竹田いさみのレビュー一覧

  • 物語 オーストラリアの歴史 新版 イギリス植民地から多民族国家への200 年

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    生まれてこのかたオーストラリアのことなんて考えたこともなかったので、ちょっと面白かった。ただ、新版出てたのか。古本を買ったので気づかなかった。古い方を読んでしまった。そっちのショックの方が今は大きい。すっかり忘れたころに新版を読もう。

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    2025年02月28日
  • 物語 オーストラリアの歴史 新版 イギリス植民地から多民族国家への200 年

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    旅行に行って安全で差別もなく多様な国だと感じた。
    いかに多様な文化を育んだか気になり読んだ。いろんな苦闘の歴史の上に今があることがよくわかった

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    2024年01月07日
  • 物語 オーストラリアの歴史 新版 イギリス植民地から多民族国家への200 年

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    2000年に出版された本に加筆したものである。データは2022年のものになっているが、ほとんどが旧版と同じである。最後の第7章が新しい。これには文化面のことはほとんど記載されず、政治、主に対中国のことが多い。もっと最近の文化的な面なども書いてくれたら新版を読む意欲がわくであろう。ただし、初めて読む人には、オーストラリアの歴史がわかっていいと思われる。

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    2023年04月20日
  • 海の地政学 覇権をめぐる400年史

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    大航海時代のスペイン・ポルトガルから、オランダ・イギリス~イギリス~アメリカと移り変わる覇権争いを分かりやすく説明してくれる一冊。
    途中の章で捕鯨が出てきて捕鯨?と思ったが、石炭から石油にエネルギーの主役が交替する間に鯨油の時代があったのだな。
    扱っているテーマの幅が広く、公海や領海の定義の移り変わりや国連海洋法条約の位置付けなどが分かりやすく説明されている。

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    2023年01月29日
  • 海の地政学 覇権をめぐる400年史

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    ・思った以上に扱うテーマが幅広い。イギリス→アメリカ→中国→日本。
    ・それでいて、歴史の流れに沿って話が展開されていくから文脈が掴みやすくて読みやすい。
    ・領海や排他的経済水域の広さを国際的に定めるくだり、利害関係の調整っぷりがおもしろかった。意外と最近できたルールなのね。

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    2023年01月03日
  • 海の地政学 覇権をめぐる400年史

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    大航海時代の状況から海洋における地政学をベースに歴史を学ぶことができる。
    各要衝における各国の覇権争い、イギリス、アメリカと海洋覇権国家の変遷などが分かる。
    また、国際ルール制定までの経緯、背景を学べる。
    近年の中国の動向も一通り学ぶことができる。
    新書故内容が圧縮されており、膨大な資料分析がなされていると思われもう少し詳細を知りたいと思った。

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    2022年08月14日
  • 世界史をつくった海賊

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    大英帝国の歴史をなぞりながら、その発展に大きく寄与した海賊達の歴史を紐解く。女王のお墨付きを受け、国家的投資事業としての海賊の姿は興味深い。

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    2022年07月14日
  • 物語 オーストラリアの歴史 多文化ミドルパワーの実験

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     いつも行っている本屋で一番目立つところに「物語」シリーズ特集が並べられていました。
    「物語」シリーズ、こんな面白そうなシリーズを今まで知らなかったなんて、これから読み進めたいと思います。まずは今の自身の業務で最も関わりのある国、オーストラリアから読むこととしました。
     オーストラリアと言えば、かつては白豪主義を政策に掲げていた白人国家というイメージでしたが、最近はアジア系移民を寛容に受け入れ多民族国家となっているようです。白豪主義も、日本は白人国家ではありませんが、移民に職を奪われる恐怖から移民を排斥しようし、似たようなことをやってしまうかもしれません。白豪主義を掲げるに至るまでの経緯を知る

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    2022年06月05日
  • 世界史をつくった海賊

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    初めて世界周航を個人としてやり遂げたのが、マゼランではなく、ドレークだったというのは、意外と知られていない。しかし、「成り行き」で周回してしまっていたとは。クイーンズ・パイレーツ、恐るべし。

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    2022年04月18日
  • 海の地政学 覇権をめぐる400年史

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    ネタバレ

    タイトルどおり、海上覇権を英・米が握ってきた歴史を時系列でおさらい。米が捕鯨から世界に乗り出すようになった事情、英から米へ覇権が移っていく過程などが、時系列でよく整理され、一般読者向きで、とてもわかりやすかった。
    後半は、海洋ルール形成の顛末、国際ルールに挑戦する中国がやっていること、日本の海保の事情などと現在へつながってくる。

    本書を読んで、
    過去の流れからポイントをつかみ、現状ニュースで良く見る中国発の海上でのせめぎあいの背景を理解できる基礎知識を得られてよかった。

    印象的だった点:
    海洋ルールとは、歴史的に強国が決めたことが国際ルールになってきたことを改めて実感した。
    結構、強国が自

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    2021年02月07日
  • 海の地政学 覇権をめぐる400年史

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    国際政治の専門家による、海洋における覇権争いの話。スペイン・ポルトガルの大航海時代から、大英帝国、米国へと海洋覇権が移っていくことを詳細に説明している。一部、電信など情報優位のことや石油利権など、海洋とは関係ないことも細かく書かれているが、海の覇権争いについては、わかりやすく納得できる内容であった。
    「中国は、国連海洋法条約が作り上げた海洋秩序に挑戦した初めての国家となる」iv
    「(米国の捕鯨)鯨油は時計、ミシン、タイプライター、各種機械の潤滑油としても重宝がられ、それ以前に普及していた蜜蝋、植物性油脂、動物の獣脂を原料としていた蝋燭(キャンドル)の灯火は、瞬く間に姿を消した。今から見れば考え

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    2020年03月18日
  • 世界史をつくった海賊

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    海賊という犯罪行為によって英国は一流国家へと成長したという事実に衝撃を受けた。エリザベス女王の関与が発覚したとき他国はどんな反応をしたのか、現在の英国ではどういう歴史認識とされているのか知りたくなった。

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    2020年03月06日
  • 海の地政学 覇権をめぐる400年史

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    海には公海と領海という区別があったり、領海や接続水域、排他的経済水域など様々な概念で区分されています。
    本書はそのような海の秩序がどのような経緯で形成されてきたのかを分かりやすく解説しています。本書によれば海の秩序はその時代で最も大きな発言力を持った国の意向に沿って築かれてきたと言ってよく、その担い手は大航海時代のポルトガル・スペインに始まり、オランダ、イギリス、アメリカと引き継がれ、そして現在はアメリカによる秩序(パックス・アメリカーナ)に中国が挑んでいるという構図になっています。
    これらの海洋覇権国家の栄枯盛衰の歴史を本書前半部で、後半は現在の海洋の区分がどのように形成されてきたのか、そし

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    2020年03月05日
  • 海の地政学 覇権をめぐる400年史

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    地政学を学ぶ上で海を避けては通れない。この本では大航海時代から現在に至るまでのシーパワーを説明している。シーパワーとは元々、自国の船が安全に貿易できるために必要な軍事力・海運力・外交力を指す。近代までは主に貿易メインについてであったが、エネルギー革命が起き、さらに海底資源の発掘とそれを掘削する技術が開発されると、貿易だけでなく、海底資源などもシーパワーと深く関わる要因となった。

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    2020年01月30日
  • 物語 オーストラリアの歴史 多文化ミドルパワーの実験

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    1880年(アメリカが独立してオーストラリア入植が始まってから)くらいからの歴史。イギリスとの微妙な関係、オセアニアの諸島国との地位。第一次、第二次世界大戦への参加でのアイデンティティの確立と模索。白色社会から多文化社会への舵切りと根強く残る意識。

    イギリスの植民地として生まれ、アメリカに頼ろうとし、白人が多数を占めながら地理的な関係からアジアと仲良くせざるを得ず、大国と小国の狭間で、独自の政治的文化的アイデンティティを模索しつつあるオーストラリア。

    読みやすく、簡潔にオーストラリアの立ち位置が分かり、見方が変わる。

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    2019年07月20日
  • 世界史をつくった海賊

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    友達の編集者に薦められ、読んでみました。ほぉ〜という発見の多い一冊でした。東インド会社って、海賊が経営してたって知ってました?

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    2018年04月04日
  • 世界史をつくった海賊

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    イギリスの急成長の裏には海賊が大活躍していた。エリザベス女王お抱えの海賊たちは略奪を繰り返し、それを国家の財産として持ち帰っていてのちの東インド会社も海賊から構成されているという事実には驚いた。ドレークがいかにして無敵艦隊を撃ったか、国力が明らかに劣っていても地道な作業が今のイギリスを作り上げたことをわかりやすく説明している。
    文体もあまり堅くなくてスラスラを読めたのでとても楽しかった。これを機に17世紀のイギリス史学びたいと思ってみたり・・・

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    2016年12月09日
  • 世界史をつくった海賊

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    後進国だったイギリスは、エリザベス女王の公認の下で海賊を利用した略奪行為を進めて富を蓄えた。後に貿易立国に転換するものの、大英帝国を築くに至った礎は海賊行為だったことがよくわかる。

    ・1655年、イギリスがジャマイカを軍事領有してスペインのカリブ海支配が幕を閉じた。1670年のマドリード条約において、スペインはイギリス海賊の対策を条件にジャマイカを英領として認めた。
    ・1651年、イギリス本国と植民地の港からオランダを締め出すことを目的に、貿易をイギリス船または原産国の船舶に限定する航海法が成立した。これに反発して1652〜1672年の3回にわたる英蘭戦争が勃発したが、イギリスが勝利して貿易

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    2018年10月31日
  • 世界史をつくった海賊

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    16世紀ごろ欧州列強の中にあって、弱小国であった英国がどのように国力増強を財を形成していったかが、海賊行為を通じて理解ができる良書。
    弱小国であったがゆえに大国であったポルトガルやスペインに正面から対抗するのではなく、エリザベス女王らの英国王達はゲリラ戦である海賊行為を通じて国力を増強。海賊行為にあたっては、周到な諜報(インテリジェンス)活動を行い常に自分たちが優位な局面に立つよう腐心していた点などは現代にも参考になる。
    海賊またその後に成立する東インド会社を通じた海上貿易の歴史についても、理解が深まる。
    当時主要な貿易品の一つであったスパイスは、一般的に肉などの保存料として使用されていたと教

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    2013年01月09日
  • 世界史をつくった海賊

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    ネタバレ

    ヨーロッパ、殊イギリスの発展のウラ事情が書かれている本。歴史を紐解いてみると、いまの世界の形とその起源のギャップに驚かされる。
    ・海賊が王家と密接に繋がっていたこと
    ・略奪と貿易という2つの機能を海賊が果たしていたこと
    ・スパイス、コーヒー、お茶、砂糖と黒人奴隷、という貿易の大きな流れがあったのがメインの学び。

    そこから派生して、
    ・奴隷貿易を含めた貿易でも受けたお金から、蒸気機関を発明したワットへの投資となっていた可能性というのは、今後の世界の動きというところで見ると、考えておかないといけないテーマだと思う。

    ・スパイス、コーヒー、お茶、砂糖と黒人奴隷、のどれもが、先進国ではない国々に起

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    2012年04月30日