柴田一成のレビュー一覧

  • 太陽の脅威と人類の未来

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    漫然と思っていた太陽の影響をわかりやすく説明してくれた良書。太陽の表面から磁場が飛び出した場所が黒点で、その周りに猛スピードで飛び出すプラズマ(プロミネンス)が太陽風になる。そんな太陽の影響が地球温暖化の一因をなしているのではないかと。だが、今はその黒点が非常に少ないらしい。つまり寒冷化の兆しが見えてくる。地球は近い将来、大変なことになる。
    だが、本来は太陽の影響のさらなる研究が必要なのだが、世論は有力国の石油依存度を下げたいという経済の観点から、政治的影響で二酸化炭素を最大の犯人と断定。しかし、声をあげようとしても忖度が働いてしまう。つまり、基礎研究から予算を減らされてしまい、国は軍事的有効

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    2024年09月06日
  • 太陽の脅威と人類の未来

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    毎日見る太陽。しかし、この太陽について一体どれほどのことを知っているのだろうか。
    太陽は、暖かい光を地上に届け、すべての生物のエネルギーの源である母なる星。
    ところが、X線望遠鏡でみる太陽の姿は、激烈な光と熱の共演がその表面で繰り広げられている。そのスケールは大変なもの。表面で起こっている爆発1つの大きさは最大のもので、地球の直径の10倍以上。水素爆弾10万個から1億個のエネルギー。あちこちで起こっている爆発は、光と熱を放つだけでなく、莫大な量の放射線粒子を噴き出している。何がどうなればこれほどの激しい活動が可能になるか。それは、この本を読むとよく理解できる。

    太陽は質量比で約73.8%が水

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    2024年09月04日
  • 太陽 大異変

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    スーパーフレア説を唱えた著者による一冊。

    現時点ではあくまで仮説だが、最先端の天文学者だけあって、説得力があった。

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    2016年12月04日
  • 太陽 大異変

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    太陽面での爆発、フレアにより発生した大量のプラズマが地球に到達し、大停電が発生。1989年に実際にカナダで発生した事件。これの千倍を超えるスーパーフレアが千年に一度発生する可能性がある。電脳社会でスーパーフレアが発生した場合、壊滅的な被害が予想される。冒頭の警句から始まり、フレアやジェット噴流など恒星を中心に宇宙で発生する現象の最先端の解釈をわかりやすく説明。漢字の「日」の真ん中の棒は黒点で、古代中国では黒点をカラスと捉え、日本では太陽に住む「八咫烏」になったなど余談も充実。

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    2013年08月22日
  • 太陽 大異変

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    スーパーフレアが地上にもたらす被害をつかみにして,太陽研究を概観する。著者は京大で太陽の研究をしてるそう。ちょっと反骨なとこがあるのか,CO2温暖化説に懐疑的なとこや,学術誌の方針に批判的なところも見える。
    しかし,スーパーフレアこわー。強度によっては昼間飛んでる飛行機の乗客に急性放射線障害が起きることも。昼側の人工衛星は使用不能,ISSの飛行士は…。夜側でも高緯度地方を中心に電力網が深刻なダメージを受ける可能性が高い。
    こりゃ,太陽を禁止しなきゃいかんね

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    2013年08月12日
  • スクールカースト復讐デイズ 正夢の転校生

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    ネタバレ

    中学生の颯太は、夢で見たことが翌日現実となって起こるという不思議な現象に悩まされています。ある日、咲良が転校生としてやってきます。初日からぶっきらぼうな態度だったことから、いじめの対象になってしまいます。そんな咲良を颯太はほっとくことはできず、夢で予見していることから、いじめを阻止しようと奔走します。
    しかし、助けたことから、今度は颯太にまでいじめのターゲットに。
    夢の正体や咲良の目的が明らかになった時、切なく悲しい物語が待っています。


    青春物語ではあるものの、半分以上をいじめの描写が描かれているので、終始胸糞悪い気持ちになりましたし、酷い行為に怒りを感じました。ちょっとでも他と違うだけで

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    2021年02月09日