あらすじ
北京の紫禁城は明朝第三代の成祖永楽帝の命で、一四〇七年に着工され二〇年に完成した。翌年、成祖は北京に遷都し、一九一二年二月に清朝最後の宣統帝が退位するまで、紫禁城は明清両王朝を通じて二四人の皇帝が居住し、五〇〇年にわたり政治の檜舞台であった。この一群の建物は皇帝の住居であると共に、その絶対的権威を内外に誇示するための政治的建造物でもある。紫禁城での皇帝たちの動静に注目しつつ明清両王朝の歴史を描く。
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Posted by ブクログ
明朝・清朝の500年にわたり政治の檜舞台であった紫禁城を中心に、明朝・清朝の中国史を解説した本。
明朝第三代の成祖永楽帝の命により造られた紫禁城。明と清、2つの王朝の皇帝たちが居住し政務を行った、皇帝政治の檜舞台。その紫禁城を軸に2つの王朝の歴史が本書に書かれています。特に、清朝の歴史がより細かく解説されています。
繁栄が長く続くと、次第に皇帝や官僚達の生活が豪奢になります。その裏で政治は腐敗し始め、汚職が蔓延。それが王朝滅亡への道につながっていく。いくつもの王朝がこのパターンで滅亡していることを歴史は教えてくれます。
Posted by ブクログ
紫禁城を中心に明〜清の通史を簡略に説明してある。
途中鄭成功の話に脱線したり清に割いた分量が多かったりろいうか半分以上清だが、新書なのでしかたないでしょう。
読んでて楽しかったので良著です。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
北京の紫禁城は明朝第三代の成祖永楽帝の命で、1407年に着工され20年に完成した。
翌年、成祖は北京に遷都し、一九一二年二月に清朝最後の宣統帝が退位するまで、紫禁城は明清両王朝を通じて24人の皇帝が居住し、500年にわたり政治の檜舞台であった。
この一群の建物は皇帝の住居であると共に、その絶対的権威を内外に誇示するための政治的建造物でもある。
紫禁城での皇帝たちの動静に注目しつつ明清両王朝の歴史を描く。
[ 目次 ]
第1話 明から清へ
第2話 満洲族の入城
第3話 国姓爺鄭成功
第4話 聖王あらわる
第5話 天命を信じて
第6話 乾隆全盛の日
第7話 陽は西に傾く
第8話 海から来る嵐
第9話 亡国への坂道
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