織田一朗のレビュー一覧

  • 時計の科学 人と時間の5000年の歴史
    時計の歴史を、その技術的な発展から書かれています。古代から太陽や水といった自然を利用し、そこからどのようにして時の概念を生み出したのか。その後しばらくは正確さとの戦いであったこと。そして次に小型化としての腕時計の時代。デジタルの時代へと。正確さは究極にまで進化し、一般人には不要なレベルにまで達するも...続きを読む
  • 時計の科学 人と時間の5000年の歴史
    1日は24時間で、1時間は60分で、1分は60秒。ずーーーっと当たり前
    のこととして疑問を持たずに生きて来た。でも、最初に時間という
    概念を思いついた人がいるんだよね。改めて考えると凄いわ。

    太陽の動きによって、木や岩の影の長さや方向が変わるのを見て、
    時間の存在に気がついたのだそうだ。そ...続きを読む
  • 時計の科学 人と時間の5000年の歴史
    時計の技術的な進歩が社会を変えていく様が面白かったです。時計の構造の説明がいちいち細かくそれはそれで面白いのですが、技術革新により異業種からの参入があったり、質の担保への要請からの規格化や監査があったり、技術を独占しようとするも代替技術が現れて廃れたり、行きすぎた質の追及が市場で受けなかったり、ビジ...続きを読む
  • 時計の科学 人と時間の5000年の歴史
    古代の時計から始まり、機械式時計、クオーツ時計、原子時計、光格子とけいまで、様々な時計の開発の歴史が書いてある本。
    いろいろな時計職人の逸話なども入っているのがおもしろい。

    ブルーバックスなので、科学的・工学的なアプローチが深く、そのあたりを知りたいひと向け。

    うるう秒の現在の国際間での討議状況...続きを読む
  • 時計の科学 人と時間の5000年の歴史
    日時計から機械式時計、クォーツ、光格子時計まで。時計の歴史は科学の歩みそのものですね。

    ミニ四駆でお馴染みのボールベアリングってクロノメーター開発時に導入されたものだったんですね。
  • 時計の科学 人と時間の5000年の歴史
    献本でいただいた 生きていくうえで誰もが関わることを避けられない時間 それを正確に計測し、自分の手で掴もうとした人間の軌跡が詰まった一冊 後半部分はかなり専門的な内容であったが、全体的に興味を引く内容となっており面白かった 個人的に第一章の古代の話が好き(レビュー遅くなってすみませんでした)
  • 時計の科学 人と時間の5000年の歴史
    「時間」の存在に気づいた約5000年前から、
    人と時計の悠久の歴史が始まる。
    日時計・水時計・砂時計・火時計・・・そして機械式時計へ。
    「神」のものであった「時間」は「人」のもとへ。
    それは、生活・宗教・政治のために。
    金属加工・合成の技術の向上・・・振り子やゼンマイの発明、
    大量生産。
    更には、電...続きを読む
  • 時計の科学 人と時間の5000年の歴史
    内容は興味深い。
    時間の発見から、時計の進歩、原子時計が出来るに至って、時間だけでなくいろんな概念が変わらざるを得ない。
    自然の「時間」との誤差が大きな問題になっていることとか面白いんだ。

    だが、肝心の技術面のところが、図も説明も素人には全く判りづらくって、寧ろキーワード拾ってネットで調べる方が判...続きを読む
  • 時計の科学 人と時間の5000年の歴史
    機械式時計に興味を持ち、読んでみた。人間と時間との関わり・自然を利用した日時計の時代から、最新の原子時計まで、時間・時計と人類の歩みを順に追って行けるような感じ。

    第1章 時間の発見
    第2章 機械式時計の発明
    第3章 腕時計の誕生
    第4章 電子技術で誕生したクオーツ、デジタル時計
    第5章 超高精度...続きを読む