白亜右月のレビュー一覧
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購入済み
面白かった。
展開が目まぐるしく変化していき、疾走感が止まらない。
MSSとの顔合わせのシーンが熱すぎた。
オイレン自体は終わるみたいだけど、これからどうなっていくのか楽しみ。 -
Posted by ブクログ
近未来のオーストリアを舞台に児童福祉政策により四肢を機械化された少女たちの戦闘の日々を描くバイオレンスアクション。
最初聞いた時は「それ何てガンスリ?」だったんですがガンスリとは大分イメージ違います、ある意味対極です。二番煎じの心配なし。
三人娘の中でも一番純粋純情で熱血肌の黒犬・涼月、
狙撃の名手にしてクール&ニヒルな赤犬・陽炎、
いつもお気楽極楽な鼻歌を絶やさないムードメイカーの白犬・夕霧。
拳が唸り銃弾飛び交いワイヤー舞う過激なアクションとキャラクター同士のユーモラスな掛け合い(副長いびり、もとい三者三様の副長いじりに注目)が絶妙のテンポを生み最後まで読者をぐいぐい引き付けて離さない -
Posted by ブクログ
オイレンシュピーゲル4巻を再読。涼月が機械化された体や自らの境遇に対して持つコンプレックスに、潰されそうになりながらも立ち向かう姿が印象的。テスタメントで、受験によって自らの道を「選択する」ことが涼月にとっていかに重要だったか、4巻を再読してより理解できた。
涼月と共に行動することになるパトリックは、普段身近にいない「大人」として涼月に影響を与える。パトリックが自らを米国民であることを意識したアーカンソーでの出来事と、アメリカの善が試行錯誤中の「最前線の善」であるとの考えは、涼月とは立場が違うけれども、示唆に富んだ言葉だった。
涼月の言う「あたしの都市」という言葉が、テロリストの言う「我が -
Posted by ブクログ
禁断の力<レベル3>を手に入れた涼月たち。同時多発ストーリー第4弾!!
空港でハイジャックが勃発。領空内に正体不明の戦闘機が侵入。蠢き出す、中国暗殺部隊〈蟲〉。空港内で大量の人質を取るテロリスト集団。発動する〈レベル3〉――! 涼月たちの闘いは新たな局面へ――!!
うおお…!
と読んでいて素直に、率直に、ストレートに驚かされました。
スプライトシュピーゲルとの物語のリンクが今回は(いや、毎回ですが)特に重要なキーです。
涼月と鳳、事件と事件を結ぶ携帯が物凄く重要な役割を果たします。
二つの事件に見えて、最終的には1つの事件として収束していく…。
沖方さんにのその手法に唸らされました。
そ -
Posted by ブクログ
実は、1冊目は冲方さんだから読んだけど、これだと2冊目で飽きて全部読まないかも、なんて思ってたのに、2巻で意外な程迫力が増していつの間にやら惹き込まれてしまいました。
絶対次も読みたい。
いろんな思惑が絡み合う展開や、グロイだけじゃない、切実で迫力満点な戦闘場面にライトノベルだってこと忘れました。全然ライトじゃないんだもん。
長編ということもあって、読み応え十分だったし、紹介編のようだった1巻よりも、3人各々のキャラや絆が描かれているのも良かったです。
今回は、同じミリオポリスを舞台に平行して連載されている「スプライトシュピーゲル」との絡みもあったので、そちらの世界も覗いてみたくなりました。