ルディー和子のレビュー一覧

  • 男子系企業の失敗
    著者の視点は他と全く違う面白さがある。今回は、「行動科学・脳科学」の見識が加わり、新たな視点が加わったことに敬意を表したい。
    1.日本企業の同質化 男性社会・一括採用により形成され日本独自の特性へ
      右肩上がりの成長期はプラスに機能したが、人口減少・市場縮小下では逆効果
    2.
    3.
    4.
    5.
  • 経済の不都合な話

    経済学の基本である合理性が根本的に疑うべき時代に突入していることを指摘されていますが、哲学や経済の歴史も学べました。
  • 合理的なのに愚かな戦略
    日本の大企業病=官僚主義 「情熱」が希薄化
    日本社会の問題でもある 都会の偏差値秀才育成による
    答えのあるモノしか許容しない リスク挑戦を忌避

    1.「認知活動」だけでは社会発展はない
     知識・記憶・学習・思考
    2.リスクを取って「Action」
     「感情」情熱が必要→「決断」→「行動」
    3.大企業...続きを読む
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」
    この本は おもしろい。
    マーケティングの本って 事例が多く載っているが、
    表面的で、深まりが ないのだね。
    しかし、著者は じつに 考察を重ね
    マーケティングって 本当に どんな意味があるのか?
    ということを 客観視しようとしている。

    マーケティングの本は 自らの本さえ マーケティングしていない所...続きを読む
  • 売り方は類人猿が知っている
    主に海外の行動経済学、神経学、進化心理学で発表された知見をもとにして、それをしっかりと理解している著者が自分の言葉で編んだ文章でもっておもしろくわかりやすく伝えてくれます。なぜ、現代日本人はセックスから遠ざかるのか。草食系と言われる男たちはどうしてそうなのか。そういった問いにも答えてくれているばかり...続きを読む
  • 売り方は類人猿が知っている
    2009年の発売でこの本の存在、筆者の名前はしっていたが、今まで読まなかったことを後悔した。

    神経科学、行動経済学、進化心理学など最近のフロンティアの領域の研究と筆者の消費者マーケティング領域が縦横無尽に絡み合い、極めて知的刺激の強い一冊に仕上がっている。

    ★10コつけたいw
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」
    一般に大局的かつ軽々しく語られがちな「マーケティング」について、過去の事例、具体的な商品や産業を持ち出して、非常にわかりやすく説明してくれる名著。マーケターになりたいひともにリサーチャーになりたいひとにもオススメです。「マーケティングの神話」とテイストは似てます(こちらはリサーチ寄り)。
  • 売り方は類人猿が知っている
    100年後でも読める良書。セックス、投資にのめり込む、著名人がエコ活動する、すべては20万年前の類人猿の本能欲求から変わっていない。あらゆるシーンで参考になる本書は考え方だと思います。
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」
    シュルツの『統合マーケティング』を読んだ直後に購入。シュルツが消費者Responseの正確さを前提にしているのに対して、こちらは「いいかげんな消費者」にFocusしていて、ある意味アンチテーゼ的な位置づけで読めた。
    ただし「消費者理解は難しい」だけの表面的な議論で終わるのではなく、科学的な根拠や企...続きを読む
  • 男子系企業の失敗
    ルディー和子、男子系企業の失敗(2023)
    日本の長期に渡る停滞を、主にヒトの「バイアス」という観点から論述しており、とても腹落ち度の高い内容です。
    ---本文より---
    その業務プロセス、固執するほど有効ですか?(P27)
    経営者も従業員も変わりたくない日本企業(P40)
    社長の周囲に、イエスマン...続きを読む
  • 合理的なのに愚かな戦略
    合理的をいっているのは、これまでの通説をいっています。
    通説を覆す、真の法則が、”逆説”です。
    クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」に代表される、通説の裏にある、一見、非合理的にみえるルール、それを、”逆説”として紹介しています。

    第1章 顧客志向と、従業員思考
    第2章 牛丼戦争、プライシ...続きを読む
  • 経済の不都合な話
    非常にわかりやすく読みやすく、最後まで面白く読み切れる。様々な事例とともに、人間の心理、理性と感情の関係などを書き記してあり、非常に興味深かった。
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」
    1.マーケティングの手法だけではなく、理論的なことも学びたいと思い購入しました。

    2. 消費者の95%は無意識に商品を選択しているのですが、企業側が何か行動をすると消費者は反応します。その反応の元となっているのは口コミ(情報のカスケード)です。成功例で言えばハリーポッター、失敗例で言えばコカコーラ...続きを読む
  • 経済の不都合な話
    「企業を存続させようと頑張るのはただの空回り」
    「価格で価値が決まるわけではなく、価格はただの価値の一部分である」
    「人は、経済的に合理的な行動を選ばない」
    という、経済学の教科書に真っ向から反していく主張でした。

    三番目の主張は昔からの伝統ある経済学に対する批判らしく、経済学者の本を読むとこの批...続きを読む
  • 合理的なのに愚かな戦略
    大企業の社長にまでのぼりつめた人間は、成功者であり、凡人より優れた資質、能力を持っていることは間違いない。が、そんな優れた人間が、あとで振り返ってみると、誰からも指摘される単純な間違いを犯していることがよくある。優れた経営書を読み、多くの人が体験したことのないような経験を持ち、過酷な競争を生き抜いた...続きを読む
  • 売り方は類人猿が知っている
    経済学は 文科系というジャンルだと思ったが
    ダーウィンの進化論が取り入れられて 脳の進化から
    ニンゲンの行動を 研究するというのは、
    意外とおもしろい。

    ルディー和子の著作の特徴は
    雑学のような 脳科学の知識を ちりばめて
    ニンゲンの経済行動の『ちゃらんぽらん』『非合理性』を
    くわしく 分析しよう...続きを読む
  • 合理的なのに愚かな戦略
    ビジネス上の重要な決定は論理的思考だけでは決められておらず、過去の様々な経験が却って合理的な判断を鈍らせる。それが企業が失敗する真の要因であることを、様々な事例を挙げながら解説した1冊。行動経済学の内容が色濃い印象かな。ビジネスの世界で常套句として使われている言葉やそれに関する考え方を、違った観点か...続きを読む
  • 合理的なのに愚かな戦略
    企業の犯した失敗を後知恵で一刀両断するスタンスではないのがいい(その分打ち込みの甘さに不満足な人もいるだろうけど)。

    マーケティングからコミュニケーション、行動経済学など幅広い観点で戦略の誤りやその対策について考えてるきっかけをくれるという意味で自分自身のチェックリストとして活かせそう。
  • 売り方は類人猿が知っている
    マーケティング界隈では著名なルディー和子さんの著書。
    気にはなっていたものの、手は出していなかったが、最近新著も出されたようで、その宣伝のブログに興味を持って、読んでみた。

    内容は「進化人類学」と「心理学」をマーケティングに活かしたような内容でとても面白かった。
    特に過去の進化の歴史と脳の構造。と...続きを読む
  • 売り方は類人猿が知っている
     大学院の先生が書いた本。マーケティングと人類の歴史をからめるというなかなかユニークな一冊。チンパンジーのハーレムの話や原始時代の飢えと現代の肥満の関係の話なんかが出てくる。
     いちばん面白いと思ったのは、「消費者の買い控えの遠因は原人の時代の集団生活にあった」という主張。集団生活を送るには、「公平...続きを読む