鈴置高史のレビュー一覧

  • 韓国消滅(新潮新書)

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    2023年の出生率0・72。韓国の出生率は、OECDに加盟する先進国の中で断トツに低い。生産年齢人口のピークも2019年に迎えており、働き手もこれからどんどん減っていく。経済規模縮小のリスクは日本の比ではないのだ。
    加えて自殺率は先進38カ国でワースト1の10万人あたり24.1 日本は4位で15.4 (2021)
    韓国が米軍の情報を渡すなどして中国にゴマを擦っていること
    韓国は米国を中心とする西側にいる限り、「植民地だった」歴史を引きずっていかざるを得ないのである

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    2025年07月06日
  • 韓国消滅(新潮新書)

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    韓国の現状について知りたくて読書。

    ちょうど韓国大統領選挙が行われたタイミングで拝読。

    著者はウォッチャーという言葉を用いず、韓国観察者と称している。鋭い視点、切り口からの韓国考察は学ぶことが多い。

    韓国をもっと知ることで、韓国との付き合い方、距離感をしっかりと確立するべきだと思う。それこそ情に流されずに。

    韓国、もちろん、中国などへ無駄なリソースを割かず、台湾やタイ、インドネシア、インドなどとへリソースを割くのが日本のためだと改めてわかる。

    「反日」の言葉の由来がおもしろい。

    さて、李在明新政権は、内政のためにどんな反日を打ち出してくるのか。日本は合気道の受け流しのようにしなやか

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    2025年06月04日
  • 韓国消滅(新潮新書)

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    一見、扇情的なタイトルや扇情的な帯(「日本への提案はほぼ罠」の韓国)の「反韓」本に見えるかもしれないが、エビデンスに基づく中身である。
    むしろ、韓国への愛に基づく産物かもしれない。
    最後の「もしもIMF危機がなければ、韓国は今ほどひどい国にならなかったかもしれない」との〆の言葉には、むしろ韓国への愛情を感じるのである。

    だがしかし、「民主主義」「法の支配」という価値観を共有できない大韓民国とは、共存共栄はできない。そんな厳しい現実を日本政府、日本国民各層に直視するように求める警鐘の書である。

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    2025年01月21日
  • 韓国民主政治の自壊(新潮新書)

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    優秀な韓国ウォッチャーである鈴置髙史氏の最新作。

    今回は、文在寅政権の功罪(というか、100%罪)の詳細な解説がメインだが、不気味な予言を残している。
    「北の核+南の原潜」
    米国との同盟関係がある現状でさえ、自衛隊機に火器管制レーダーを照射する連中が、米国との同盟の首輪を外し、独自に核武装するなど、最悪の安保環境と言えるが、韓国人の愚行権の行使を抑止する手段はないので、備えるしか無いのか…

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    2023年05月08日
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)

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    朴槿恵政権に始まり文在寅政権でも継承した「離米従中」の動きについて分析した著書。朴槿恵政権下でのTHAAD配備問題や抗日戦勝70周年記念式典参加といった「離米従中」の動き、そして文在寅政権とトランプ政権の間の「在韓米軍撤退」を究極的な目標とする共通利益によって米韓同盟は消滅に向かうと論じる。さらにその背景にある韓国の儒教的な未熟な民主主義を「中二病」という言葉を用いて分析。

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    2021年01月01日
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)

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    衝撃的かつ端的なタイトル同様に中身も具体的で読みやすい。

    韓国は西側の一員と思い、日本への態度は過去の歴史がそうさせる例外的なものと思っていたが、朴槿恵政権の中国べったり、文在寅政権の北の走狗と言わんばかりの政策は全く理解不能だったが、本書でモヤモヤが溶けたように思う。

    儒教の伝統的発想法と長年の中国への服従の歴史が染み付いており、いかに法治国家の外観を整えようとも周りが自分より弱いと見れば上から傘にかかってくる。中国や北への擦り寄りもアメリカや日本が凋落したとみた事大主義であろう。これを表すのに中二病という表現を当てはめたのは珠玉。国を見捨てて海外に投じる人が多いのも納得。

    韓国が既に

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    2020年11月02日
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)

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    非常に読みやすい文章で頭にすんなり入ってきます。
    冷静に韓国を観察してきた鈴置さんだから書ける内容だと思います。韓国の自意識と韓国を取りまく各国の温度差をひしひしと感じました。

    個人的には日経ビジネスオンラインの連載もデイリー新潮の連載を追いかけているので、復習みたいな感覚になりました。

    …新書で「邪気眼」という言葉を見る日が来るとは思いませんでしたが、中二病を主眼に語るには避けて通れない単語なのかな、と( ˊᵕˋ )

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    2020年01月29日
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)

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    本書が書かれたのは1年前。それ以後、徴用工問題判決、自衛隊機レーダー照射事件、輸出管理問題、GSOMIA破棄と韓国が自縄自縛に陥っていく様は、離米従中の流れに沿っている。鈴置氏の鋭い洞察力に驚いた。

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    2019年09月28日
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)

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    朝鮮半島について継続的にウォッチしている鈴置さん最新著書。
    韓国が『あっち』に行ってしまったのは、文在寅になってから突然にじゃなくて、朴槿恵の天安門閲兵式出席が大きなターニングポイントだし、そのベースは天皇陛下に謝れ言うた李明博でもなく、わかりやすくピーだった盧武鉉でもなく、金泳三まで遡るよねって言うおさらい。

    あと、文在寅、露骨に北朝鮮の核兵器開発を容認じゃ無くて、『擁護』してるよねっていう確認。

    目新しいことは無い(事実を確認しているだけだから)けれど、目新しいことが無いだけに、きちんと確認すると恐ろしい話で。

    まあ、一国まるごと『中二病』って表現が、一番韓国の現状を説明できる単語だ

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    2018年11月02日
  • 「中国の尻馬」にしがみつく韓国

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    韓国の外交を半歩遅れで再確認できるこのシリーズ、今回は『朴槿恵in天安門』(例の軍事パレード)がメインでした。さて、明日の日韓外相会談(前後の流れ)が再確認できる次回作が今から楽しみである!
    韓国の『手口』と『方向性』を確認する事はとても大事なのである!

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    2018年10月14日
  • 「独り相撲」で転げ落ちた韓国

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    2014年12月〜日本の世界遺産登録妨害辺りまで。
    韓国疲れが日本だけの減少では無く、米国にも飛び火したというか、米国でもこの認識の共有が始まったというのが、この間の大きな変化かな。とくに安倍総理の米議会演説関連で。

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    2018年10月14日
  • 「三面楚歌」にようやく気づいた韓国

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    ネタバレ

    大統領が結果を出していなくても、『正しい道』に向けて『正しい努力』をしてるから支持率が一定以上をキープできるってのは国家としては絶望的だな…そして、儒教社会って『法治』が根付かないどころか、法治へのベクトルすら無いのか…そりゃ、中国も韓国も『異なる価値観』の隣国としか言いようが無い。
    あと、韓国大統領府内の人事対立がようやく意味がわかった。側近が専横してるのが表面化したけど、肝心の大統領が側近を更迭できなかったのか(そりゃさらなるレイムダック化するわけだわ)
    それにしても、四面楚歌ならぬ中国以外の三面楚歌ってセンス良いなw

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    2018年10月14日
  • 日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う

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    題名と内容が少し違って、むしろ日韓関係は米中と韓国の距離の取り方に伴って決まるって内容だったような。もはや日本は韓国と直接争う時代を終えたんじゃ無いかな?「韓国のしたたかさ」ってやつはもはや中国の支配下でいかに利益を得るかにしか活用されないのかもしれない。最後に出てきた荒木信子氏の「なぜ韓国は中国についていくのか: 日本人が知らない中韓連携の深層」も関連図書として読んでおくべきか。

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    2018年10月14日
  • 中国という蟻地獄に落ちた韓国

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    正直、韓国の(特にここ最近の。より詳しく言うと、盧武鉉以降の。というかさらにいうと李明博政権末期以降か?)言動は常軌を逸しているように見えるわけですよ。しかし、韓国からすればそれなりの理由があっての言動なのでしょう。その表面をなぞる限りは理解しがたい韓国の行動原理について、それなりの納得のいく説明ができているように思えた。むろん、著者も日本人である以上誤解や誇張はあるのかもしれないが。
    私が、ソウルがチーム北京(華夷秩序)に復帰するんだなあと認識したのは日韓スワップ協定延長を巡るやりとりに触れたあたりからでしたが

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    2018年10月14日
  • 中国に立ち向かう日本、つき従う韓国

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    ネタバレ

    過剰反応する韓国の反応を見ながら日本の明日を考えるというスタンスで韓国の反応を通じて中国との距離感を考える本。プロローグと第四章の扉に濃縮されている。しかし、韓国は利害計算ではなく『時代精神』によってあっち(北京)のチームに戻っていくのかねえ・・・まあ、たしかに法治すら定着しなかったわけだからなあ・・・

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    2018年10月14日
  • 日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う

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    日本に住んでいる以上、この本に出ている韓国像が正しいと決めつけるわけには、いかないけれども、すごく興味深い内容でした。
    この本を読む前から、なんとなく韓国がやばいと感じていましたが、なぜ、やばいと感じていたのか、はっきりしました。日韓だけ見ていたため、分からなかったのだと感じました。


    韓国人には堪忍袋の緒がないという表現はちょっと納得しました。それで、あんなにすぐ怒るのか……私の知っている韓国人はほとんどの人が感情の起伏が激しいんですよね(良く言えば感情豊か!!)

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    2015年04月22日
  • 中国に立ち向かう日本、つき従う韓国

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    今現在の東アジアを取り巻く状況を知るには、うってつけの本。韓国の不可解な言動も歴史を元に考えればすぐに理解できる。

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    2014年05月03日
  • 中国という蟻地獄に落ちた韓国

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    そう言うことか。
    儒教の国、中国と韓国は序列をつけたがり、これまで圧倒的に負けていた日本が見えてきたので、徹底的に叩くと言う、国民性を利用して、告げ口おばさんは中国にすりよりポイントを稼いでるのか。
    北朝鮮どうにかしてくれ、をどうもできなかったアメリカに失望し、昔の親方中国に経済、文化、軍事の面で中国の傘の中に入ろうとしてる。
    中国は仲良くしているように見せながらも、韓国をうまく使って、アメリカを大陸から遠ざけようとしている。
    そう考えると、やはり韓国はアホだなぁ。
    いい本です、日米韓中北、五国の関係がよくわかった!

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    2014年03月12日
  • 中国に立ち向かう日本、つき従う韓国

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    ネタバレ

    韓国を、もう少し歴史の中でとらえ直さなければならないということを再確認した。

    あと5年後くらいたつと、東アジアの様子も、ずいぶん変わっているんだろうなぁ。
    その頃に、読み直してみたい本。

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    2013年08月11日
  • 中国に立ち向かう日本、つき従う韓国

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    日経ビジネスのWebサイトでこの作者のコラムや対談をいつも興味深く読んでいますが、それが本にまとめられたというので、買ってまとめておさらいしました。
    中国や韓国について書かれた本の中には、感情論的なものが多いように思うのですが、これはリアルな現実のパワーポリティクスの中での中国と韓国の行動理由を、データを上げて説得的に展開してくれており、勉強になります。
    日本についても、六ヶ所村の核燃料サイクルやH2ロケットの技術開発の国産に日本がこだわるのは、「いざとなれば核兵器や大陸間弾道弾を開発する能力を日本は持っている。しかし主体的意思として持とうとはしないのだ。」ということを世界にアピールするため、

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    2013年03月03日