萩原一平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
基本的には、心理学や神経科学などをビジネスの視点から述べなおしたイメージ。
「脳科学」がビジネスの様々な面において重要になりうることはわかるが、結局ビジネス的な視点からどうすればよいのか、あるいは、もう少しいうと、何の問題を解決したいのか、が曖昧である。
論点はおそらく、「『脳科学』はもっとビジネスに活用するべきだ」、「それにおいて日本は諸外国に遅れをとっている」という部分なのであろうが、「脳科学」をビジネスに活かすこと、それにあたって諸外国に遅れを取らないことは手段でしかありあえず、結局その目的がなんであるか(どのような事象が目的となりうるか)が読み取れない。
とはいえ、興味深い記述も幾つか -
Posted by ブクログ
人を説得するために、資料はいるのか?
人の思考や行動は脳から始まるが、人の認知活動の95%は、無意識に行われており、意識しているのはわずか5%であるという。
また、視覚の場合、外からの情報に脳が反応するのは、わずか3%。残り97%は脳が過去の経験などを統合して創り出しているという。
ビジネスに限らず私たちは、人を説得したり、共感を得ようとしたり、人との調和のために多くのエネルギーを使っている。例えば多くのデータを集め、分析して、書類をつくってプレゼンしている。でも前段のことを考えると資料にその真の効果があるとは思えない。
人は、経済学で言うよな合理的な行動はとらないし、好き嫌い、気分の良し