白石典之のレビュー一覧

  • チンギス・カン “蒼き狼”の実像
    チンギス・カン専門の考古学者による良書。
    古い歴史書からだけでなく、遺跡からの新しい発見を元に書かれた内容が斬新で説得力があって面白い。
  • チンギス・カン “蒼き狼”の実像
    著者は自ら「チンギスハン」専門考古学者と名乗るだけあって、定説に縛られないゼロベースの再考察・再検証が興味深い。冒頭の「カァン」と「ハン」の違いの解説から筆者の熱意が伝わってくる。鉄に着目した視点も斬新だ。チンギスハンに関する書籍としては比較的新しいものなので、最新の文献と研究を総覧できて役立つ。
    ...続きを読む
  • チンギス・ハンの墓はどこだ?
    考古学という学問をやさしく教えてくれる。
    考古学からチンギス・ハンの謎に迫る書。
    遊牧民のくらし、歴史への興味も尽きない。
    小学校高学年から。
  • チンギス・カン “蒼き狼”の実像
    [ 内容 ]
    一二〇六年、モンゴル高原の諸部族はチンギス・カンのもとに統一された。
    強力な騎馬軍団と豊富な鉄製武器を誇る「大モンゴル国」は、西夏や金、ホラズムなどの強国を攻略し、ユーラシアの東西にまたがる世界帝国へと成長した。
    だが、偉大な足跡を残したチンギス・カンの生涯は謎に満ちている。
    近年の発...続きを読む
  • チンギス・カン “蒼き狼”の実像
    元々歴史は織田信長、宇喜多直家といった日本の戦国時代が興味を持つ部分であったが、最近はどうもチンギスハンとユーラシアに興味は移ってる。
    そんな中本屋で見つけて気づいたらレシートと現物を手にしていた本だが、チンギスハンを考古学で調べているあたりが新鮮で一気に読めた。
    主にチンギスハンを史跡から解く感じ...続きを読む
  • チンギス・カン “蒼き狼”の実像
     チンギス・ハンの評伝。著者は考古学畑の人で、従来の東洋史学畑によるモンゴル帝国史書にはない、考古学的知見に基づく叙述が新鮮。チンギスの急速な台頭の要因として鉄資源・鉄生産の掌握を挙げているのが興味深い。
  • チンギス・カン “蒼き狼”の実像
    表題こそチンギスカンだが、読み進めるとすぐにこれが「現代における考古学と遺跡発掘のススメ」であることに気づく。作者もそのあたりは自覚しており、後書きにてそのことに触れ、あまりに無味乾燥にならないよう意図的にエピソード、伝説を差し挟んだとある。そのあたり、少しアンバランスな内容になっている面は否めない...続きを読む