佐渡川準のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
まずは合掌、佐渡川先生の冥福を心よりお祈り申し上げる
喪失感が大いに強い
私は、『ハンザスカイ』で佐渡川先生の、良い意味で熱苦しい作品に参ってしまった口なので、ファン暦は他の方より浅いが、それでも、この『あまねあたためる』が道半ばで終わってしまったのか、と思うと喉が詰まる
主人公・あまねや、周囲の人間は個性が光るにしろ、ファンタジー色の強い異能も持ってなくて、血生臭い重い過去も背負ってない、極端な話、その辺にいる『普通』の人間。けど、そんな彼女らが送る学園生活や日常風景はリアルで、面白おかしく、読んでいる側を自然に笑顔にしてくれた。私自身、この作品で笑い転げて、陰気を吹っ飛ばして貰った一人だ
-
Posted by ブクログ
私が前作の、全力空手漫画『ハンザスカイ』から、佐渡川先生のファンになった身だから、余計に、そう感じるのかも知れないんだが・・・・・・先生、こんな日常コメディもフルパワーで描けたんですね
ジャンルが違いすぎるので、どちらが好き、とかは決められないが、こんな眩しくて溌剌としまくった可愛い女の子が主役となると、こちらに挙手したくなるかなぁ
ほとんどの話が日常感が満載なので、逆に「ありえねー」ファンタジー色が全開の第10話の『たもつあたためる』はつい、声を出して笑ってしまった
線の太さをかなり変えているからか、この鬼はインパクトが、かぁなりある
先生が描いているのか、アシスタントさんが任されたのか、そ -
Posted by ブクログ
佐渡川準先生の初連載作であるギャグ漫画。
そしてこの後の作品を読んでから、あらためて読み返すと”基礎がしっかりしているマンガ家はどんなものを描かせても上手い”ということを改めて認識させられる初連載作。
まずこの「無敵看板娘」という作品のどこが優れているのか、特徴的なのかというのは”全17巻のギャグ漫画において主要キャラは10人””きちんと起承転結がある”という二点。
17巻続いたギャグ漫画において10人は少ないです。
しかもそのひとりは犬(実際は9人と1匹)です。
どうしてもギャグ漫画はマンネリ回避で新キャラを投入していきがちなのですが、この「無敵看板娘」は”どのキャラクターを組み合わせて