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韓国、中国の執拗な日本外し、北朝鮮とロシアの接近、東南アジア諸国と中国の衝突――なぜ東アジアは混乱しているのか。地政学的観点から各国の外交戦略を分析し、その思惑を見抜く。日本が果たすべき役割も探る。
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Posted by ブクログ
地政学の観点から東アジアの現況を分析。「シーパワー」、「ランドパワー」、そして新たなイスラムの3極構造がよく理解できる。日本の役割への筆者の想いには共感すべきものがある。
タイトルの煽りはともかく、東アジアの現状と今後の展望を地政学を用いて解説…はしてるんだが、ランドパワーとシーパワーに二項対立では無く、第三勢力を出してきたモノの掘り下げが甘い(そりゃ新書だからページ数には限界はあるにせよ)出すならきちんとまとめてくれと。そして、北朝鮮に甘い。拉致被害者の再調査をする...続きを読むと発表した時点では多少期待したが、締切をどんどん先延ばしして回答する気が無いし、そもそも北朝鮮の核開発とミサイル開発・配備は国連安保理決議違反なのにそこが一切考慮されていないので、片手落ちどころか、ほぼ両手落ち。もう少し信用できる著者だと思ったのだがなあ…
東アジアのを地政学の観点から洞察。 シーパワーとしての日本の立場が感じられた。『地理的条件をみれば、一国の政治政策が垣間見れる』(意訳)とは、ナポレオンのお言葉。確かに隣国との関係がその国の外交戦略になるよね、納得。
新聞を賑わす各国の政治的背景を、シーパワーとランドパワー、つまり海と陸を切り口に分類し、整理した本。ランドパワーが何となく悪の枢軸に感じてしまう位、ロシアや中国、韓国といった悪役が揃っている。何故、これらの国を悪役に感じるか。民主化されているか否かという点、日本と価値観の異なる歴史認識で批判を繰り返...続きを読むす点、そもそも、人権という概念があってないような点、からだろう。自由と繁栄の弧、とはよく言ったものだ。だからと言って、悪を成敗できるというものでもない。これらの国の違いは、戦略やイデオロギーの違いであって、まさに、新たな自由主義における国家規模の利権争いだからだ。
シーパワーについてはマハンの本を一冊読んだが、地政学に関する本はマッキンダーも含め読んだことがなかったので購入。 加えて「東アジア」というのが、近代史や経済といった点で今後本で読もうと思っていて分野だったので個人的にはちょうど良い本でした。 東アジアとりわけ、著者の専門である朝鮮半島や中国、ロシア...続きを読むとの関係性はなかなかちゃんとテレビで伝わっていない話もあり興味深かったです。 特に「加害者と被害者の関係が1000年たっても変わらない」の話にはハッとさせられました。韓国社会の歪みや政治家の発言意図を非常に考えさせられる内容でした。
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東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割
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