鈴置高史のレビュー一覧

  • 韓国民主政治の自壊(新潮新書)
    優秀な韓国ウォッチャーである鈴置髙史氏の最新作。

    今回は、文在寅政権の功罪(というか、100%罪)の詳細な解説がメインだが、不気味な予言を残している。
    「北の核+南の原潜」
    米国との同盟関係がある現状でさえ、自衛隊機に火器管制レーダーを照射する連中が、米国との同盟の首輪を外し、独自に核武装するなど...続きを読む
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)
    朴槿恵政権に始まり文在寅政権でも継承した「離米従中」の動きについて分析した著書。朴槿恵政権下でのTHAAD配備問題や抗日戦勝70周年記念式典参加といった「離米従中」の動き、そして文在寅政権とトランプ政権の間の「在韓米軍撤退」を究極的な目標とする共通利益によって米韓同盟は消滅に向かうと論じる。さらにそ...続きを読む
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)
    衝撃的かつ端的なタイトル同様に中身も具体的で読みやすい。

    韓国は西側の一員と思い、日本への態度は過去の歴史がそうさせる例外的なものと思っていたが、朴槿恵政権の中国べったり、文在寅政権の北の走狗と言わんばかりの政策は全く理解不能だったが、本書でモヤモヤが溶けたように思う。

    儒教の伝統的発想法と長年...続きを読む
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)
    非常に読みやすい文章で頭にすんなり入ってきます。
    冷静に韓国を観察してきた鈴置さんだから書ける内容だと思います。韓国の自意識と韓国を取りまく各国の温度差をひしひしと感じました。

    個人的には日経ビジネスオンラインの連載もデイリー新潮の連載を追いかけているので、復習みたいな感覚になりました。

    …新書...続きを読む
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)
    本書が書かれたのは1年前。それ以後、徴用工問題判決、自衛隊機レーダー照射事件、輸出管理問題、GSOMIA破棄と韓国が自縄自縛に陥っていく様は、離米従中の流れに沿っている。鈴置氏の鋭い洞察力に驚いた。
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)
    朝鮮半島について継続的にウォッチしている鈴置さん最新著書。
    韓国が『あっち』に行ってしまったのは、文在寅になってから突然にじゃなくて、朴槿恵の天安門閲兵式出席が大きなターニングポイントだし、そのベースは天皇陛下に謝れ言うた李明博でもなく、わかりやすくピーだった盧武鉉でもなく、金泳三まで遡るよねって言...続きを読む
  • 「三面楚歌」にようやく気づいた韓国
    大統領が結果を出していなくても、『正しい道』に向けて『正しい努力』をしてるから支持率が一定以上をキープできるってのは国家としては絶望的だな…そして、儒教社会って『法治』が根付かないどころか、法治へのベクトルすら無いのか…そりゃ、中国も韓国も『異なる価値観』の隣国としか言いようが無い。
    あと、韓国大統...続きを読む
  • 中国という蟻地獄に落ちた韓国
    正直、韓国の(特にここ最近の。より詳しく言うと、盧武鉉以降の。というかさらにいうと李明博政権末期以降か?)言動は常軌を逸しているように見えるわけですよ。しかし、韓国からすればそれなりの理由があっての言動なのでしょう。その表面をなぞる限りは理解しがたい韓国の行動原理について、それなりの納得のいく説明が...続きを読む
  • 日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う
    題名と内容が少し違って、むしろ日韓関係は米中と韓国の距離の取り方に伴って決まるって内容だったような。もはや日本は韓国と直接争う時代を終えたんじゃ無いかな?「韓国のしたたかさ」ってやつはもはや中国の支配下でいかに利益を得るかにしか活用されないのかもしれない。最後に出てきた荒木信子氏の「なぜ韓国は中国に...続きを読む
  • 中国に立ち向かう日本、つき従う韓国
    過剰反応する韓国の反応を見ながら日本の明日を考えるというスタンスで韓国の反応を通じて中国との距離感を考える本。プロローグと第四章の扉に濃縮されている。しかし、韓国は利害計算ではなく『時代精神』によってあっち(北京)のチームに戻っていくのかねえ・・・まあ、たしかに法治すら定着しなかったわけだからなあ・...続きを読む
  • 「中国の尻馬」にしがみつく韓国
    韓国の外交を半歩遅れで再確認できるこのシリーズ、今回は『朴槿恵in天安門』(例の軍事パレード)がメインでした。さて、明日の日韓外相会談(前後の流れ)が再確認できる次回作が今から楽しみである!
    韓国の『手口』と『方向性』を確認する事はとても大事なのである!
  • 「独り相撲」で転げ落ちた韓国
    2014年12月〜日本の世界遺産登録妨害辺りまで。
    韓国疲れが日本だけの減少では無く、米国にも飛び火したというか、米国でもこの認識の共有が始まったというのが、この間の大きな変化かな。とくに安倍総理の米議会演説関連で。
  • 日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う
    日本に住んでいる以上、この本に出ている韓国像が正しいと決めつけるわけには、いかないけれども、すごく興味深い内容でした。
    この本を読む前から、なんとなく韓国がやばいと感じていましたが、なぜ、やばいと感じていたのか、はっきりしました。日韓だけ見ていたため、分からなかったのだと感じました。


    韓国人には...続きを読む
  • 中国に立ち向かう日本、つき従う韓国
    今現在の東アジアを取り巻く状況を知るには、うってつけの本。韓国の不可解な言動も歴史を元に考えればすぐに理解できる。
  • 中国という蟻地獄に落ちた韓国
    そう言うことか。
    儒教の国、中国と韓国は序列をつけたがり、これまで圧倒的に負けていた日本が見えてきたので、徹底的に叩くと言う、国民性を利用して、告げ口おばさんは中国にすりよりポイントを稼いでるのか。
    北朝鮮どうにかしてくれ、をどうもできなかったアメリカに失望し、昔の親方中国に経済、文化、軍事の面で中...続きを読む
  • 中国に立ち向かう日本、つき従う韓国
    韓国を、もう少し歴史の中でとらえ直さなければならないということを再確認した。

    あと5年後くらいたつと、東アジアの様子も、ずいぶん変わっているんだろうなぁ。
    その頃に、読み直してみたい本。
  • 中国に立ち向かう日本、つき従う韓国
    日経ビジネスのWebサイトでこの作者のコラムや対談をいつも興味深く読んでいますが、それが本にまとめられたというので、買ってまとめておさらいしました。
    中国や韓国について書かれた本の中には、感情論的なものが多いように思うのですが、これはリアルな現実のパワーポリティクスの中での中国と韓国の行動理由を、デ...続きを読む
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)
    米韓同盟消滅、すでに進んでいる。つか米国からというか、「西欧」文明におれない国だという判定はすでに下っている。

    それより、面白かったのが「卑日」。既に反日ではない。
    いろんな人の論説読んでそうは思っていたけど、以前はまだ反日だったと。
    そうだよな、きっとそれがキーワード、と感じていた、中二病。
    ...続きを読む
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)
    中二病まっただなかの韓国。国力が上がり、日本より自分たちが上に居ると感じることで「反日」から「卑日」に変化しつつあると説く。理論より感情が優先される事が多い。専門家といわれる人々の意見の背景にある大人の事情(研究対象からの寄付、献金)等。昨今のちゃぶ台返しの背景がよくわかる。
  • 米韓同盟消滅(新潮新書)
    長年に亘り韓国情勢を冷徹に観察してきた著者による最新の書。

    日経ビジネスオンライン上の連載は終わったが、最終回の記事は韓国が既に日米の反対勢力となり、もう戻って来ることはないと見限ってしまうものだった。

    本書も同じ流れにあり、かの国の未来がどう転んでも明るいものとはならないことを、一連の根拠を示...続きを読む