ルディー和子のレビュー一覧

  • 男子系企業の失敗

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    ホフステッド指数に興味のある方ならぜひ、一読を。
    リスク回避の傾向を遺伝子説で説明している。
    「しがらみ」を長期的戦略的互恵関係とする分析も良い。
    タイトルは男子系となっているが、男女はあまり菅ン系内と私は思う。

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    2025年11月21日
  • 男子系企業の失敗

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    著者の視点は他と全く違う面白さがある。今回は、「行動科学・脳科学」の見識が加わり、新たな視点が加わったことに敬意を表したい。
    1.日本企業の同質化 男性社会・一括採用により形成され日本独自の特性へ
      右肩上がりの成長期はプラスに機能したが、人口減少・市場縮小下では逆効果
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    5.

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    2024年01月17日
  • 経済の不都合な話

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    経済学の基本である合理性が根本的に疑うべき時代に突入していることを指摘されていますが、哲学や経済の歴史も学べました。

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    2023年12月20日
  • 合理的なのに愚かな戦略

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    日本の大企業病=官僚主義 「情熱」が希薄化
    日本社会の問題でもある 都会の偏差値秀才育成による
    答えのあるモノしか許容しない リスク挑戦を忌避

    1.「認知活動」だけでは社会発展はない
     知識・記憶・学習・思考
    2.リスクを取って「Action」
     「感情」情熱が必要→「決断」→「行動」
    3.大企業病がまん延

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    2022年03月12日
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」

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    この本は おもしろい。
    マーケティングの本って 事例が多く載っているが、
    表面的で、深まりが ないのだね。
    しかし、著者は じつに 考察を重ね
    マーケティングって 本当に どんな意味があるのか?
    ということを 客観視しようとしている。

    マーケティングの本は 自らの本さえ マーケティングしていない所に
    面白みがあるが、この著者は ちゃんとマーケティングをして、
    題名を「マーケティングは消費者に勝てるのか」と問いかけている。
    そこから、ステキだね。

    『マケーティング調査は 消費者のことを教えてくれない。』
    1985年 コカコーラのニューコークの失敗 
    400万ドルをかけたマーケティング調査。

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    2017年02月04日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    ネタバレ

    『売り方は類人猿が知っている』 ルディー和子
    を読んだ。

    ビジネス書のようであって、なかなかどうして人間学のような本。

    論理的に物事を判断して、買うか買わないかを決めているのが
    われわれ人間である----というのは間違いであることをつぶさに見ていって、
    解き明かしてくれます。

    同じワインを飲んでも、値段が高いのだときかされれば、
    そっちのほうがおいしいと感じるのが人というもの、
    といったポピュラーな心理学実験の話もあれば、
    嫉妬や妬みが類人猿に発生した段階で、それを解消しようと
    平等や公平の考え方、すなわち民主主義の考えが生まれた
    という深い論考の話もありました。

    主に海外の行動経済学

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    2015年08月11日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    2009年の発売でこの本の存在、筆者の名前はしっていたが、今まで読まなかったことを後悔した。

    神経科学、行動経済学、進化心理学など最近のフロンティアの領域の研究と筆者の消費者マーケティング領域が縦横無尽に絡み合い、極めて知的刺激の強い一冊に仕上がっている。

    ★10コつけたいw

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    2013年03月03日
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」

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    一般に大局的かつ軽々しく語られがちな「マーケティング」について、過去の事例、具体的な商品や産業を持ち出して、非常にわかりやすく説明してくれる名著。マーケターになりたいひともにリサーチャーになりたいひとにもオススメです。「マーケティングの神話」とテイストは似てます(こちらはリサーチ寄り)。

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    2011年09月01日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    ネタバレ

    100年後でも読める良書。セックス、投資にのめり込む、著名人がエコ活動する、すべては20万年前の類人猿の本能欲求から変わっていない。あらゆるシーンで参考になる本書は考え方だと思います。

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    2011年08月24日
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」

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    シュルツの『統合マーケティング』を読んだ直後に購入。シュルツが消費者Responseの正確さを前提にしているのに対して、こちらは「いいかげんな消費者」にFocusしていて、ある意味アンチテーゼ的な位置づけで読めた。
    ただし「消費者理解は難しい」だけの表面的な議論で終わるのではなく、科学的な根拠や企業の実例を元にマーケティングの検証を行っており非常に興味深い。

    ?消費者調査にも流行があり、また「いいかげんな」消費者の行動を予測するには限界があり、調査結果は絶対的なものではない。
    ?日本企業の伝統的な「直感n頼る」「質的な」調査スタイル(POSデータや流通チャネルからの情報の細かなフォロー

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    2009年10月04日
  • 経済の不都合な話

    匿名

    購入済み

    経済は人

    素晴らしい新書。企業は今後どうあるべきかというテーマを最初と最後に、途中にいわゆる新古典派の経済学がいかにリアリティのない合理的な経済人仮説をベースにした実態と乖離したものかを分かりやすく説明しています。オススメです。

    #深い #ダーク #タメになる

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    2025年09月29日
  • 男子系企業の失敗

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    ルディー和子、男子系企業の失敗(2023)
    日本の長期に渡る停滞を、主にヒトの「バイアス」という観点から論述しており、とても腹落ち度の高い内容です。
    ---本文より---
    その業務プロセス、固執するほど有効ですか?(P27)
    経営者も従業員も変わりたくない日本企業(P40)
    社長の周囲に、イエスマンが集まる科学的必然(P46)
    -「確証バイアス」と「忖度」のタッグが5年以上続くと、社長のまわりにはイエスマンばかりが集まるようになる。
    「私の組織のメンバーは個性豊か」の誤謬(P82)
    -社会心理学で「外集団同質性バイアス」と呼ばれる認知バイアスがある。同質性が高い集団のメンバーは、自分が属してい

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    2024年01月29日
  • 合理的なのに愚かな戦略

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    合理的をいっているのは、これまでの通説をいっています。
    通説を覆す、真の法則が、”逆説”です。
    クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」に代表される、通説の裏にある、一見、非合理的にみえるルール、それを、”逆説”として紹介しています。

    第1章 顧客志向と、従業員思考
    第2章 牛丼戦争、プライシングの逆説
    第3章 ブランド戦略、企業ブランドか、商品ブランドか
    第4章 日本人のコミュニケーション下手
    第5章 企業には、大きさの限界がある
    第6章 中小企業で働く幸福感

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    2021年11月12日
  • 経済の不都合な話

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    非常にわかりやすく読みやすく、最後まで面白く読み切れる。様々な事例とともに、人間の心理、理性と感情の関係などを書き記してあり、非常に興味深かった。

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    2019年11月27日
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」

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    1.マーケティングの手法だけではなく、理論的なことも学びたいと思い購入しました。

    2. 消費者の95%は無意識に商品を選択しているのですが、企業側が何か行動をすると消費者は反応します。その反応の元となっているのは口コミ(情報のカスケード)です。成功例で言えばハリーポッター、失敗例で言えばコカコーラで、情報が回った時点で良い悪いが決まってしまいます。
    このように本書では、「情報のカスケード」をキーワードとし、マーケティングはどこまで研究がすすんでいるのか、そもそもマーケティングが必要なのかというところからマーケティングについて述べている一冊です。

    3.マーケティングが万能ではないが、どう対応

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    2019年07月20日
  • 経済の不都合な話

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    「企業を存続させようと頑張るのはただの空回り」
    「価格で価値が決まるわけではなく、価格はただの価値の一部分である」
    「人は、経済的に合理的な行動を選ばない」
    という、経済学の教科書に真っ向から反していく主張でした。

    三番目の主張は昔からの伝統ある経済学に対する批判らしく、経済学者の本を読むとこの批判に対する持論が書いてあったりして、面白いです。

    ただ個人的にはこの著者が言うほど人は不合理な経済活動をしていないとは思いますが、論としては概ね納得できるものでした。

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    2018年09月30日
  • 合理的なのに愚かな戦略

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    大企業の社長にまでのぼりつめた人間は、成功者であり、凡人より優れた資質、能力を持っていることは間違いない。が、そんな優れた人間が、あとで振り返ってみると、誰からも指摘される単純な間違いを犯していることがよくある。優れた経営書を読み、多くの人が体験したことのないような経験を持ち、過酷な競争を生き抜いたはずの彼らがなぜ失敗をし、会社を経営難にしてしまうのか。マーケティング論者である著者は、多くの日本企業の失敗を取り上げ、その原因を経営者の思考分析によって解明しようとする。

    吉野家とすき家の牛丼戦争、ソニーや松下・シャープ・日立などの家電メーカーの逆境からの脱出などなど、大企業の失敗の歴史書として

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    2015年03月07日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    経済学は 文科系というジャンルだと思ったが
    ダーウィンの進化論が取り入れられて 脳の進化から
    ニンゲンの行動を 研究するというのは、
    意外とおもしろい。

    ルディー和子の著作の特徴は
    雑学のような 脳科学の知識を ちりばめて
    ニンゲンの経済行動の『ちゃらんぽらん』『非合理性』を
    くわしく 分析しようとしている。

    生物の進化、動物の進化、そして 類人猿からニンゲンへ
    その中での 脳がどのように進化してきたのか?

    脳の中心的なスポットは 『報酬系』
    不安を感じる。恐怖を感じる。ということを
    つねに 脳の中の活動としていた。
    ネガティブに対する 瞬間的判断と行動を起こすことで、
    生きのびてきたの

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    2015年01月24日
  • 合理的なのに愚かな戦略

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    ビジネス上の重要な決定は論理的思考だけでは決められておらず、過去の様々な経験が却って合理的な判断を鈍らせる。それが企業が失敗する真の要因であることを、様々な事例を挙げながら解説した1冊。行動経済学の内容が色濃い印象かな。ビジネスの世界で常套句として使われている言葉やそれに関する考え方を、違った観点から論じている点は、自分の視野を広げるのに参考になりました。
    以下、参考になった点、引用、自己解釈を含む。

    ●エビスビール。プレモルの猛烈な追撃があったことに加えて、リーマンショックの不況の煽りを受け、なんとなく贅沢が許されにくいという『お客様の心情に寄り添う』形で何か手を打たなければならないという

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    2015年01月17日
  • 合理的なのに愚かな戦略

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    企業の犯した失敗を後知恵で一刀両断するスタンスではないのがいい(その分打ち込みの甘さに不満足な人もいるだろうけど)。

    マーケティングからコミュニケーション、行動経済学など幅広い観点で戦略の誤りやその対策について考えてるきっかけをくれるという意味で自分自身のチェックリストとして活かせそう。

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    2015年01月06日