鈴置高史のレビュー一覧
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韓国という国が一体何を考えているのか?一体どういう国なのかをただ知りたいと思いこの本を手に取った。結果から言えば思っていた以上にたくさんの知識を得る事が出来て正直驚いている。また、今この時期にこの本を読んで本当に良かったと思う。
はっきりとわかった事、それはどれほど日本が韓国を好きになろうが、今後ますます日本は韓国から(中国も含め)下に見られること。これから日本の地位は今以上に下がり続けるということ。
んで、国際社会は再び地政学の時代に入ったということ。
韓国は過去の歴史に遡り、中国に付き従うことを決めた。怖い中国の言いなりで生き残ることを選んだというわけだ。そんな馬鹿なとお思いでしょう。何故 -
Posted by ブクログ
日経ビジネスの例の連載の過去分のまとめ
時期としては朴槿恵元大統領の任期前半にあたる。
膨大な朝鮮半島関連のニュースを羅列したものではなく、米韓の要人を中心にポイントとなる言動をおさえて「なぜそうした発言をしたのか」「この行動の意図は何か」をきれいに解説していく。
すこし前の出来事をリアルタイムに捉えた記事のまとめなので、読む前は古さを心配していたが、当時も(今も)わかりにくかった朴槿恵時代の朝鮮半島情勢がわかりやすくまとめられていて、その後の経緯も踏まえて振り返ることができた。あと、このころの著者はかなり韓国の新聞について批判的だったのがよくわかった。
で現在の2019年。鈴置氏は今ま -
Posted by ブクログ
タイトルから日本と韓国の対中国論かと思っていたが、実際は韓国の国としての成り立ちや考え方などがほとんどの内容であった。特に韓国の国民感情については新鮮な内容であった。また、中国の外交政策が韓国とのやり取りでよくわかるものであった。一言、我がのことだけを考える外交であるが。こんな国が世界の覇権を持てるわけがない。高齢化や経済のサイクル等考えると中国も国力が落ちていくだろうが、それまでにどう付き合っていくかが問題である。大丈夫?日本。隣国である韓国(北朝鮮含む)や中国とどう向き合い付き合っていくのか政府だけでなく国民も真剣に考えていかないといけないことをあらためて考えさせられる本でした。これからは