田中ひかるのレビュー一覧

  • 生理用品の社会史
    昔の女性は一生で50回しか月経がこなかったという話も、それはそれで色々思うところはあったが、生理中や出産予定の女性たちが追いやられたという「小屋」には言葉を失った。

    令和になっても、生理中の神社参拝は遠慮せよと言われるから根は深い。

    そうした月経禁忌が家父長制の導入と共に、宮中から全国へ広まった...続きを読む
  • 生理用品の社会史
    前半の生理用品の歴史〜中盤のアンネナプキンの話が面白かった。後半は布ナプキンや月経カップと言った知っている内容だったために少し失速した印象。
    全体としてよくまとまっていて勉強になった。

    生理になった日に親に言い出せなかった気持ちって何時までも覚えているもんだよね。
    男性も教養として読んでおくといい...続きを読む
  • 生理用品の社会史
    他にない、と言う観点では超一流の本と言うべき。教養として知っておくべき内容かもしれない。ジェンダー論かと思いきや、普通のサクセスストーリーとしても読める。アンネナプキンがいかに画期的であったかが良くわかる。こういう知識はなぜか普通には入ってこないので。
  • 月経と犯罪
    ・1980年代までロンブローゾ的女性観に基づいた犯罪論が支持されていたことに驚いた。エビデンス全くないやんけ
    ・「犯罪に限らず、゛性゛という先入観は、思考停止を招くものだ」
    ・伝統的な女性役割を内面化している女性ほど月経時の症状が重いと結論づけたカレン・ペイジの研究が気になった
  • 皇国の緋色4巻
    最終巻。分厚っ。1巻からして厚みはあったけど、最終巻の分厚さ半端ない…^^ うーん、最後は駆け足で無理矢理詰め込んだ印象だった。紫京あれだけ煽っといて途中からそれどころではなくなったからか放置で中途半端だったし、千宥の方も同じく消化不良で終わった…。紫京は芳野がいたからなのかもしれないけど、千宥はあ...続きを読む
  • 「オバサン」はなぜ嫌われるか
    なんか割り切れないのは、私がこの本を読んでいるのを見た人が、いかにも「納得」という顔をすることです。プンスカ。
  • 「オバサン」はなぜ嫌われるか
    「お姉さん」と「おばさん」の境目はどこなのか。
    自分がいつから「おばさん」と呼ばれるようになるか…。
    確かに妙齢?の女性に呼びかける名称があったら便利。
    「オバサン」という言葉にポジティブなものがあまりないというのが
    問題なのかもしれない。
  • 「オバサン」はなぜ嫌われるか
    「オバサン」の持つ意味について、「おばさん」との違い、「オジサン」との相違について。全然この本にあるような意識がなく、「おばさん」を使っていたけど、そこに違和感を感じられていたりしたら大変だ。私も「オジサン」で「オバサン」と同様にずうずうしさなど表に出てしまっているような気がしていている。反省。