権田真吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アスペルガー症候群について知りたくて読書。
他のレビューを見ていると自分にも該当するや同じような症状があるという感想がある。そりゃそうだ。アスペルガー症候群に限らず発達障害の症状は、多くの人でも程度の差はされ持っていることが多いからだ。あとは、それをどう自分自身で認識できるかが大きい。
特に幼少期を思い出すと今以上に発達障害の症状があったと振り返る人も多いと思う。多くの人はそれらが成長ともに社会性を増すことで修正されていくからだ。
私の場合は、1つの決めやり方(ルーティン的な)をずっと続けたり、自分で整理した部屋を勝手に変更されると強く不満に感じたりする。
本書では登場する2つ以上のこ -
Posted by ブクログ
42歳1967 アスペルガー症候群=自閉症の中で知的発達の遅れがないもの メタ言語=ニュアンスを含んでいる言語 字義通りの解釈 考えていることを口に出してしまう癖 自分なりの思い込みや信念が強く、他人の話を理解するのに困難を覚えることが多い ビジュアル情報で補足 視覚認知力の弱さ ラフスケッチでよい マルチタスク能力が普通の人より低い キャパシティ 吃音 強迫性障害 自律神経失調症 フラッシュバック 横柄 職場不適応 スペシャリストになる 村八分を免れ 筋の通った一家言 少子化の今では考えられない暴挙 克己心が強い それぞれ異なる利害でもって動いている 分からず屋の暴君 自分がよかれと思うこと
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Posted by ブクログ
本の帯にあるとおり、アスペルガー症候群の本人が語る体験談です。子ども時代から42歳の社会人となった現在まで、様々な体験が赤裸々に語られています。
感心するのは、自分の体験をとても客観的に書いていることです。子ども時代のように昔のことならいざ知らず、割と最近のことも同じように書かれています。ここまで自己分析ができてしまうと、自分がうまく行動できないことが、心理的に相当負担なのではないかと心配になります。
アスペルガー症候群の方が一般的にこの方と同じなのか、そのあたりはよく分かりませんが、なるほどこういう方もいるのだなというのは参考になります。ただ、わかった上で、こういう方とどう接してい -
Posted by ブクログ
随分と自分を客観的に見れる方ですね。
通常の人の目線に立って、アスペルガーである自分を描写している。一般人に対して空気の読めない自分や、一般人に対して正直すぎる言動の自分、とか。一般人、というわけのわからないものの概念を正確に理解している。一般人からは彼が宇宙人なように、一般人は彼にとっての宇宙人だろう。その宇宙人の視点を得て自分を見る。
こんな高度な視点を手に入れるまで、かなりの苦労をしたのではないだろうか。常に自分を分析し続けたのだろうか。周りから宇宙人と思われるたびに、その原因を探り続けてきたのかもしれない。
ここまでの自分に対する客観性を持てるまで、諦めず戦う人は稀だろうな、と。社会と -
Posted by ブクログ
最後まで読んだ正直な感想はよくわからないという事です。会社の上司から、今後こういう人間が入ってくる(入っている)可能性もあるのでこの本を読んで勉強しておいてとの事でした。
しかし、アスペルガーの特徴が今一つ理解できない。それって健常者でもある事じゃない?というのが多く、自分でもそういう事あるよな、と思ってしまったり。
本当に深く理解しないと不当に相手を評価したりしそうな自分がいます。やる気の問題だったり、空気読めよ!って思ってしまいそうです。
というぐらい難しい病気なのでしょうね。
もっと広く知らしめないといけない病気だということが、この自分の気持ちからも理解できました。
難しい・・・