合理的なのに愚かな戦略

合理的なのに愚かな戦略

1,320円 (税込)

6pt

優れた企業の優れた経営者が策定した戦略が、失敗するのはなぜか?
個々の戦略・戦術の失敗には、一貫して「組織のあり方」や「意思決定者の認知構造」にその原因を見出すことができる。
特に意思決定者の思惑や目論見(=戦略ストーリー)を超えた「逆説的」な形で現れる失敗は、合理的な戦略を“愚かな”結果に導くことになる。

本書では、豊富な企業事例をもとに、成功と失敗の分水嶺、そして失敗のメカニズムが明かされる。
登場する主な企業は誰もが知る有名企業。読者は、その多くの事例のなかに自分の会社の姿を見出すことになるだろう。

【おもな登場企業】
サッポロビール、サントリー、コカ・コーラ、ベネッセコーポレーション、キヤノン、ゼロックス、アップル、ソニー、東芝、パナソニック、サウスウエスト航空、日本航空、マクドナルド、吉野家、アマゾン、トヨタ、メルセデス・ベンツ、ファーストリテイリング、GE、シャープ、ルイ・ヴィトン、BMW、資生堂、大正製薬、楽天、野村證券、ホンダ、ナイキ、YKK、富士フイルム、日立、IBM、マイクロソフト…。

著者のルディー和子氏は、マーケティング界の第一人者。最新の行動経済学などへの造詣も深く、人文学、社会科学など、幅広い知見を駆使した評論にはファンが多い。

...続きを読む

合理的なのに愚かな戦略 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月12日

    日本の大企業病=官僚主義 「情熱」が希薄化
    日本社会の問題でもある 都会の偏差値秀才育成による
    答えのあるモノしか許容しない リスク挑戦を忌避

    1.「認知活動」だけでは社会発展はない
     知識・記憶・学習・思考
    2.リスクを取って「Action」
     「感情」情熱が必要→「決断」→「行動」
    3.大企業...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月12日

    合理的をいっているのは、これまでの通説をいっています。
    通説を覆す、真の法則が、”逆説”です。
    クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」に代表される、通説の裏にある、一見、非合理的にみえるルール、それを、”逆説”として紹介しています。

    第1章 顧客志向と、従業員思考
    第2章 牛丼戦争、プライシ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年03月07日

    大企業の社長にまでのぼりつめた人間は、成功者であり、凡人より優れた資質、能力を持っていることは間違いない。が、そんな優れた人間が、あとで振り返ってみると、誰からも指摘される単純な間違いを犯していることがよくある。優れた経営書を読み、多くの人が体験したことのないような経験を持ち、過酷な競争を生き抜いた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年01月17日

    ビジネス上の重要な決定は論理的思考だけでは決められておらず、過去の様々な経験が却って合理的な判断を鈍らせる。それが企業が失敗する真の要因であることを、様々な事例を挙げながら解説した1冊。行動経済学の内容が色濃い印象かな。ビジネスの世界で常套句として使われている言葉やそれに関する考え方を、違った観点か...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年01月06日

    企業の犯した失敗を後知恵で一刀両断するスタンスではないのがいい(その分打ち込みの甘さに不満足な人もいるだろうけど)。

    マーケティングからコミュニケーション、行動経済学など幅広い観点で戦略の誤りやその対策について考えてるきっかけをくれるという意味で自分自身のチェックリストとして活かせそう。

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月06日

    顧客志向、ブランディング、プライシング、など、マーケティングの教科書に載っているようなセオリーを、表面的に鵜呑みにせず本質を考えてみよう、というのが趣旨。
    あまり論理的に説明するテイストではなく、著者独自の考え方というよりドラッカーやポーターなど著名な経営学者の教えを引用し組み合わせながら辛口に日本...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年05月02日

    市場は合理的ではなく、人間は頑固に人間であり続ける。過去の事例や引用が多く、それらを引き合いに著者の考える「愚かさ」を導く。

    0

    Posted by ブクログ 2015年05月05日

    「いろいろと経営や戦略について勉強している経営者が、なぜ失敗するのだろう?」的な本。

    結局は、人間的な部分での間違いなどが原因になることが往々にしてあるので、気を付けましょう、といった感じか。
    読みやすくはあるが、「んー、それは論理的につながりがわからないなぁ」と思うところもちらほら。

    0

    Posted by ブクログ 2015年01月25日

    有名企業の実例に基づき、合理的な思考の末に不合理な決定が下される状況を分析。顧客も企業側も、理性的な原因以外で振り回されている実態が多数描かれている。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年08月30日

    今の若者が地元志向で家族や友人との関係を重要視するのは、グローバルな時代にそった賢い選択=地方の再生につなげられる。

    ほとんどの企業は価格競争をしていると考えている。ほとんどは仕掛けられたと考えている。自分が値引きしたときの相手の反応を考えていない。

    本田宗一郎は、叙勲のとき技術者の正装は白のつ...続きを読む

    0

合理的なのに愚かな戦略 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

ルディー和子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す