武貞秀士のレビュー一覧

  • なぜ韓国外交は日本に敗れたのか 激変する東アジアの国家勢力図

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    ■朝鮮半島情勢の5つの特徴
    ①自尊心,自負心が民族のアイデンティティであることを,日本人は念頭に置く必要がある。
    ②勧告を軍事統一するというシナリオに自信を深めつつある。しかし,それを認めることは韓国の自負心が許さない。
    ③朝鮮半島統一のシナリオの中核にあるのが核兵器。北朝鮮の次の政策は,米朝不可侵協定の締結,米朝国交樹立,そして在韓米軍撤退の推進と,南北間の対話推進ということ。
    ④中国経済の減速により主導権が中国の手に残るか,中国にアメリカがどう対応するのか注目しなければならない。
    ⑤新しい中韓関係の展開により米韓関係が波乱含みとなってきた。
    ■朝鮮半島では南北のみによる通常兵器による戦争勃

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    2016年05月27日
  • 東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割

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    ネタバレ

    シーパワーについてはマハンの本を一冊読んだが、地政学に関する本はマッキンダーも含め読んだことがなかったので購入。
    加えて「東アジア」というのが、近代史や経済といった点で今後本で読もうと思っていて分野だったので個人的にはちょうど良い本でした。

    東アジアとりわけ、著者の専門である朝鮮半島や中国、ロシアとの関係性はなかなかちゃんとテレビで伝わっていない話もあり興味深かったです。
    特に「加害者と被害者の関係が1000年たっても変わらない」の話にはハッとさせられました。韓国社会の歪みや政治家の発言意図を非常に考えさせられる内容でした。

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    2015年05月22日
  • 東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割

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    地政学の観点から東アジアの現況を分析。「シーパワー」、「ランドパワー」、そして新たなイスラムの3極構造がよく理解できる。日本の役割への筆者の想いには共感すべきものがある。

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    2015年02月01日
  • 東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割

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    タイトルの煽りはともかく、東アジアの現状と今後の展望を地政学を用いて解説…はしてるんだが、ランドパワーとシーパワーに二項対立では無く、第三勢力を出してきたモノの掘り下げが甘い(そりゃ新書だからページ数には限界はあるにせよ)出すならきちんとまとめてくれと。そして、北朝鮮に甘い。拉致被害者の再調査をすると発表した時点では多少期待したが、締切をどんどん先延ばしして回答する気が無いし、そもそも北朝鮮の核開発とミサイル開発・配備は国連安保理決議違反なのにそこが一切考慮されていないので、片手落ちどころか、ほぼ両手落ち。もう少し信用できる著者だと思ったのだがなあ…

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    2018年10月14日
  • 東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割

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    東アジアのを地政学の観点から洞察。
    シーパワーとしての日本の立場が感じられた。『地理的条件をみれば、一国の政治政策が垣間見れる』(意訳)とは、ナポレオンのお言葉。確かに隣国との関係がその国の外交戦略になるよね、納得。

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    2018年07月30日
  • 東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割

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    新聞を賑わす各国の政治的背景を、シーパワーとランドパワー、つまり海と陸を切り口に分類し、整理した本。ランドパワーが何となく悪の枢軸に感じてしまう位、ロシアや中国、韓国といった悪役が揃っている。何故、これらの国を悪役に感じるか。民主化されているか否かという点、日本と価値観の異なる歴史認識で批判を繰り返す点、そもそも、人権という概念があってないような点、からだろう。自由と繁栄の弧、とはよく言ったものだ。だからと言って、悪を成敗できるというものでもない。これらの国の違いは、戦略やイデオロギーの違いであって、まさに、新たな自由主義における国家規模の利権争いだからだ。

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    2015年12月26日
  • 金正恩の北朝鮮 独裁の深層

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    北朝鮮はしたたかですね。
    意外にも南北朝鮮が統一する日が近いかもしれない、そんなことを感じた一冊でした。

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    2014年03月18日