小川隆のレビュー一覧

  • ブラッド・ミュージック

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    「80年代の幼年期の終わり」という触れ込みもあり、期待値が上がってしまった。「幼年期の終わり」の方が好きかな。けど想像もつかない世界が展開。細胞全てが意識、知識を持つなんて!ゾクゾクするな。

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    2019年01月22日
  • ブラッド・ミュージック

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    SF。バイオSF。
    人類のメタモルフォーゼ。80年代の『幼年期の終わり』とのこと。
    個人的な印象として、前半は瀬名秀明『パラサイト・イヴ』のようなバイオSF。中盤以降はパンデミックSFという感じ。
    今までSFというと、未来や宇宙に向かい外向きに広がるイメージを持っていたが、この作品は徹底的に内側へ深く潜り込むような新鮮なイメージを感じた。上手く表現できてないな…。
    内容は難しいが、ストーリーは分かりやすく、意外と読みやすいのも好印象。

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    2018年08月13日
  • ブラッド・ミュージック

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    A brilliant but unorthodox researcher has exceeded ethical guidelines for genetic research to engineer blood cells that think for themselves. Once his illegal experiments are discovered, he injects himself with the deadly serum to save his creations. The author has won Hugo and Nebula awards.

    遺伝子工

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    2014年06月14日
  • ブラッド・ミュージック

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    80年代の『幼年期の終り』と評される当著は、ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞の確かな傑作でした。

    『幼年期の終り』とは、巨匠アーサー・C・クラークによる人類のより高度な存在へのメタモルフォーゼを壮大なスケールで描いた叙事詩で、あまたのSFオールタイムベスト1位を占有することは周知の事実。
    そんな大著と並び評されるが、『幼年期の終り』から感じ取れた壮麗さは皆無で、終始背筋が凍りつく感覚を覚えた。
    だってこの本、ただ淡々と事実が積み重ねられるだけで、他人事のようにメタモルフォーゼが進行していくんだもの。つまり、メタモルフォーゼに対する著者の評価が全く読みとれなかったのだ。
    事実、一度たりともこのメタ

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    2012年04月28日
  • ブラッド・ミュージック

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    幼年期の終わりがマクロの方向に進化する人類なら、これはミクロの方向に進化する人類。細胞の一つひとつが知能を持つようになることで、知能のある生命体の個体数が激増し… ちょっと難しいところもあるけど面白い、数名の取り残された人たちのエピソードの必然性があまり感じられないような気がした。

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    2010年03月27日
  • ブラッド・ミュージック

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    チャールズ・ストロス著「アッチェレランド」の「コンピューターで地球が変わってしまう」つながり。ゼロ時代の「幼年期の終わり」に例えられるのが「アッチェレランド」なら、80年代の「幼年期・・・」はこの「ブラッドミュージック」。当時バイオチップが流行っておりました。この作品も白血球から作られたバイオチップが研究所から持ち出され、ウィルスのように感染していくというパニック物の器をかりて、人類が変容していく姿を描きます。最近はバイオブームも去ってしまいましたが、ナノ・テクノロジーも実は排熱(ナノ・マシンは小さいのだが、数が集まるとものすごい熱を発するらしい)の問題があってクリアされないと、またバイオ系が

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    2011年07月15日
  • ブラッド・ミュージック

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    古き良きSFで育った私にはサイバー・パンクと言われるジャンルはちょっと苦手だった。 けれど、これだけは不思議に自然と受け入れられて。 結局“喰わず嫌い”だったって事。

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    2009年10月04日
  • シオンズ・フィクション イスラエルSF傑作選

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     イスラエルSF傑作選、金太郎飴のように同じ様な雰囲気である。
     これが長編になるとどういう処理をするのか気になった。

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    2022年05月29日
  • シオンズ・フィクション イスラエルSF傑作選

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    イスラエルSF&ファンタジー界の中心的人物らによる
    SF短編選集。
    原文が英語の作品[*1]あり、
    ヘブライ語→英語→日本語[*2]、
    あるいはロシア語→英語→日本語[*3]という重訳もあり。
    訳者あとがきを含めると700ページを超す大部。
    収録作は、

    ■ラヴィ・ティドハー「オレンジ畑の香り」
     The Smell of Orange Groves(2011年)[*1]
    ■ガイル・ハエヴェン「スロー族」
     The Slows(1999年)[*2]
    ■ケレン・ランズマン「アレキサンドリアを焼く」
     Burn Alexadria(2015年)[*2]
    ■ガイ・ハソン「完璧な娘」
     The Per

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    2020年11月01日
  • フィリップ・K・ディックの世界

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    好きな作品の作者にも興味はあるけれど、週刊誌やネットで読み飛ばすぐらいが、自分の性分には合ってたかも。
    学者でも芸術家でも、政治家でも、その職業部分以外での余計な情報は欲しくないと思う今日この頃。

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    2017年11月12日
  • ブラッド・ミュージック

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    80年代の「幼年期の終わり」ということだった
    確かにそう感じ取れる場面もあったが、やはり本質的には全く違うと思われた
    サイバーパンクということになるらしいが、自分にはあまりピンとこなかった

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    2018年11月25日