所功のレビュー一覧

  • 元号 年号から読み解く日本史

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    文字通り元号について書いた本。

    元号が日本史において大きな役割を担っていたことを知ることができた。

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    2020年01月09日
  • 皇位継承 増補改訂版

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    来春予定されている皇位継承。その歴史を振り返るのに最適な一冊。以下押さえておきたいポイントをメモ。
    光格天皇から今上陛下,そして皇太子殿下まで,実に七代続けて親子相続なの,初代神武帝以降が12代続いたの(つまり伝説)以外にない稀なこと。
    (光格→仁孝→孝明→明治→大正→昭和→今上→皇太子)
    光格天皇から大正天皇まですべて皇后(正室)でなく側室の子。
    昭和天皇からは三代続けて皇后の実子。大正天皇は病弱のため側室はもたず。
    明治以降,天皇は養子をとれない(皇室典範)が,昭和天皇の女官制度改革により,側室は廃止された。国民感情を考慮すれば側室制度復活はほぼ不可能。
    病弱だった大正天皇のお后選びでは身

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    2018年06月27日
  • 皇位継承のあり方 “女性・母系天皇”は可能か

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    連綿と続いてきた皇位継承の基本は、直系男子を基本とするが、天皇の多妻を認め、皇族を確保してきたことが重要。昭和天皇が一夫多妻を拒否された現在は、皇室典範で否定されている養子と女性天皇を認めるべきとの主張。女性宮家の容認も主張。
    筆者は皇統維持を重視する一方、皇族にも厳しい意見を向ける。皇位の継承は一般的な権利でも義務でも無く、まさに皇室固有の特別な地位・役割を引き継ぐことに他ならない。天職だとする。また女性天皇否認論などを表した三笠宮寛仁親王にも厳しい批判を示す。
    皇室を愛するまじめな学者さんというイメージで好感。

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    2011年10月29日
  • 元号 年号から読み解く日本史

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    この本は元号の歴史を知るのにオススメの本です。
    古代、中世、近世、現代と時代を区切って元号にまつわる話をまとめています。
    元号を通して皇室の長い歴史を垣間見ることができました。

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    2019年04月14日
  • 元号 年号から読み解く日本史

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    年号、天皇等の研究の第一人者・京都産業大学名誉教授の所 功氏、元号決定のメカニズムをわかりやすく解説している貴重な一冊。

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    2018年05月11日
  • 元号 年号から読み解く日本史

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    ネタバレ

    <目次>
    はじめに  元号(年号)とは何か
    第1章   漢字文化圏の暦と年号
    第2章   律令国家の成立と年号
    第3章   平安朝史の展開と年号
    第4章   中世に揺れ動いた年号
    第5章   近世にも生き続けた年号
    第6章   近代に確立した「一世一元」
    第7章   戦後史上の「元号問題」
    第8章   「平成」の改元と次の年号
    あとがき  国際社会の紀年法

    <内容>
    来年4月、現天皇が退位する。それに備えて、年号(元号)の歴史的知識をまとめたもの。基本点はきちんと書かれているので、日本の年号についてよくわかる。巻末の元号資料も充実!

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    2018年04月13日
  • 皇位継承のあり方 “女性・母系天皇”は可能か

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    概ね 著者の意見には賛成。側室復活とか難しいだろうし(てか 側室はどんな人でも良くないでしょう…で、高貴な方を探してきてあてがうとか、そ、そんなわけ?)、女性天皇もありだけど、今のままではずっ〜と女性になりそうだし、子育てと仕事の両立が半端ないくらい大変そうだし…。
    ご本人達のお考えはどうなんでしょうね…

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    2012年04月20日
  • 皇位継承のあり方 “女性・母系天皇”は可能か

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     皇室典範改正問題について論じる書。結論としては、男系男子継承を優先しつつ、女性宮家を創設し、女性天皇・女系継承の道も開くべきというもの。この結論は、私の意見とほぼ同じであり、至当なものであると思う。
     皇位継承をめぐる歴史的な背景の記述が厚く、皇室典範改正問題を考える上で示唆に富む。特に、宇多天皇即位をめぐる事情や、『大宝令』・『養老令』に「女帝」という語が明記されていたことなどは興味深かった。
     ただ、既出の論文を集めたという本書の性格上、内容に重複があったり、各章の関連性がわかりにくいという点と悠仁親王誕生を反映していない点が悔やまれる。

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    2009年11月30日