鈴置高史のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
韓国という国が一体何を考えているのか?一体どういう国なのかをただ知りたいと思いこの本を手に取った。結果から言えば思っていた以上にたくさんの知識を得る事が出来て正直驚いている。また、今この時期にこの本を読んで本当に良かったと思う。
はっきりとわかった事、それはどれほど日本が韓国を好きになろうが、今後ますます日本は韓国から(中国も含め)下に見られること。これから日本の地位は今以上に下がり続けるということ。
んで、国際社会は再び地政学の時代に入ったということ。
韓国は過去の歴史に遡り、中国に付き従うことを決めた。怖い中国の言いなりで生き残ることを選んだというわけだ。そんな馬鹿なとお思いでしょう。何故そのような考えに至ったのか、その理由はすべてこの本には書いてあります。読み終えた今では、もし自分が韓国人だったらその考えもわからなくもないなと思えてしまう。
翻って、我々日本人はただ何もせず、中国に付き従うことはしないだろう。そんな歴史的経験が日本にはないから。地政学的にも日本は恵まれていた。しかし、これからはミサイルに空母の時代だ。尖閣、沖縄と中国は狙って脅しをかけてきている。もう完全にロックオンしてきてるわけだし、中国とのイザコザは今後数年はその状態が続くようだ。
韓国が中国に取り込まれる姿を隣で冷静に見ながら、我々日本は東南アジアやアメリカとかと中国包囲網を進めていかないといけない。(今のところ着実にその方向で政府は進めている。安倍さん頑張れ)
ただ黙って中国に取り込まれる事を日本人は許さない。中国の属国になることを。最近、ようやく日本は立ち上がろうと、中韓に責められてただ謝っていた事が実はなんの意味も無いことに気がつき始めた。
思えば、アベノミクス、東京オリンピック開催決定、と日本を取り巻く空気の流れが良い風に変わってきたように感じていた。ようやく日本に風が吹き始めたんじゃないかと。ベタな例で言うと、元寇のときのカミカゼを思わせるこのタイミングの良さというか。偶然にしてはよく出来ている。
これから5年もすれば東アジアは大きく変わってそうだ。
少なくとも今現在の日本の立ち位置を大局的に認識するには、この本がその手助けになる。読んでしっかりと勉強しておこう。 -
Posted by ブクログ
日経ビジネスの例の連載の過去分のまとめ
時期としては朴槿恵元大統領の任期前半にあたる。
膨大な朝鮮半島関連のニュースを羅列したものではなく、米韓の要人を中心にポイントとなる言動をおさえて「なぜそうした発言をしたのか」「この行動の意図は何か」をきれいに解説していく。
すこし前の出来事をリアルタイムに捉えた記事のまとめなので、読む前は古さを心配していたが、当時も(今も)わかりにくかった朴槿恵時代の朝鮮半島情勢がわかりやすくまとめられていて、その後の経緯も踏まえて振り返ることができた。あと、このころの著者はかなり韓国の新聞について批判的だったのがよくわかった。
で現在の2019年。鈴置氏は今まで通りのスタイルで掘り下げた記事を書いているが、とある名のある報道機関は、現在の日韓関係の問題について、安倍首相と文大統領の「相性の悪さが対立の根本にある」などと恥ずかしげもなく書いてしまう。
あまりに幼稚で信用する気どころか読む気もしない。 -
Posted by ブクログ
タイトルから日本と韓国の対中国論かと思っていたが、実際は韓国の国としての成り立ちや考え方などがほとんどの内容であった。特に韓国の国民感情については新鮮な内容であった。また、中国の外交政策が韓国とのやり取りでよくわかるものであった。一言、我がのことだけを考える外交であるが。こんな国が世界の覇権を持てるわけがない。高齢化や経済のサイクル等考えると中国も国力が落ちていくだろうが、それまでにどう付き合っていくかが問題である。大丈夫?日本。隣国である韓国(北朝鮮含む)や中国とどう向き合い付き合っていくのか政府だけでなく国民も真剣に考えていかないといけないことをあらためて考えさせられる本でした。これからは、東南アジア重視でしょう。