曽田和子のレビュー一覧
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購入済み
素晴らしい認知療法本
自己効力感のなさ、自己評価の低さに悩まされていて、うつの本や、認知行動療法の本を読んで実践してきたりしましたが、どれもあまり役に立ちませんでした。
この本は、本当に具体的に一つ一つの作業が豊富な具体例と共に記載されているので、自分でも出来るように思います。
普通の本だと、誤った認知を修正しよう!でとまっていて、具体的にどうするの?どんな修正案があるの?と疑問に思うことが多いのですが、この本に出てくる具体例はすごく実感できる内容でとても参考になります。
あと10年早くこの本に出会いたかった! -
Posted by ブクログ
もともと自信を持てない人が読むと余計に凹みそう。自信を持てない人に接する管理職などが読むべき一冊。
イラショナル・ビリーフについて学べるのは当書の良いところ。
◯イラショナル・ビリーフとは
臨床心理学者のアルバート・エリスの言った言葉で「非合理的な信念」のこと。
非合理的な信念とは平たく言えば極端な思い込みのこと。
1.根拠がないのに真実だと決めつける(レッテル貼り)
2.物事を0か100か、白か黒かでしか判断しない(白黒思考、all or nothing)
3.自分の視点からしか物事を考えられない(心の読み過ぎ、先読みの誤り)
4.賛成意見には注目し、反対意見は無視する(心のフィルター) -
Posted by ブクログ
実はここ最近メンタルがちょっとアレかな?という日々が続いていて、各所に相談していたのですが、そんな中で耳にしたのが『認知行動療法』という言葉。
自分はダメだ、ダメな人間なんだ。という考え方により、そのとおりダメな方向に進み、ダメな結果となって表れ、そのダメな経験を元に更に自分はやっぱりダメだ(以下ループ)という悪循環に断ち切るために考え方を変えていこう、というものです。
「最終結論」「生きるためのルール」とか、言語化されると確かにそういうものに縛られた人生だったのかもなあと理解します。
昨今のパワハラ問題もありますが、自分も似たような(と言葉を濁しておくけどありゃ立派なパワハラだったぞ。