宮脇淳のレビュー一覧

  • 図解 財政のしくみ Ver.2―いっきにわかる財政危機の本質と問題点

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    宮脇先生の財政的フレームワークが存分に描かれている本です。ちなみに若生は出版前に校正段階で読ませていただいています。文句なしの☆5つ。財政は政治の代理指標であり、経済や地域社会とも密接に関わり、その間をつなぐものとして捉えられています。

    特にインターネットで国や自治体の予算書を観察し、そこから何を仮説として設定し、仮説を検証していくかという整理が最も有用であると説いています。それができるようになるためにはまず財政を見る目を養う必要があり、その基礎的な部分はこの本で身につけることができると思います。

    初版(Vol1)は1997年に発行されており、当時は財政投融資が問題になっており、その問題に

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    2012年08月03日
  • 自治体経営リスクと政策再生

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    ネタバレ

    一読。学問より行政府よりのオーディエンスを想定したのかなという印象。行政職員の本棚におすすめします。読みやすいです。

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    2018年06月12日
  • 図解 財政のしくみ Ver.2―いっきにわかる財政危機の本質と問題点

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    1997年発行の初版に続いて、15年ぶりの改訂2版(ver.2という表記)初版は財政投融資の問題を扱っていたようだが、今回は右肩下がりの現状での日本の財政の興味・関心が広がっていた。また、初版当時では、情報が入手しにくかったが、現在はネット等で財政情報を入手しやすくなったと書かれている。

    内容については、鳥瞰図、ワニ口、財政の森、財政の潮流など、最近のわかりやすい説明本に読み慣れていると、やや古い表現ではないかということが目立ったが、図解やわかりやすい言葉よりも正確な語句で説明しようとする感じを受けた。全体として内容の濃い説明だと思う。1項目の説明が原則4ページであり、[見開き2Pで左ページ

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    2012年09月09日