ルディー和子のレビュー一覧

  • 売り方は類人猿が知っている

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    マーケティング界隈では著名なルディー和子さんの著書。
    気にはなっていたものの、手は出していなかったが、最近新著も出されたようで、その宣伝のブログに興味を持って、読んでみた。

    内容は「進化人類学」と「心理学」をマーケティングに活かしたような内容でとても面白かった。
    特に過去の進化の歴史と脳の構造。とりわけ報酬系などの論点は大変面白かったし、いい気づきももらえたかなと思う。

    やはり小手先のマーケティング論よりも人間の本能や脳の構造から得た論拠はとても説得力があるなぁ。ニューロマーケとか少し前に流行ったけど、やっぱりfMRIとか機材高すぎて、なかなか普及しないよね。ライフログツールとしてそういっ

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    2013年05月19日
  • 売り方は類人猿が知っている

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     大学院の先生が書いた本。マーケティングと人類の歴史をからめるというなかなかユニークな一冊。チンパンジーのハーレムの話や原始時代の飢えと現代の肥満の関係の話なんかが出てくる。
     いちばん面白いと思ったのは、「消費者の買い控えの遠因は原人の時代の集団生活にあった」という主張。集団生活を送るには、「公平さ」というものが非常に重要になってくる。自分の能力が高いからといって公平さを受け入れられない個体は集団を追われ、厳しい環境をひとりで生きてゆかなくてはならない。ゆえに人は公平さを重視し、お金のある人でも派遣村の様子を見て贅沢品を買わなくなったりしてしまう。だから企業は、そんな消費者の罪悪感を取り除く

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    2013年04月20日
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」

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    マーケティングの限界を鋭く指摘している。
    限界を指摘するだけでなく、どう対応していくかまでにもきちんと言及している。マーケティングの役割を考えさせられた。

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    2011年09月28日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    驚いた。以前に買って読まないまま本棚に入れてあったのだけど(2009年12月発行)、奇をてらった題名から想像される内容とはやや異なり、かなりしっかりした、読み応えのある内容。
    最近研究が進んでいる学問領域である、神経科学、行動経済学、進化心理学の知見でヒトの「消費行動」を読み解く。
    それはまさに最近のマーケティングの発展領域であり、その辺りを概観したい場合にはオススメかも。

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    2011年09月07日
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」

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    39冊目。
    消費者の効用関数は動的だから、その形状を探り当てる作業は大変である。しかし、大変であるがゆえにおもしろく、やりがいもあるのだろう。コカ・コーラやアサヒビールなど実際にあった著名なマーケティング事例がたくさん載っていて、読み物としても楽しい本である。

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    2011年06月18日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    糸井重里さん( @itoi_shigesato )「この本が売れないのは本当におもしろいからだ」の帯により、購入。

    本当に面白かった。
    今まで人間の脳の進化の仕方を中心に。
    fMRIに頼り過ぎ感というか、根拠薄い感はあったけど。。。

    経済というよりも、雑学的な意味で◎

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    2011年06月12日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    不況に直面して購買を控える現代人は、猛獣に怯えて身をすくめるサルと同じだ。
    動物の「本能」を通して、人間の感情を分析すれば、消費者の行動形態もよくわかる。
    興味深い実験を数多く紹介しながら、不安な時代に「売るヒント」を探る、まったく新しい「消費学」の読み物。

    [ 目次 ]
    第1章 不安なホモサピエンスはモノを買わない
    第2章 人間もサルも「得る」よりも「失う」を重く考える
    第3章 金持ち父さんは貧乏父さんがとても気になる
    第4章 自動車の売上と孔雀の羽との関係
    第5章 感情と記憶が長寿ブランドをつくる
    第6章 人間も進化の歴史から逃れられない

    [ POP ]


    [ おすすめ

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    2011年06月11日
  • 合理的なのに愚かな戦略

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    今の若者が地元志向で家族や友人との関係を重要視するのは、グローバルな時代にそった賢い選択=地方の再生につなげられる。

    ほとんどの企業は価格競争をしていると考えている。ほとんどは仕掛けられたと考えている。自分が値引きしたときの相手の反応を考えていない。

    本田宗一郎は、叙勲のとき技術者の正装は白のつなぎ、といってツナギを着ていこうとした。アメリカでツナギを着て社員の前に立ち感動を呼んだ。
    人間の脳はストーリー好き。

    選択と集中=ドラッカーとジャックウエルチ。
    リストラの代わりに使われた。実際には会社の規模を小さくすること。
    集中と単純化、で普通の規模の会社に戻ること。
    大企業ほど規模の不経済

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    2022年08月30日
  • 合理的なのに愚かな戦略

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    顧客志向、ブランディング、プライシング、など、マーケティングの教科書に載っているようなセオリーを、表面的に鵜呑みにせず本質を考えてみよう、というのが趣旨。
    あまり論理的に説明するテイストではなく、著者独自の考え方というよりドラッカーやポーターなど著名な経営学者の教えを引用し組み合わせながら辛口に日本企業の経営戦略を切り刻んでいく、どちらかというとエッセイに近いような印象である。

    いろいろと面白いことが書いてあるのだが、日本企業・日本人のコミュニケーションの下手さ、というかコミュニケーションをサボる悪癖を指摘したあたりは的を射ていると感じた。
    自社が提供する製品・サービスの価値を伝えることがで

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    2019年01月06日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    「低価格一辺倒のマーケティング戦略は、不況や先行きを恐れる経営者の弱気を示唆するメッセージ」という言葉に同感。動物としての人間の脳みそをケアしながら愛のあるコミュニケーションをすることがどの業界でも大切なのかなと思った。

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    2016年06月29日
  • 合理的なのに愚かな戦略

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    市場は合理的ではなく、人間は頑固に人間であり続ける。過去の事例や引用が多く、それらを引き合いに著者の考える「愚かさ」を導く。

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    2017年05月02日
  • 格差社会で金持ちこそが滅びる

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    本の題名と内容があっていない気がした。
    ドライな日本人、ウェットなアメリカ人、
    南アジア東アジアのルートを旅してきた私たちの祖先は、不安遺伝子を持っていたからこそ集団主義の文化をつくり
    感染症との闘いを生き抜いた等

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    2015年12月08日
  • 合理的なのに愚かな戦略

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    「いろいろと経営や戦略について勉強している経営者が、なぜ失敗するのだろう?」的な本。

    結局は、人間的な部分での間違いなどが原因になることが往々にしてあるので、気を付けましょう、といった感じか。
    読みやすくはあるが、「んー、それは論理的につながりがわからないなぁ」と思うところもちらほら。

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    2015年05月05日
  • 合理的なのに愚かな戦略

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    有名企業の実例に基づき、合理的な思考の末に不合理な決定が下される状況を分析。顧客も企業側も、理性的な原因以外で振り回されている実態が多数描かれている。

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    2015年01月25日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    猿人類が知ってる売り方とは?

    →購買を決めるのは快と不快
    消費者は金銭的利得だけでなく、安心感を求めている
    人間は他人の行動、特に自分に類似した他人の行動が非常に気になる社会的動物
    消費者の購買を正当化しやすくなるような仕組みをつくってあげる
    節約してお金を使わないのは将来を慮んばっているのではなく、いまあるものを失いたくないという損失回避性が出ている

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    2014年12月29日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    マーケティングの本と思って読んだら全然ちがった。人間の進化や脳の動きからの考え方や行動がおもしろかった。

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    2013年03月29日
  • 売り方は類人猿が知っている

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    マーケティングを進化心理学の観点から述べている。

    正直、内容は非常に面白い内容ではあったが、マーケティングに関連している部分は一部分だったのが残念だった。

    とはいえ、著者の、マーケティングを理論ではなく徹底的に現実的に捉え直している姿勢が出ていて良かった。

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    2012年06月18日
  • マーケティングは消費者に勝てるか?―――消費者の「無意識」VS.売り手の「意識」

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    示唆に富む本だったように思う。もう一度じっくり読み返してみるべきかと思っている。マーケティングリサーチではつかみきれなくなっている消費者。その心理をどうつかむべきなのか。リサーチャーという立場で、今後どういう仕事を目指していくか、改めて考えてみたい。

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    2010年03月26日