石井てる美のレビュー一覧
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「マッキンゼー」「ハーバード」を謳った他書籍とは一線を画している。マッキンゼー社員は大前研一氏や南場智子氏に代表されるような「抜群に頭の切れる鉄人」の印象が強い。いわゆる「卒業生」たちが書いた本を読んでも超ポジティブ。そんな人々のなかで思い悩む等身大の石井てる美氏。そしてお笑い芸人になる決意をする。彼女の「なぜマッキンゼーを辞めたのか聞かれるが、『それどころじゃなかった』」という言葉が印象的だ。
マッキンゼーとは「こんなに過酷なのか」と思う。入社早々から常にバリュー、常にアウトプット、常に社内就活。「即断、即決、即行動」。超ハイレベルな頭脳集団のなかでUP or OUT。しかし脱線することは -
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マッキンゼーは社内イベントでもインパクトを出すために全力
Year End party 忘年会
・バリュー(価値)を提供すること
・宴会や接待の技術 = ビジネスには欠かせない
・クライアント・インタレスト・ファースト
1、クライアントへのバリュー
2、クライアントへのインパクト
→それらが最優先事項
・コミットメント
・即断即決即行動のマインドセット
・コンサルタントの仕事は、まず「イシュー」と呼ばれる
解決すべき「問題」を特定し、その問題に対する解決策の「仮説」を
先に立てます。
その仮説が正しいか様々な情報をもとに検証し、
仮説が間違っていると分かれば、直ぐに書き換え -
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私がマッキンゼーを辞めた理由 ―自分の人生を切り拓く決断力2013/7/10 著:石井 てる美
「マッキンゼーを辞めてお笑い芸人になる」という、当時の自分からしても恥ずかしくて人にも言えない、嘘のような、人生最大の勇気を要した決断は、実は、マッキンゼーで教わった問題解決スキルが、今後の人生を切り拓いていく上での大きな力となっている。
本書は、マッキンゼーを辞めて芸人になる決断をした著者自身の物語である、構成は以下の3章から成る。
①マッキンゼーと私
②私の決断
③決断のその先へ
色々な人生がある。東大を経てマッキンゼーへ。そしてお笑い芸人へ。
著者がマッキンゼーを辞めたことが正解かと言 -
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あの世界最高峰レベルのプロフェッショナル集団、マッキンゼー出身のお笑い芸人がいると知ったのは2年ほど前だった。気になって仕方がなく、WEBで検索し、Youtubeで英単語をネタにしたピン芸を見て笑ったのを思い出す。
なぜ、マッキンゼーを辞めてまで。おそらく、これが皆が知りたい所だろう。そして予想通り、マッキンゼーでは通用しなくて逃げたというところが正直な所だろう。しかし、著者はそれをも赤裸々に正直に語り、挫折を通じて自分を知り、後悔しない人生を生きるという道を選んでいる。マッキンゼーという秀才の巣窟のような会社では、成功する事はあたりまえであろう。実際、マッキンゼー絡みの書籍は、基本的に成功 -
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あの世界最高峰レベルのプロフェッショナル集団、マッキンゼー出身のお笑い芸人がいると知ったのは2年ほど前だった。気になって仕方がなく、WEBで検索し、Youtubeで英単語をネタにしたピン芸を見て笑ったのを思い出す。
なぜ、マッキンゼーを辞めてまで。おそらく、これが皆が知りたい所だろう。そして予想通り、マッキンゼーでは通用しなくて逃げたというところが正直な所だろう。しかし、著者はそれをも赤裸々に正直に語り、挫折を通じて自分を知り、後悔しない人生を生きるという道を選んでいる。マッキンゼーという秀才の巣窟のような会社では、成功するのはあたりまえであろう。実際、マッキンゼー絡みの書籍は、基本的に成功 -
Posted by ブクログ
「あのマッキンゼーを辞めてなぜお笑いに?」を単純に知りたかったし、どういう価値観をもっている人なのか気になったので読みました。
やりたいことがあって会社を辞めた経験がすでにあるので、それほど多くの学びはなかった。一方で、車が轢いてくれたら楽になれるのに・・・と思うまで仕事で精神的に追い込まれたというエピソードは印象的で、自分も似たような経験をしているので非常に共感しました。
“決断することは「捨てる」こと”と著者は言う。
確かに、著者ほどの「捨てる決断」をした人はそうそういない。
エリート街道を歩み続けてきた著者の決断は、雑草道を歩んできた自分には本当に測り知れない。著者ほどの積み上げてきた