かもしれない。ジェンダー論かと思いきや、普通のサクセスストーリーとしても読める。アンネナプキンがいかに画期的であったかが良くわかる。こういう知識はなぜか普通には入ってこないので。

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    2021年06月15日
  • 月経と犯罪

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    ・1980年代までロンブローゾ的女性観に基づいた犯罪論が支持されていたことに驚いた。エビデンス全くないやんけ
    ・「犯罪に限らず、゛性゛という先入観は、思考停止を招くものだ」
    ・伝統的な女性役割を内面化している女性ほど月経時の症状が重いと結論づけたカレン・ペイジの研究が気になった

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    2021年05月02日
  • 皇国の緋色4巻

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    ネタバレ

    最終巻。分厚っ。1巻からして厚みはあったけど、最終巻の分厚さ半端ない…^^ うーん、最後は駆け足で無理矢理詰め込んだ印象だった。紫京あれだけ煽っといて途中からそれどころではなくなったからか放置で中途半端だったし、千宥の方も同じく消化不良で終わった…。紫京は芳野がいたからなのかもしれないけど、千宥はあの状況でいきなり消えた虎銕をどう思ってるんだ…。でも、龍馬と同じく自分の悲惨な最期を知りながら歴史に沿う相楽には泣けた。かっこいい。かっこいいけど、「またいずれ来世で会おう」はいいとして、「その時は同じ時代を生き、死ぬまで一緒にいさせてくれ」って…w”死ぬまで”、てw思わずプロポーズなの?ってつっこ

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    2015年07月17日