蒼井湊都のレビュー一覧

  • いみず野ガーデンデザイナーズ2~真夏の訪問者たち~

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    1巻の時に比べ、周りに馴染んで仕事に前向きになっている咲和。そんな咲和の隠していた過去がわかる話。咲和の優しさや鋭さ、それに強さがかいま見える話でもあった。ちょっと印象が変わるかも。と思うくらい、新しい面が見えて楽しい。自分のことを弱いと思っているみたいだけど、そんなことは全くない。「逃げる」って悪いことばかりではないと思うし。
    今では正孝を始め、味方が増えて居心地のいい場所が出来てよかったなぁ。と思った。

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    2019年09月02日
  • いみず野ガーデンデザイナーズ~ワケあり女子のリスタート~

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    都会から田舎へ。ガーデンデザイナーから造園業へ。似ているところはあっても、やはり違うところが多い。違うところばかりに目がいっている間は、息苦しかったり、辛かったりするのだろうな。と思った。逃げてきたことで自己嫌悪に陥っている咲和だけど、段々自分がやりたいことが見えてきたのかな。と感じた。
    朝倉先生との関係がどうなっていくのかも気になるところ。この2人だと、かなりスローペースになりそうだけど。

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    2019年07月29日
  • いみず野ガーデンデザイナーズ2~真夏の訪問者たち~

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    ネタバレ

    2巻は1巻に比べて男性陣(朝倉さんを除く)のややこしさと言うか腹立たしさがパワーアップしていてびっくりしました。
    安川さんがまともに思えるほど。
    まあ彼は今回まともと言えばまともでしたが。
    とにかく、桑原さんにしろ斉藤さんにしろ、咲和さんに絡む男性はろくな奴がいなくて困る(朝倉さんを除く)
    タチの悪さから言えば斉藤さんかなあ。
    結婚しなくて本当によかったと思うよ、咲和さん。
    あれは分かり合ってはいけない人種だと思う。
    息子まで巻き込んで、本当にタチが悪いったらない。
    息子が立ち直れて本当によかった。
    ちゃんともしもの時の逃げ場所も確保できましたし。
    そんな斉藤さんの息子も絡む咲和さんの抱えたト

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    2019年05月25日
  • いみず野ガーデンデザイナーズ~ワケあり女子のリスタート~

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    ネタバレ

    朝倉さんが何度癒しになってくれたことか。
    基本的には住職さんでもあり、小学校の先生でもあるゆえに面倒見がいいと言いますか、流石の包容力! という感じですが、変なところに疎かったり抜けていたり、そういうところが可愛くもあり。
    だからこそ、後半に出てくる安川の存在が、殊の外読んでいてしんどかったです。
    精神的に疲れている時には絶対に会いたくない人種だなあ。
    読んでいるこちらが腹立つし、心中穏やかでいられなかったので。
    朝倉さんいてくれて本当によかった。
    言動が思春期の少年かよという感じで、咲和さんがついムキになるのは分からなくもない。
    あれで裏の意図を察しろとは無茶な話だ。
    今回は彼の鼻っ柱を折れ

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    2019年05月24日
  • 囚われ姫と灼熱の将軍

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    ネタバレ

    王道なんだけど、こういうお話結構好きかも。

    王女アイシャがなんでお忍び旅行をしてたかは不明ですが、お忍び中に囚われて、敵国の将軍カディルの奴隷になっちゃいます。

    奴隷なんだけど、生来お姫様らしいというか、ご主人様にも結構平気で口答えしたりして、そこらへんがカディルに気に入られちゃったんでしょうね。
    カディルも将軍だけど非情な行動はしない常識のある人で、だんだん二人は惹かれていくけど、自分の立場を考えたりしてそれ以上の進展はなし。
    いいとこまでは進んだりするけど、ルルル文庫ですしね。

    最後は和平を結んだところで終わりますけど、どうせならこの後の展開も少し欲しかったなぁって思います。ちょっと

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    2016年06月23日
  • 皇女殿下の婚礼

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    ネタバレ

    とても好感の持てるお話でした。
    この作家さんの作品はデビュー作を読んだことがあり、そのときも同じようなことを感じました。
    キャラの好感度が高いのもはむろんですが、作品全体に流れる中に書いた人のモノの考え方や見方がよく現れていて、そういうものが私は好きです。

    ただ、正直にいえば、今回の作品は最初に読んだデビュー作のような迫力はあまり感じられませんでした。あのときはただただ圧倒される思いでした。
    そのせいかどうか、ラストの方で読むのが止まってしまったこともあり―。その点、ちょっと前回よりは物足りなさを感じてしまいました。

    ただ、全体を通じて、やはり、この作家さんの考え方、それから作風もは好きだ

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    2016年05月04日
  • 月華の楼閣

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    ネタバレ

    中華系のものは結構好きなんで、新刊で買ってみました。
    お話的には結構好きかもしれません。

    それまでよい王だったのに、王后をなくしてからは悪行ばかりの父を諌めてきた王后唯一の姫玉華は、とうとう王の逆鱗に触れて幽閉されることに。1ヵ月後、王を倒して迎えに来たのは護衛武官の清鳳で、そのまま政略結婚。

    お互いに好きなのに、玉華は清鳳は政略結婚で仕方なしに結婚したと思っているし、清鳳は玉華が親の敵である自分と結婚しても幸せになれないって思っていて、よくあるすれ違いものですが、玉華側だけでなく清鳳側の心情もところどころに書かれているので、分かりやすいです。

    最終的には誤解が解けて、ハッピーエンドにな

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    2013年09月03日
  • 囚われ姫と灼熱の将軍

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    お忍びの旅の途中、別の国で別の国の奴隷として
    捕えられてしまった主人公。
    彼女は無事、自国に戻る事ができるのか。

    うっかり敵国の将軍に囚われて心惹かれているけれど
    その先に待っているのは、悲劇なのか幸せなのか、な
    ものすごい王道でした。
    真の敵(?)は彼の上司、という身近でしたが。

    屋敷の中の奴隷達でさえ悟っているというのに
    何を本人達だけがうらうらしているのか。
    片方は無自覚ですけど、それがまたじれるじれる。
    屋敷の人達は、毎日楽しかった事でしょうw

    という状態は置いておいて、この屋敷の奴隷達は
    自分達でも言ってますが、かなり破格です。
    むしろお客と言葉を交わしている事態、すごいですし

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    2018年04月09日
  • 朧月の紅姫

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    公子付き女官として働く主人公だが、髪が赤いため
    周囲からうとまれていた。

    周囲から遠巻きにされていたり孤立していたりすれば
    空気は硬くなってしまうもの。
    とはいえ…という悪循環ですが、ここまで馬鹿正直に
    それも気が付かずに突っ走る男もすごいですw

    見た目ではなく、中身。
    分かってはいても、敵とみなしていた姿が
    どうしても、というのは分かります。
    それでも歩み寄ろうとする人と、歩み寄る事すら
    出来ない人はまた別です。

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    2017年04月21日
  • 皇女殿下の婚礼

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    左手で相手に触れば、考えている事が読める皇女殿下。
    そんな彼女が輿入れしたのは、前に助けてもらった相手。

    歓迎されていない場所で、とにかく頑張る皇女殿下。
    けなげ、といえばそうですし、自分の立場からか
    まったく動かないヒロイン。
    なので少しでも動くと、すごく動いている感があります。

    周囲に認められるのと一緒に、工作がすごい(笑)
    いやでもこういう場合、周囲を味方につければ
    ものすごくやりやすい環境に。
    最後の方、怒涛の勢いで事件が起こって解決しますが
    犯人は…八つ当たり?
    プライドでご飯は食べられません。

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    2017年01月13日
  • 囚われ姫と灼熱の将軍

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    王女としての活躍ーとか、従者の活躍ーとか、そういうの期待してたらほぼ奴隷生活だけで終わって残念でした。最後の方の駆け足も。

    あらすじは王道で好みなんです。

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    2015年10月18日
  • 横暴陛下の姫補佐官

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    ネタバレ

    母親のために貴族の父親の跡取りとして頑張る紫那となめられないように暴君のふりをしている皇帝祐辰。
    最初は紫那が反発してましたけど、だんだん祐辰に惹かれていく様子がよく分かります。
    祐辰は最初から紫那に惹かれていたみたいですけど、調査対象が対象だけになかなか認めづらいところですね。

    流生と紫那が麻薬取引現場に行ったとき、流生の行動にえ?ってなって、もしかして彼ってあっち側の人間?って思っていたら、案の定黒。紫那の父は濡れ衣だったのかなぁって思ってたんですけど、黒だったのは残念。流生が実子と知ってて目をつぶっていたくらいかなって予想してたんですけど。

    紫那も祐辰も真面目で、お互いに意識し出して

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    2015年06月15日
  • 朧月の紅姫

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    ネタバレ

    前作「月華の楼閣」から2年後、ヒロインとヒーローが変わってますが、前作の2人も出てきます。

    彩佳は異民族の血をひく赤毛の女の子で、赤毛を理由に仲間から距離を置かれていますが、偶然椿の木の下で出逢った秀敬に熱烈アピールされて、最初はけんもほろろな感じでしたが、そのうち好きになるって感じです。

    彩佳が最初ツンツンしててかわいげがないし、髪の色であんなにみんなに嫌な顔をされるなら、髪を染めればいいのにって思いました。確かに本人は自己の理由があるのだと思いますけど、戦争で近しい人を亡くした人間からすると、彩佳の髪を見る度に嫌な思いをすると思います。彩佳には問題はないけど、やっぱり嫌っていうのって、

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    2014年06月21日
  • 月華の楼閣

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    買ったのに長い間、積んだままになってたけど2巻が発売したのをきっかけに1巻を読んでみた。

    愛する妃を亡くしたショックで悪王に成り果ててしまった恵秋王。主人公の第一公主・玉華はそんな王に唯一、意見できる存在だった。けれど、ある時、とうとう王の怒りに触れた玉華は辺境の月華楼に幽閉されてしまう。けれどそんな幽閉生活も長くは続かなかった。恵秋王の信頼厚く、そして玉華の護衛武官だった清鳳が革命を起こし王を討った。そして玉華は女王となり革命の将軍・清鳳と結婚することになり…。

    公主ということもあり政には不慣れな玉華。女ということで玉華を王を認めない臣下。期待されるのは世継ぎのみ。けれどそんな中、自分に

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    2014年03月03日
  • 朧月の紅姫

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    彩佳の、悪く言えばいじけた小娘っぷりには大分苛々しましたが、まあ仕方ないかなとは思うし、読後感は爽やかでよかったと思う。
    ただ、前作も含めて、やはり自分的には可もなく不可もなくといった感じ。抜きん出て好きな作品ではない。

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    2014年03月01日