寺田隆信のレビュー一覧

  • 紫禁城史話 中国皇帝政治の檜舞台

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    ネタバレ

    明朝・清朝の500年にわたり政治の檜舞台であった紫禁城を中心に、明朝・清朝の中国史を解説した本。

    明朝第三代の成祖永楽帝の命により造られた紫禁城。明と清、2つの王朝の皇帝たちが居住し政務を行った、皇帝政治の檜舞台。その紫禁城を軸に2つの王朝の歴史が本書に書かれています。特に、清朝の歴史がより細かく解説されています。

    繁栄が長く続くと、次第に皇帝や官僚達の生活が豪奢になります。その裏で政治は腐敗し始め、汚職が蔓延。それが王朝滅亡への道につながっていく。いくつもの王朝がこのパターンで滅亡していることを歴史は教えてくれます。

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    2021年04月30日
  • 物語 中国の歴史 文明史的序説

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    びっくりするほど基礎知識がないせいで、中国に起こった王朝は漢人中心ではないものもあったってことが既に衝撃的だった。王朝が起こるのも早いけど、短命王朝も多くて、こんなに目まぐるしく国が変わる世界があったなんて!とドキドキしました。
    オスマンの歴史を読んだときにも思ったけど、やっぱりチンギス・ハンはすごかったんだな
    まともに授業うけない劣等生だったけど、歴史新書は楽しいなぁ~~

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    2021年03月14日
  • 物語 中国の歴史 文明史的序説

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    中国4000年の歴史を一冊の新書にってのは無理な話で、ってことは作者自身もまず認めた上で、文学史に焦点を当てて、かつ清王朝までで締められている。王朝の変遷を辿るだけでも膨大な量になるから、必然的に文学史も超メジャーどころのみの抜粋がなされているにとどまる。でも、大国の長い歴史を俯瞰するという意味では、バランス感覚バッチリだと思った。中国史好きで、小説もかなり色々読むけど、どこまで史実でどこから空想なのか、ってのがその都度気になっていた。でもこれを読むとある程度、その辺りはクリアカットになる。細かい部分の確認は出来んけど。300ページくらいだけど、読み通すのにだいぶ時間かかりました。

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    2013年01月04日
  • 物語 中国の歴史 文明史的序説

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    必要に迫られて読んだのだけれど、教科書のような無味乾燥なものではなく退屈せず読めました。
    物語…というのは少し難しい気がするけれど、初心者向けの通史と考えればとてもよくできていると思う。ただ、清までしか記述されていないので、その後の近代の部分は他のもので補わなければいけません。

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    2011年10月25日
  • 物語 中国の歴史 文明史的序説

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    司馬遷『史記』が描く五帝の時代から、清朝滅亡までを「文明」のかたちを中心に叙述。
    ※好きなんです、中国の歴史。学校の世界史では習わなかった、歴史の面白さがあります。

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    2009年10月04日
  • 物語 中国の歴史 文明史的序説

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    これだけのページ数に、密度濃く内容を凝縮。

    しかも文章が読みやすくて面白い。

    中国史の全体感を掴むのにおすすめ。

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    2024年08月23日
  • 物語 中国の歴史 文明史的序説

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    中国の歴史を勉強したいと思うものの、あまりに長くたくさんの国や王朝や登場人物がでてくるのでいつも途中で断念してしまっていた。その点この本は新書で清の滅亡までをスピーディーに描いてくれるので、途中で諦めることなく、楽しみながら読み終えることができた。情報を凝縮してあるが故に、他の小説やドラマでお馴染みの三国志や武則天、民や西太后の時代は数行で過ぎ去ってゆくが、歴史の流れを俯瞰して頭に入れるにはぴったりの本。

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    2022年05月06日
  • 物語 中国の歴史 文明史的序説

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    中国の遠い祖先が黄河の中流域(中原)に創始した文明は、時とともに周辺各地に拡がり、また子孫たちの手に継承され発展をつづけ、断絶することなく現代にいたっている。
    中国の人々は数千年来、一貫して文明の歴史の現役でありつづけている。
    この事実こそ、中国の歴史と文明が他国のそれと決定的に異なる特徴である。
    本書は文明をキー・ワードにして、文明のかたちを中心に、『史記』が描く五帝の時代から清朝滅亡までの歴史を叙述。

    [ 目次 ]
    第1話 伝説と歴史の間
    第2話 文明のかたち
    第3話 偉大な皇帝たち
    第4話 古代から中世へ
    第5話 索虜と島夷と
    第6話 長安の春夏秋冬
    第7話 近世とよぶ時

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    2011年04月03日
  • 紫禁城史話 中国皇帝政治の檜舞台

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    11/5 王朝前期の質実簡素な気風が失われると、衰退に向かい崩壊。
       何とわかりやすい、王朝か。

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    2009年10月04日
  • 紫禁城史話 中国皇帝政治の檜舞台

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    紫禁城を中心に明〜清の通史を簡略に説明してある。
    途中鄭成功の話に脱線したり清に割いた分量が多かったりろいうか半分以上清だが、新書なのでしかたないでしょう。
    読んでて楽しかったので良著です。

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    2009年10月04日
  • 物語 中国の歴史 文明史的序説

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    中国の歴史のがまとまっていて概説を理解するのに良かった。ただかなりぎっしりと詰まっており少々読みにくかった。

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    2025年08月24日
  • 物語 中国の歴史 文明史的序説

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    中国の歴史の、今まで知らなかった部分を少し知れた気がする。例えば孔門の四科とか、初期の科挙には六科目あって理数系のものもあったこととか。あと、革新派と保守派の争いが何度も繰り返されるとこが面白かった。

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    2023年10月25日
  • 物語 中国の歴史 文明史的序説

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    中国の歴史をおおまかに把握するのに良い本でした。辮髪が漢民族ではなく満州族の風習とか、異民族の王朝も多かったことは勉強になりました。1つのエピソードが比較的短くて、軽く読める。でも、ちょっと説明しすぎでは?と思うくらい細かい事まで書かれているところもあって、あれっ?と思う部分もありました。

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    2022年06月16日
  • 紫禁城史話 中国皇帝政治の檜舞台

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    北京の紫禁城は明朝第三代の成祖永楽帝の命で、1407年に着工され20年に完成した。
    翌年、成祖は北京に遷都し、一九一二年二月に清朝最後の宣統帝が退位するまで、紫禁城は明清両王朝を通じて24人の皇帝が居住し、500年にわたり政治の檜舞台であった。
    この一群の建物は皇帝の住居であると共に、その絶対的権威を内外に誇示するための政治的建造物でもある。
    紫禁城での皇帝たちの動静に注目しつつ明清両王朝の歴史を描く。

    [ 目次 ]
    第1話 明から清へ
    第2話 満洲族の入城
    第3話 国姓爺鄭成功
    第4話 聖王あらわる
    第5話 天命を信じて
    第6話 乾隆全盛の日
    第7話 陽は西に傾く
    第8話 海

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    2011年04月03日