小宮良之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「サッカー「海外組」の値打ち」
サッカーはワールドワイドなスポーツである。国、監督、チームによって選手の運命は大きく変わる。日本人選手が海外で成功する為に必要な能力とは?
スポーツノンフィクションライター・小宮氏による本書。
第1章:海外組の変遷
第2章:成功と失敗を分けるもの
第3章:自分に合ったプレー環境を探す
第4章:ポジション別適性
第5章:様々な移籍の形
最終章:サムライからの脱皮
お勧め出来る理由の1つとしてはミケル・エチャリ(スペイン最高のスカウティングの目を持つ)、リージョ(世界屈指の戦術監督)、ヘスス・スアレス(スペインでは著名なジャーナリスト、ワールドサッカーダイジェストでお馴染み)などの実力ある人が日本代表の試合や個々の選手のプレーを見た上で評価していることが挙げられます。
特に、岡崎慎司(シュツットガルト)、ハーフナー・マイク(フィテッセ)、柴村直弥(パフタコール)への評価はすこぶる良いです。読んでいて日本人且つサッカーファンとして嬉しいですね。是非3人にはこの本を届けたいし、特に評価してくれているスアレス氏に会わせてあげたいw
中でもマイクへのスアレス氏の評価は良いです。スアレス氏の三種の神器である「グアルディオラ」「ディポルティボ」「フェルナンド・ジョレンテ(A・ビルバオ)」の全てが登場してきますからね。
また「海外で活躍する為に必要な要素は何か?」というテーマをしっかり解析している点もお勧め出来る理由です。思っていた以上に充実しています。
スポーツライターの方の著書は本人の主観が入り込みすぎて「これは違うな」と思うことが多いのですが(生意気にも)、この本の著者・小宮氏は常に客観的な立場にいてくれています、自分の意見を前に出し過ぎてないからでしょうか。それによって、テーマがぶれず解析も十分客観的です。
サッカーファンは勿論サッカー初心者の方にもお勧め出来る充実した内容になっていると思います。 -
Posted by ブクログ
著者は、オリンピックメダリストの髙橋大輔選手や宇野昌磨選手を取材したスポーツライター
主人公、星野翔平が使用している曲は実際に大ちゃんが使用した曲? そうでないのもあるのかな?
ケガは、大ちゃんと一緒?
パラレルワールド的に書かれたとのこと
翔平の性格は、誰要素がつよいんだろう?
凌太は、こんな選手いるだろうなあーとか
海外の選手についても、いろいろ想像しながら読めて楽しかった。
ただ観るの(しかも詳しくわかってない)好きなだけのファンの私には
大好きなフィギュアスケートの世界の裏側を少し垣間見れることができて
すごく楽しく読めた♡
●印象に残ったメンタルトレーナー夏八木廣との会話
カウンセリング
会話をするだけ。真剣に話を聞き、それについて答える。正解は提示しない。
居心地のよい殻の内側にいると、不安や恐怖は増幅しやすい。それはいつか敵意に成り代わって、人をねたんだり、ひがんだりする → SNSの世界はそのひとつ
長いスパンで、じっくりと物語を作る。迷ったら、目の前の今だけが真実だと思うこと。君だけの今を、何度も何度も繰り返す。今を堪能し、満喫する。今がなかったら、未来もない。そこで、終わりだ
迷っていい。そこで、今できていることを見つめる。目の前の今をゆがめない
いつも己に矢印を向ける。誰がどうだ、という比較をしない。比較するときは敬意に満ちていて、負けられない、という感情も奥底に沈めていた。
いつも第三者の目で自分を見つめているよう
●波多野コーチからの手紙から
新渡戸稲造のベストセラー『武士道』の一節
「義」 = 「正しい道」 を行くこと。様々な誘惑や妥協に、「勇」敢に挑み、困難を打ち払う。その道において、ためらいや恐怖は敵となる。その恐怖に勝って我が道を行く人は、「仁」の心を持てる。「仁」とは、優しさや慈悲深さ。
そして「仁」の心を持つ者は、「礼」や「誠」を自然に身につけられる。他者を尊敬すると、言動一つひとつに表出する。自分の立場を突き詰めて相手の立場を想像し、おもんばかれる。 -
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「サッカー名将・名選手に学ぶ48の法則」
バルサはなぜ強いのか。ドイツブンデスリーガ繁栄の理由は何か。
サッカーを観る眼。それは誰もが語れるような結果次第のサッカー論であってはならない。たとえチームが破れたとしてもプレーの良さを語り、勝ったとしても悪ければ悪いと断じられる揺るぎない視点である。
この眼を養う為に、勝負全般のディテールに拘る。選手は高い技術精度を持っているか。空間意識を持って、時間を上手く使っているか。11人は連動しているか、等粒度をどんどん小さくして勝負を見ていく。
そうする事で勝ち負けの差を作る要因が鮮明に見えてくる。一旦最小粒度まで勝ち負けを落とし込む事が出来なければ、チームが破れたとしてもプレーの良さを語り、勝ったとしても悪ければ悪いと断じる事は出来ないだろうと思う。
たとえ監督じゃなくてもサッカーを語るプロならば、少なくともこの作業にトライすべきだと思う。サッカーを分かろうとせず、結果論を語り、書く事でお金を貰うのは間違っている。そして語り、書く中身は大抵論理破綻している。結果論なのに破綻しているのだから不思議だ。
彼らに構うくらいなら、サッカーを観る眼を持っている人、持とうとトライしている人の記事や本、インタビュー、解説にもっと立会いたい。
本書は、勝者になる為の法則を組織、リーダー、現場、局面の法則を通じて分析している。例えば、現場の法則の1つとして、メンタルマネジメントの成功例を挙げている。
シャビ・プリストと言う選手がいる(チョイスがさすが)。彼は精神的に落ち着いた事でMAGO/魔法使いの称号をつけられるまでになったレアルソシエダのプレーメイカーだ。技術、体力と戦術は成功する為に必要な要素だが、それらの根源になるのは、心であると言う事を教えてくれる活躍例である。
サッカーは、ディテールを見れば見るほど面白くなると思う。それは、プレーだけでなくスタジアムやクラブ運営にも同じ事だ。
例えば、ドイツの経営は、真似しないとダメだと思わされる要素がたくさんある。吸収、応用出来る所は絶対あると思うから、もっとドイツにアクションしないととか思ってしまう。 -
Posted by ブクログ
フィギュアスケート。少年が五輪を目指す物語。個人競技だけど、なるほど、ライバルと競い合うことで己の技術を高め、それを見た次世代の選手がその思いとともに成長する。
それは個人というよりは、チーム競技のようでもあり。
幼なじみで最大のライバル。それは恋敵?
相性の良い女性コーチ、クセの強い外国人コーチ。
先輩、後輩、外国人選手と様々な登場人物で飽きさせず、最後までフィギュアスケートを知らなくても面白く読める。
滑走シーンの描写はスリリングでゾクゾクした。もっと多くてもいいと思う。
ただ、誰の視点で書かれているのかわからなくなる箇所があり、混乱する。 -
Posted by ブクログ
フィギュアスケートに人生をかけた青年たちの物語です。
手に汗握る戦いを描いているのかなと思いましたが、どっちかというと青年たちのメンタル面を中心に描かれています。試合の描写はトントン拍子で展開していくので、熱き戦いというよりは、「記録」として描かれている印象でした。個人的には、その辺りの描写を詳細に描いてほしかったです。
また、作者はスポーツライターとして活躍されていることもあり、スケートの知識は豊富かと思いますが、あまりスケートについてわからない人にとっては、もう少し詳しく
教えてほしかったです。サルコウやループといった技の違いが個人的にあまりわからなかったので、試合での魅力が難解でした。
また、○○オリンピックが登場しますが、おそらく実際のオリンピックと異なって描かれているかと思います。モスクワやバルセロナといった昭和から平成の時代に起きているのに小説の中では、スマホが登場したり、冬季なのに夏季のオリンピック?だったので、混乱してしまいました。
なので、全て架空のオリンピックということで自己解決しました。
登場人物の心理描写に着目すると、挫折や葛藤、嫉妬といったフィギュアスケーターならではの悩みがふんだんに盛り込まれていました。普段目にする選手たちも、こういった経験をされていると思うと、精神面はハンパないなと思ってしまいました。
幼馴染でもあり、ライバルでもある2人が、時に良き友であったり、ケンカをしたりとドラマのような展開になっていきますが、そこには青春を感じさせる爽やかさもあり、面白かったです。
2人のほかに様々な選手や個性的なコーチが登場し、話を盛り上げてくれます。
フィギュアスケートの新しい一面を垣間見た作品でした。