立花貴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2012年68冊目。
僕の中で、第二の『「20円」で世界をつなぐ仕事(著:小暮真久、日本能率協会マネジメントセンター)』となった。
テーマが「食」で共通しているというのみならず、
■小さなモデルの横展開で、大きな善意のうねりを起こすしくみ
■過去のビジネスキャリアをいかした社会事業の立ち上げ
など、読んでいて本当にオーバーラップした。
震災が起きなくても、人口流出や一次産業の担い手の不足などの社会課題はおそらく遠からず起きていたという考えに共感。
「震災のおかげ」とは決して言いたくないが、早くに露出したこれらの課題への挑戦はもう待ったなしだと思う。
「自分自身もうねりの一部に・・・」
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Posted by ブクログ
立花さんを一言で表すと「人を巻き込むスペシャリスト」という言葉が浮かんだ。
何も立花さんには特別な交渉術や話術、権力があるからというわけではない。
立花さんはいい意味で遠慮がないのだと思う。
ただひたすらに雄勝を想い、雄勝を愛し、雄勝の未来に自信を持っている、だからこそもっともっと雄勝のことを多くの人に知ってもらいたいという想いが込み上げて、行動を起こしている。
要は、想いがワクワクする生き方に繋がっている。
ただ、これを自分に置き換えると難しく思えてしまう。
自分には好きなものが見つからない、熱中できるものがない、、、言い訳はいくらでも見つかる。
よく考えれば、見栄やらプライドなど -
Posted by ブクログ
本気で何かに取り組むこと、それを早く見つけなければならない。改めて強く思った。
何も考えずにただがむしゃらに動く。昔は実践していた気がする。それは部活であり、青春だったし、何より楽しかった。
しかし、社会に出てからは違和感を感じながらもそれが大人の世界なんだと、あきらめて本気の行動などしなくなってしまった。
本書はそんな私のような人間に指針を示してくれた。人のはかなさや正解至上主義の弊害など、自分では上手く伝えられなかったことを筆者は代弁してくれた。
私は未だ進むべき道、人生を捧げられる道を模索している最中だが、筆者が言うには、道が定まらなくてもとにかく行動することが大事なようだ。
明日死ぬか -
Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目3箇所。老人には柔らかい食べ物を、妊婦には栄養価の高い食べ物を、有事において大切な基準、それは「人としてのやさしさ」の尺度だ、この尺度に照らして考えれば、「平等に分けられないものは受け取れない」というようなことは起こらなかっただろう。「俺だったら、米だけを売る。渋谷でリヤカー引いて、『オレがつくった米です』と売り歩く。ネットなんか使わない」。学生時代には、先生や親が正解を教えてくれるかもしれないが、社会人になったら、常に正解がない中で仕事や生活をしていかなくてはいけない、「正解がわからないから、やらない」という選択肢ばかりとっていると、新しいものは何ひとつ生まれない。
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Posted by ブクログ
【本来すごいことなのに】
こういう感想を書くと人として良くないと思われるかもしれませんが、著者はものすごい人です。被災地を何度となく訪れ、すごいことをしています。しかし、そのすごさがあまり伝わってきません。
なぜなのだろう?
著者が行ったことはものすごいことです。しかし、文章では伝わってこないのです。
東日本大震災ではさまざまなすさまじい映像を見ています。わたし自身も震災直後に被災地を訪れこの目で現実を見ています。実際に現地を目で見て、さらに映像でも見ている状況で、文章は非力です。
映像化されていないシーンや考えを表現することはいいのですが、既に見た、しかもインパクトの強い映像のまえで文章