石井てる美のレビュー一覧
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「マッキンゼー」「ハーバード」を謳った他書籍とは一線を画している。マッキンゼー社員は大前研一氏や南場智子氏に代表されるような「抜群に頭の切れる鉄人」の印象が強い。いわゆる「卒業生」たちが書いた本を読んでも超ポジティブ。そんな人々のなかで思い悩む等身大の石井てる美氏。そしてお笑い芸人になる決意をする。彼女の「なぜマッキンゼーを辞めたのか聞かれるが、『それどころじゃなかった』」という言葉が印象的だ。
マッキンゼーとは「こんなに過酷なのか」と思う。入社早々から常にバリュー、常にアウトプット、常に社内就活。「即断、即決、即行動」。超ハイレベルな頭脳集団のなかでUP or OUT。しかし脱線することは「敗北」「逃避」ではない。石井氏の「無理をしても仕方がない。違うと思ったら修正すればいい」という言葉が強く響く。東大→東大院→アジア開発銀行インターン→そしてマッキンゼーとトップキャリアを歩んできた石井氏だからこその言葉に重みがある。他の本では「マッキンゼーではこうだった」という自慢話系が多いが、本書の石井氏は本当に真摯で謙虚。
どこにいっても悩みは消えない。それは頂点であるマッキンゼーでも同じ。どんなに高い山でも「違うな」と思ったら降りて登り直せばいいだけ。石井てる美さんの今後のご活躍を期待してます。 -
Posted by ブクログ
マッキンゼーは社内イベントでもインパクトを出すために全力
Year End party 忘年会
・バリュー(価値)を提供すること
・宴会や接待の技術 = ビジネスには欠かせない
・クライアント・インタレスト・ファースト
1、クライアントへのバリュー
2、クライアントへのインパクト
→それらが最優先事項
・コミットメント
・即断即決即行動のマインドセット
・コンサルタントの仕事は、まず「イシュー」と呼ばれる
解決すべき「問題」を特定し、その問題に対する解決策の「仮説」を
先に立てます。
その仮説が正しいか様々な情報をもとに検証し、
仮説が間違っていると分かれば、直ぐに書き換えるという
強烈な「仮説思考」のもとに進めます。
・レバレッジ - 人の力を活用せよ
人に頼める部分はどんどん頼むべき
自分じゃなくてもできることは、自分でやる必要はない。
アウトプットの最短距離を考える。
・プロソル - Problem Solving の略 問題解決の意味
・インパクト
・イシュー
・バリュー → 結果的に、クライアントに喜んでもらえるかどうかに尽きる
・刺さる
・仮説を取る際、「スタンスを取る」「ポジションを取る」
→主張を強くはっきりさせる。
その仮説を持っている間は、「たぶんこうです」
「どちらもあまり変わりません」ではだめで、「こうするべき」と
反証されない限りは、強く自分の意見を持ち続けるべき。
・Up or Out - 成長する者だけが生き残る
昇進するか、さもなくば去れ
・比べられる対象はあくまで、過去の自分や評価基準となる。
理想の成長カーブ
→勝つべき相手は、あくまで過去の自分
他者との比較ではない。
・カンファタブル・ゾーンにいてはいけない。
・PMA!
Positive Mental(or mind) Attitude
要するに、どんなときもポジティブに。
仕事を続ける3つの条件
1、好きかどうか
2、人より得意か
3、その先に目標があるか
この3つに沿ってYesかNoか
「自分でマッキンゼーに居続けるべき理由」という軸を洗い出し解答する。
・マッキンゼーは常に「本気」が問われる会社
→お金を払ってでもそこで働きたい人がいるべき場所
・マッキンゼーで武器を身に着けたあとは、
自分で人生をドライブさせる。
・マッキンゼ―が分析の上で大事にする「ファクト(事実)」です。
・そもそも「仮説を立てたらこの足を踏むことなく、即行動を起こすべし」
という行動パターン
・マッキンゼーで学んだ「仮説思考」と「即断、即決、即行動」が
「現実」という強敵を倒した勝利の瞬間でした。
・Now or Never
今動かなければ二度とチャンスは無い
・映画「タイタニック」の究極的なメッセージ
I got everything I need right here with me...
I figure life is a gift and I don`t intend on wasting it.
・人は得意分野でしか勝てないという戦略論
・チャートに責任を持て
・検証したけど、仮説がずれていた修正する -
Posted by ブクログ
私がマッキンゼーを辞めた理由 ―自分の人生を切り拓く決断力2013/7/10 著:石井 てる美
「マッキンゼーを辞めてお笑い芸人になる」という、当時の自分からしても恥ずかしくて人にも言えない、嘘のような、人生最大の勇気を要した決断は、実は、マッキンゼーで教わった問題解決スキルが、今後の人生を切り拓いていく上での大きな力となっている。
本書は、マッキンゼーを辞めて芸人になる決断をした著者自身の物語である、構成は以下の3章から成る。
①マッキンゼーと私
②私の決断
③決断のその先へ
色々な人生がある。東大を経てマッキンゼーへ。そしてお笑い芸人へ。
著者がマッキンゼーを辞めたことが正解かと言えば正解だと思う。体と心を蝕まれた痛々しい様子から見れば早期の脱出・卒業や正解と言える。問題はその後のことである。
著者が芸人になったのは正解か否か。答えはもちろん途上であり出ていないし、そしてその答えはでないかもしれない。しかし、今言えることは、直近の著者の活動ブロブで記されている充実感あふれる文章を楽しんで仕事をしている様子が明らかにわかる笑顔を見れば、ああ良かったと心から思える。
著者は芸人になるのが夢なのか芸人になった先にゴールがあるかは本書からはわからないものの探しながら突き進んで後悔なく人生を楽しむということは出来ている。
自分には出来ないことをしている。すごいと思うと共に芸人になりたいというわけではないがそんな決断を下せる著者を羨ましく思う。自分は自分でそんな野望を抱えながら置かれた場所が花をさせるべくやっていくしかない。 -
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あの世界最高峰レベルのプロフェッショナル集団、マッキンゼー出身のお笑い芸人がいると知ったのは2年ほど前だった。気になって仕方がなく、WEBで検索し、Youtubeで英単語をネタにしたピン芸を見て笑ったのを思い出す。
なぜ、マッキンゼーを辞めてまで。おそらく、これが皆が知りたい所だろう。そして予想通り、マッキンゼーでは通用しなくて逃げたというところが正直な所だろう。しかし、著者はそれをも赤裸々に正直に語り、挫折を通じて自分を知り、後悔しない人生を生きるという道を選んでいる。マッキンゼーという秀才の巣窟のような会社では、成功する事はあたりまえであろう。実際、マッキンゼー絡みの書籍は、基本的に成功談をベースにしたノウハウ本や戦略本がほとんどである。しかし、本書はそんなマッキンゼー出身者の失敗談を語ってくれているという事である意味、貴重である。どんな組織にも、上手くいかない人、馴染めない人もいるはずであるが、それはマッキンゼーであっても同じであろう。世の中に失敗談を語る本は少ない中、東大大学院卒の秀才の女性が語るだけあって、同じような境遇にいる若い人たちに勇気を与える本になると思う。
失敗したとはいえ、マッキンゼーに合格し仕事を経験しただけあって、文章の構成や言葉、表現は非凡なものを感じるのはさすがである。 -
Posted by ブクログ
あの世界最高峰レベルのプロフェッショナル集団、マッキンゼー出身のお笑い芸人がいると知ったのは2年ほど前だった。気になって仕方がなく、WEBで検索し、Youtubeで英単語をネタにしたピン芸を見て笑ったのを思い出す。
なぜ、マッキンゼーを辞めてまで。おそらく、これが皆が知りたい所だろう。そして予想通り、マッキンゼーでは通用しなくて逃げたというところが正直な所だろう。しかし、著者はそれをも赤裸々に正直に語り、挫折を通じて自分を知り、後悔しない人生を生きるという道を選んでいる。マッキンゼーという秀才の巣窟のような会社では、成功するのはあたりまえであろう。実際、マッキンゼー絡みの書籍は、基本的に成功談をベースにしたノウハウ本や戦略本がほとんどである。しかし、本書はある意味失敗談を語ってくれているのが貴重である。どんな組織にも、上手くいかない人、馴染めない人もいるはずであるが、それはマッキンゼーであっても同じであろう。世の中に失敗談を語る本は少ない中、東大大学院卒の秀才の女性が語るだけあって、同じような境遇にいる若い人たちに勇気を与える本になると思う。
失敗したとはいえ、マッキンゼーに合格し仕事を経験しただけあって、文章の構成や言葉、表現は非凡なものを感じるのはさすがである。 -
Posted by ブクログ
「あのマッキンゼーを辞めてなぜお笑いに?」を単純に知りたかったし、どういう価値観をもっている人なのか気になったので読みました。
やりたいことがあって会社を辞めた経験がすでにあるので、それほど多くの学びはなかった。一方で、車が轢いてくれたら楽になれるのに・・・と思うまで仕事で精神的に追い込まれたというエピソードは印象的で、自分も似たような経験をしているので非常に共感しました。
“決断することは「捨てる」こと”と著者は言う。
確かに、著者ほどの「捨てる決断」をした人はそうそういない。
エリート街道を歩み続けてきた著者の決断は、雑草道を歩んできた自分には本当に測り知れない。著者ほどの積み上げてきた努力や時間を捨てる勇気はやはりなかなか持てないと思う。口で言うほど簡単じゃない。
それに比べたら自分の捨てるものなんて、って少しは気が楽になった。
就職前の学生にはピンとこない、やりたいことがあるのに転職や起業などへの一歩を踏み出せない人への本。